エビータ (2007/1/13)
演目
EVITA (1回目)
劇団・劇場
劇団四季 , 新名古屋ミュージカル劇場 1階J列34番
同行者
Kさん , hayaさん
キャスト
キャッチコピー
野心と情熱、そして愛。彼女は嵐のように生きた。
グッズ等
1回目の観劇なのでしっかりと、プログラム&CDを購入です。…定番になってきた気が(^^; CDのキャストは以下の通り。
野村さんの第一声を聴いた瞬間に震えが…。 感想など
粛々と進む葬儀のシーン。ん? 何だか存在感のある人が…あ〜、この方が芝さんですね。そして第一声。何じゃこりゃ〜?!(名古屋弁) 全身を走り抜ける衝撃、何て素晴らしい声なんでしょう! 声量もさることながら、味わい深い身体に染み入る声です。存在感も高く、オーラもあり、一発で惚れました(^^)
そして遂に登場、エビータ! 場内響く歌声。…多分、登場してるんだよな(推測) と云うのも、物の見事に他の登場人物の陰になっていて、見えなかったんです(^^;;; スポットが当たっている箇所があるので、多分あそこにいるんだろうなぁ。仕方ないからココは声をじっくり聴くことに。少し声が固いかな? 最初の登場シーンなのでもう少し、もう少し柔らかくて強い方が…と思いましたが、声質は結構好きです。インパクトが足らない、と感じたのは見えなかったせいもあるでしょうか。 こんな感じで始まったミュージカル・EVITA。前半は少々むつかしい作品だという印象を受けましたが、中盤から後半にかけどんどん作品に入っていくことができました。 印象に残ったのはやはり芝さん。チェが本を読んで聴かせてくれているような、子どもの頃に親が絵本を読んでくれた様な、そんな流れに身を任せてエビータの人生を追いかけることができました。だからチェにばかり目が行くこともなかったし、全体を楽しむことができたのが良いところ。 そして涙なしには語れないこの作品でもあります。まず早々に芝さんの第一声で目に涙が浮かび、でもここはぐっとこらえました! 次にエビータがファーストレディとなり国民の前に出てきて話を始めた時。少し涙が頬を伝わりましたが、その後のシーンで涙があっさりとまりました(笑) そしてエビータ最後の放送。エビータのことは特に好きになれない人物なのに、やっぱり感情移入してしまうんですね。我慢してたのに、周囲で鼻をすする音がしている中、頑張っていたのに、「泣かないで、アルゼンチーナ」の歌声で、だーーー(涙) もう無理です。驚いたことに、涙を誘うのは「泣いて!」と訴える時ではなく、逆に「泣かないで」と云われる時なのですね。やさしく云われると、もう我慢ができません。 さて、気を取り直して、井上さんはエビータそのものって気がしました。良い意味で、なりきっている感じです。佐野さんもお上手ですね。もう少し大きいと良いんですけど、エビータが病に冒されたシーンなどでは非常に良い味が出ています。苫田さんは「夢から醒めた夢」のマコ役で観たばかりですが、うわ〜、これは良いですよ! 役がスゴイ似合ってましたし、歌声も素敵でした。 カーテンコールも、観ている者を最後は幸せな気持ちにさせてくれて良かったですね。最後に残った芝さんがはじけてくれて、サイコ〜! 格好良すぎますって(きゃ〜) 冷静に思い返してみれば、感想は一言で集約できます。これまで観た作品の中で、最も綺麗な作品でした。 (2007/1/14記) |