「帰去来の井戸」



緒言
 2006年11月発行の「オール讀物」に掲載された作品。瀬戸内を舞台としたミステリアスな作品です。

ISBN C-CODE
出版社 文藝春秋 価格 \920
ページ数 16/514ページ 発行年月 2006年11月


「扉守」
主要人物
由布,七重
ストーリィ(略)
 よその土地に行く前に飲めば必ず戻ってくることができる、そんな不思議な井戸。由布の伯母・七重が経営する小さな飲み屋の常連客は引っ越す前、その水を飲んでいった。
感想
 不思議な井戸の水、そこからある程度のストーリィは予測することが出来ますが、何とも可愛い結末でした。可愛いと云う表現が適切かどうかは定かでありませんが、七重伯母の目論みは、やっぱり可愛いでしょ! 飲み屋の名前は「雁木亭」。この普段はあまり見慣れない名詞が、本作の舞台を表現するのに大きく役立っていますね。


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