アイーダ (2007/7/15)



演目
アイーダ (2回目)
劇団・劇場
劇団四季 , 新名古屋ミュージカル劇場 2階F列24番
同行者
hayaさん
キャスト
アイーダ 秋 夢子
アムネリス 佐渡 寧子
ラダメス 福井 晶一
メレブ 中嶋 徹
ゾーザー 大塚 俊
アモナスロ 石原 義文
ファラオ 前田 貞一郎
ネヘブカ 石倉 康子
男性アンサンブル 谷本 充弘
塚下 兼吾
川東 優希
深堀 拓也
富澤 和麿
黒木 豪
影山 徹
海老沼 良和
女性アンサンブル 伊東 恵
松下 沙樹
杏奈
市川 友貴
上延 綾
須田 綾乃
オ ユナ
キャッチコピー
アイーダ! アイーダ! アイーダ!
(キャッチコピー?!(^^;)
グッズ等
6〜7月のスタンプを押してきました。本日の日付が入り、07.07.15Mです。
感想など
 2週連続同じ作品を観る初の経験。ドキドキ。一週間、ひたすらCDを聴きまくり、準備万端、さぁ、いらっしゃいませ!

 キャストは…アイーダ以外、アンサンブルを含め、全て先週と同じです。座席は久々の2階席。全体が見渡せるのがとても良いですね。前回は近すぎて十分観られなかった演出をじっくり拝見。

 アイーダは秋夢子さん。歌声は非常に綺麗ですが、思ったよりも太い声が出ますね。キャッツのグリドルボーンのイメージが残っていたので、「を!」と思いました。若干台詞や歌のアクセントが気になりましたが、思ったより綺麗に日本語を発声してるな〜と思いました。ただ、感情が変化していく様を表現するのが、特に台詞的にむつかしそうで、もう一つ伝わってこない感じでした。逆に一つの(例えば悲しみの)表現を一つのシーンで表現する場合はナカナカ良くて、終盤に近付くに連れて良い雰囲気のシーンがありました。白眉は「神が愛するヌビア」でした。「ローブのダンス」が、もっと大きな表現で、ばしばし迫ってくる様になると嬉しいです。手は伸ばして欲しいな。多分、まだまだ観る機会があると思うので、次回が楽しみです。

 アムネリスの佐渡さんは、遠くから観ても素晴らしい。アムネリスって、この作品中、とても多くの表情(顔の表情に限らず)を見せてくれますが、それが伝わってきます。一方で、一貫して美しく、気高い王女様でもあり続けるわけで、感情移入している観客が多かった様に感じました。(カーテンコールで特にメロメロの人がいましたし)

 ラダメスの福井さんは、前回も思ったのですが、やはり歌手の平井堅さんにどこかにていませんか?(^^; 非常に堅実な演技の上に、来て欲しい時にビシバシくる迫力が素敵です。もう少しオーラがあると、たぶんメロメロになります(笑)

 メレブの中嶋さんは、も、素晴らし過ぎます。今回、アイーダの表現で「ん?」とか思って、感動が沸き上がらなかったシーンもあったのですが、その後のメレブが素晴らしすぎて、前回とは違ったシーンで涙が。あぁ、このメレブは何回でも観たいです。大好きです。

 今回注目した点の一つに、前回観劇時に、先が読める時があったのです。多分この人がこうするんだろうなぁ、と。でも、何故そう感じたのかが分からなかったので、今回、じ〜っと注目していました。なるほど。本当に些細な表現の積み重ねで「この人が!」を伝わらせているのですね。ココだけ読むと意味不明ですが(^^;

 席が舞台から遠くなり、感じたことの一つが、表現の表情です。例えば台詞、例えば歌声、例えば歩き方一つでも、色々な表情を作り出すんですね。とてもしっかり音程にあった正しい歌声を響かせていても、心が震えない時はまったく震えません。心が震えるのは、(例えば)音程にあった正しい歌声が、そのシーンにあった表情をしている時、の様な気がします。メレブからはそれがビシビシ伝わってきて、感情移入しまくりで(^^; 私もどっちかっていうと○○で○○を送っている方が得意ですし(爆)

 前回も感じた光の演出ですが、これは2階席から観た方が断然良かったです。特に舞台の上を照らすところが、前回はさっぱり見えませんでしたから。また、闇がしっかり作り出されて素敵です。舞台に近すぎると、何となく闇が薄明かりで見えてしまうんですよね。遠いとばっちり隠れて、スポットが当たっていない部分が効果的に世界から消失してくれます。ピラミッドや夜空の星がとても綺麗でした。まだまだ観に行きます。(2007/7/16記)

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