マンマ・ミーア! (2006/12/29)
演目
マンマ・ミーア! (4回目)
劇団・劇場
劇団四季 , 大阪四季劇場 1階G列31番
同行者
高坂千春さん
キャスト
キャッチコピー
この幸せは、人生に刻まれる。
グッズ等
特になし
感想など
美波里さんに会いたくて、会いたくて、会いたくて。願いを胸に秘め、ダメならダメでも構わない、大好きな作品なんだもの。そうしてたどり着いた4度目のマンマ・ミーア!。 祈りは遂に叶えられ、やってきました美波里ターニャ。
前回の美波里ターニャと同じく、ドナは久野さん。美波里さんの華々しさ故、印象がとっても希薄だったのですが、今回はロージーに青山さんがいます。3人のバランスをうまくとってくれないかしら…と期待を胸に舞台は幕を開けました。。 ソフィを演ずるのは宮崎さん。2度目の観劇で抱いた良い印象を遙かに上回る熱演でした! 宮崎さんは非常に丁寧に役をこなしていて、ソフィの役自体にもすごく慣れてきている感じ。しかも今回は(特に後半が始まってから)素晴らしい感情表現でした。細かな表情や雰囲気の作り方が抜群で、台詞のない様なシーンでもしっかり役に入っていて、大満足です。 そして問題のドナ。久野さんもまた、非常に調子が良かったんです! ターニャが出てくると押されるんじゃないか、という不安がありましたが、今回は大丈夫! ソフィと同じく、後半になるほど気合いも十二分で、本当に最高でした。ソフィにかける言葉も愛情に満ちていましたし、癇癪のおこし具合も良かったです。 ロージーを演ずる青山さん。この方、とても小さな身体なのですが、声量もあり、表現力も高いのです。ターニャとセットで出てくるシーンが多いので、或る意味、最も美波里さんの被害(?)を受ける位置にいるのですが、霞んでなんていません。 だから、そう、今回は美波里さんが浮いてしまうこともありませんでした! 久野さんも青山さんも調子よかったですし、だから美波里さんもバランスをとりやすかったと思います。一体感溢れるマンマ・ミーア!ですよ! ターニャ最大の見せ場はペッパーと絡むDoes Your Mother Knowです。心おきなく美波里さんが、本領を発揮できるシーンです。森ターニャも決して悪くはありませんでした。が、このシーンだけは、このシーンだけは絶対に美波里さんで観たかったのです。やはり素晴らしかった。あの美しく響くお声にうっとり。背中? 脚? 当然ですよ(^^) 劇場全体を支配する美波里さん。年末だったせいか観客のリピータ率も低かった様な気がしますが、この時ばかりは最高のタイミングで素晴らしい拍手に包まれました(^^) さいこ〜♪ 美波里さんはやっぱり素晴らしかったのですが、今回は出演者の皆さんみんなが本当に気合い入っていて、一体感に溢れてました。これまでの観劇でも指折りの出来映えです。 味方ハリーは初めて観ましたが、明戸さんで染みついたハリーのイメージとは全く違う印象。味方さん、ひょろっとしていて手足が長くて、優しい雰囲気に包まれているんですよね。明戸さんの演じたハリーは最初、嫌らしい中年オヤジだ…と思ったのが、徐々にその格好良さを表現してくれたのです。く違うキャラクタになってしまい残念だなぁ…と思ったのですが、ドナとデュエットになるOur last summerでは、とても心にしみる歌声を与えてくれました。明戸ハリーとは違う味方ハリー。うん、これはこれで良いじゃないですか(^^) 岡田スカイはもう少しオーラが出ると良いですね。涼太スカイや玉城スカイで感じた様な気障ったらしさが、この役には必要だと思います。そうすると、3人の父親とドナ・ソフィの絡みが、より面白くなりますから。 決定的に私を観劇に引きずり込んでしまった作品マンマ・ミーア!、そして美波里さん、本当にありがとう。マンマ・ミーア!は九州へ行ってしまうけれど、そこでも皆さんを幸せにしてくれることでしょう。美波里さんもご自身の公演で頑張って下さい! 私も、いつかきっと観に行く気がしてなりません。そんな想いを心に抱きつつ、私のマンマ・ミーア!大阪は幕を閉じました。 さて、今回の発見。ドナが最初に歌うMoney Money Moneyの最中にスカイが飲み物を渡すのですね。で、その時、受け取ったドナがウィンクをする。をを、気付かなかったわ(^^; さらにその後、ロージーやターニャにもウィンクをする。ほほぅ。 父親候補の3人が現れたとドナがロージー&ターニャに話した時、二人は隠れて3人を見ようとする。その時、ターニャがバストを持ち上げませんでした。あれれ〜? あれをやるのって森ターニャだけだったのかな? 前回、美波里ターニャがどうしていたか、記憶にありません。 後半が始まり、Under attackの途中で、父親候補の二人が舞台の奥にある幕を上げていたのですね。この時、味方さんの衣装が「夢から醒めた夢」に出てくる夢の配達人の様で、「ををっ、やっていることもぴったりだわ!」と思いました(笑) この演目は(基本的に)同じ曲が一切流れずに最後まで突っ走ります。一覧にしておきますね。(見たくない方はご注意を)
ABBAのCDをこの順番で聴いてみるのも一興では? 楽しかったシーンが目に浮かんできますよ。 (2007/1/2記) |