クレイジー・フォー・ユー (2007/2/18)



演目
クレイジー・フォー・ユー (3回目)
劇団・劇場
劇団四季 , 京都劇場 1階G列27番
同行者
hayaさん
キャスト
ボビー・チャイルド 田邊 真也
ポリー・ベーカー 木村 花代
ランク・ホーキンス 牧野 公昭
アイリーン・ロス 増本 藍
ベラ・ザングラー 吉谷 昭雄
エベレット・ベーカー 松下 武史
ボビーの母 斉藤 昭子
テス 有永 美奈子
ユージーン・フォーダー 武見 龍麿
パトリシア・フォーダー 西内 いず美
ムース 石 路
サム 道口 端之
ミンゴ 畠山 典之
ビリー 関 与志雄
パーキンス/カスタス 熊谷 崇
ジュニア 川東 優希
ピート 中山 大豪
ジミー 滝沢 行則
ワイアット 武藤 寛
ハリー 村中 弘和
パッツィー 池末 絵己子
シーラ 村上 智
ミッツィー 柴田 桃子
スージー 伊東 恵
ルイーズ 恒川 愛
ベッツィー 市川 友貴
マギー 小川 飛鳥
ベラ 中嶋 美音
エレイン 須田 綾乃
キャッチコピー
帰りはきっと口ずさむ、幸せのメロディ
グッズ等
今回は特にありません。
感想など
 あまりの面白さに圧倒された第1回、落ち着いて楽しめた2回目。さて3回目は…もう一回延長公演が決定したら行こうかな、などと思っていたら千秋楽が決定。何てこった! あ〜、う〜、どうしよう、行きたい、観たい。1月に1回は観劇しないと中毒症状にのたうち回るようになってしまったこの身体、嗚呼、どうしたら良いのでしょう。うだうだ。
 そんなある日のこと、習慣となっているキャストチェックをしていたKUMAは、月曜日には発表されていなかった名前を発見します。主役の二人がダブルキャストになっていたのです! ボビーは若手有力男優の田邊真也さん。ほぉほぉ。ポリーは以前からずっと観たかった木村花代さん。ほぉほぉ(^^) うずうず→うりゃ〜!(笑) ってことで、観たい行きたい観たい行きたい観たい…とぅるるる(TEL) 「あ、もしもし〜?」とhayaさんに京都遠征を打診。「行きます!」と花代さんファンのhayaさん。行く? 行く? 行っちゃうよ〜! むふっ。
 ってなわけで、中毒症状に堪えてきたKUMAはキャスト変更の前にあっさりと屈服したのです

 で、着きました京都、着きました劇場、着きましたデッドロック! ま、色々ありまして、ついていたのは私ではなくhayaさん。見事記念品を貰っていました(指くわえ) 私はといえば…またしてもスタンプカードを持って行き忘れ、ひぃ〜(^^;

 さてさて、それじゃ席に座りましょうか。…右の端で角度はありますが、まぁ舞台も近いし、良か良か〜。急遽チケットを取ったわけだし、取れたわけだし、贅沢は言いませんって。流れる音楽(ぉ?)、暗くなっていく劇場(ぉぉ!) わ〜い、この音楽! この雰囲気! やってきたんだクレイジー・フォー・ユー!! わくわく(^^)わくわく(^^)

 どんなボビーが出てくるのかなぁ、と思ったら、田邊ボビーは若い!(笑) 始まるダンス! …ってあれ?(^^; 何か違う。大きく違う。何故?! 台詞も…あれれ〜、何かビミョーに違いませんっけ? 演じる人が違うせい?
 実は今回、細かいところで前回・前前回と違う箇所が幾つもあったんです。演出に手が加わったのだと思います。新キャスト以外でも沢山あったので。そんな訳で、新鮮な気持ちで、大袈裟に云うと別の作品を見ているような錯覚すら覚えつつ、ストーリィはいざ、デッドロックへ!

 座席の位置が全然違うため、前回は見えなかった箇所も見えてきます。3度目の余裕って云うのも…いや、余裕は全然ないですが、先を予測できる心の準備が、舞台全体をチェックする落ち着きを与えてくれます。うう、楽しい(感涙) と、ここで木村ポリーが登場。あ、このしゃべり方、うんうん、木村さんだ(^^) 木村さんって早口の台詞が苦手なのでしょうか? 結構おっとり系のポリーが出来上がっていました。啖呵を切っているのに、どこか可愛いし(笑) 逆に言うと、木村さんって器用ですね。上手く自分の役にしている気がしました。

 さて、田邊ボビー、慣れてきました(観るのが) ダンスも最初より軽くなった様に感じます。冷静になるにつれ漸く分かってきました。荒川ボビーは膝が凄く柔らかかったんですよ。それに惚れたんですけど、田邊ボビーは柔らかくないんです。ところが、作品の後半で帽子を被ってキリッ、キリッと踊るシーンでは、シャープな感じが凄く出ていて良かったです。なるほどなるほど〜。

 田邊さんも木村さんも、ちょっと固かったように感じたのは私の気のせいでしょうか。田邊さんは破ってはいけない紙を破ってしまいましたし(笑) ま、それはよくある何でもないアクシデントですが、二人とも、もっともっとこの役に馴染んでくるとどんどん良くなっていく気がしました。つまり、また観たいってことですよ!(^^) 

 木村ポリーを観て、樋口ポリーのすごさを再認識しましたが、今回の観劇の最後で観た木村ポリーの笑顔は、本当に素晴らしい物でした。表現も大きくなりましたし。千秋楽の頃になったら二人の息もぴったりになって、さらに心躍る舞台となることでしょう。中盤まで少し気になる部分もあったため、逆に感動がこみ上げて私の目には涙が…(すぐにカーテンコールだったから助かりました(^^;)

 心残りは…木村さんの口です。ポリーが口をあんぐりあけて驚くシーンがあるのですが、左側の座席からかなりの笑いが起きていました。私の座っていた角度からはよく分かりません(涙) ただ横顔から判断しても相当大きな口の開き方でした。拳は軽く入りそうです(誇張ではなく) あれは是非正面で観たかったです(残念)

 他のキャストでは、ベラ・ザングラー。実は3回とも違うザングラーだったのですが、見ている限り同じザングラーなんですよ!(台詞は微妙に変わっていましたが) これって凄いことですよね。昨日客席に座って観ている人と、今日客席に座って観ているいる人は違うのです(同じ人もいるかもしれませんが) たとえキャストが変わろうとも、昨日観た人にも、今日観た人にも同じクレイジー・フォー・ユー(京都)を与え続ける四季の姿が私は好きです。
 ユージーンの武見さんは今回初めて拝見しましたが、ちょっと心惹かれました。別の作品・別の役でも観てみたいです。

 アンサンブルは今回も本当に素晴らしく、私はこういうの大好きです。あぁ、もうメロメロなのよ(^^; 揃ったダンス、揃った歌声、楽しい! も、サイコーだよね〜(^^) 子供が多かったせいか、ずいぶんと素の笑い声が多く、カーテンコールでは皆さんシュタッと立ち上がり、スタンディングオベーション! 私? もちろん(^^; 観る人も一緒になって楽しむことで、より素敵な舞台になりますね。最後まで大きな拍手が劇場全体に響き渡り、一体感のある舞台&客席でした。あぁ、また行きたいなぁ(ぼそっ) (2007/2/18記)

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