オペラ座の怪人 (2006/5/20)
演目
オペラ座の怪人 (1回目)
劇団・劇場
劇団四季 , 電通四季劇場[海] 2階4列7番
同行者
高坂千春さん , むつぞーさん , みーしゃさん
キャスト
キャッチコピー
劇団四季のオペラ座の怪人は凄いらしい
グッズ等
後日CDを購入しました。CDのキャストは以下の通りです。
感想など
最も有名な演目の一つである本作、遂にここまでたどり着いてしまいました。しかも、遂に遂に、東京遠征です。しかも一泊! ここまではやるまいと思っていたのですが…。
「オペラ座の怪人」が映画館で上映されていたのは一年ほど前。行くチャンスもあったのですが、「最初は舞台で観るんだ!」の決意が私を動かさずにいたのです。だからストーリィも全く知らない、スポンジ状態です。 今回は初の2階席から高みの見物。うん、全体は観やすいですね。でも、遠いな(淋) 舞台下のオケが観やすいのはちょっと得した気分ですけど。 先ずは静かな立ち上がり。オークションのシーンです。何だろう? ドキドキ。ミュージカルって最初のシーンがとても重要ですよね! この作品はどんな作品なのか、全ての道標がそこには必ず表現されています。 ん、控えめに響くオルゴールの音色が…それを聞きつけた心がざわめきます。軽い感動が身体を駆け抜けた後、誰でも一度は聴いたことがあるあの曲と共に浮上するシャンデリア! ををっ、あがるんだ! しかもかなり重たそう(^^; え? あの…客席の真上に上がるんですか?! あ、あぶないなぁ。冷静な思考と共に、なるほどなるほど、この演目は客席(観客)まで作品の一部として取り込んでしまうのね! そう気付けば、指揮者も頭が見えていることにもしっかりと意味が。客席側から観ていたシーンが舞台裏から観たシーンに切り替わる瞬間も指揮者の顔がしっかり表現されています。ふむふむ〜、すごい演出が沢山で繊細で豪快です! 怪人も、あの印象的な仮面を付け、劇場を処狭しとあちこちに登場します。 ストーリィの完成度が極めて高く、それを活かした演出、タイミング、場所などなど、どれをとっても素晴らしいの一言。最初から最後まで、歌いっぱなし、躍りっぱなしの"これぞミュージカル"でした。 ただ、ここで初めて気付いたことが一つ。どうやら私は、音楽に乗らない単独の台詞も結構大切に感じているらしい、ということ。オペラ座の怪人では、そういうシーンが非常に少ないのです。従って、何かぽっかり心に隙間が空いた様な…その隙間以外は満足で満たされているのですけれど(^^; (2006/11/15記) |