ウィキッド (2007/8/12)
演目
ウィキッド (1回目)
劇団・劇場
劇団四季 , 電通四季劇場[海] , 1階3列20番
同行者
hayaさん
キャスト
キャッチコピー
世界で、日本で、『ウィキッド現象』が止まらない!
グッズ等
プログラムを1冊購入しました。
感想など
hayaさんが起こした奇跡。最前列のど真ん中での観劇です。ドキドキドキドキ。席に座ると…龍が真上です(^^; 見えない(笑) この瞬間、上演中の龍チェックは諦めました。結構上に居るので2階席じゃないと観れないかもしれませんね。次の機会にチェックしましょう。今回はとにかく、舞台端とかは見えにくくても、近いからこそ感じられる迫力や、細かい表情、この作品の大きな特徴の一つである衣装に大注目です。
さて、幕が開きます。これまで観たどの作品よりも巧い幕開きでした。良い感じです。ウィキッドの世界へ一気に誘ってくれました。そしてグリンダ登場。沼尾さんは初見ですが…にゃわ〜! 素晴らしすぎます!! 正直に云って、沼尾さんにはそれほど期待していませんでした。それを大きく裏切ってくれました。歌声は純粋に綺麗で、良き魔女グリンダをしっかり表しています。表情やしぐさ、状況に合わせた振る舞いも素晴らしく、一番印象に残りました。 登場シーンも、またゴージャス。舞台装置もそうですが、みんな衣装が本当に個性的です。 次はもう一人の主役、ミドリのエルファバ、悪い魔女が登場します。濱田さんもまた初見ですが、こちらも予想通りに素晴らしかったです。特にエルファバは終始強い(強がってみせる)キャラクタなので、濱田さんに向いていますね。迫力もありますし、おどおどしているところなども良かったです。 でも、本当に良かったのは、この二人の息が、恐ろしいくらいぴったりだったこと。素晴らしすぎて、何と表現したら良いのか分かりません。うわ〜、相性が良いわ〜、と最初は思いましたが、そんな言葉で説明できないくらいのシンクロ状態。ファーストキャストのこの二人が、開幕から2ヶ月くらいずっと演じ続けているので、どんどん良くなっているんでしょうね。 と思ったら、そこにアンサンブルが重なってきて、これまた一本の線にビシッと乗ったのです。うわ〜!! みんな、すごすぎる〜!!!(初公演から女性アンサンブルの一部しか変わってませんものね) ウィキッドは作品的にも、演出的にも本当に素晴らしかったのですが、一番凄かったのは、この公演自体の出来映えでした。これまでに観た舞台の中で、ぶっち切りのNo1。こんな素晴らしい舞台を観ることができ、感じることができ、最高です。ファーストキャストって、こういうものですか?(美味しすぎます) もう一人気になった役者さんがフィエロを演じた李涛さん。沼尾さんと同じく、特に期待していた訳ではありません。まず、発声に惚れました。アクセントも全く問題ありません。この声は魅力的と云うより魔力的。ちょっとイヤなヤツ…という感じの登場シーンだったのですが、第一声から大好きになってしまいました。さらにエルファバ・グリンダとの相性も良く、ダンスも巧く、立ち振る舞いしっかりしているんだから、非の打ち所がありません。キャッツではスキンブルシャンクスを演じていた方だと思います。別の作品でも是非観てみたいです。(それ以前に、フィエロ役でもう一度観たいです) ウィキッドはストーリィが実に興味深く、オズが好きな人なら絶対楽しめます。演出も、特に子供が退屈しない様に気を配ってある感じがします。それでいて大人の表現もあり、老若男女、ドンと来い! 笑いあり、涙あり、舞台装置も、衣装も、強烈な演出も、あ〜、も〜、説明するのももどかしいので、是非その目で確かめて下さい!(笑) オズの原作は知っておいた方が良いと思います。原作を知らなくても全然構わないのですが、知っていた方がより楽しめることは間違いありません。 今度は舞台から離れて、出来れば2階席から観たいと思います。きっとまた違う表情を見せてくれると期待しています。 あ、そうそう。今回は舞台に魅かれ過ぎて、呼吸を忘れたので、今後気をつけたいと思います(^^; 心奪われると時々あるんです。やばいやばい。少し貧血気味な状態になりました(危なひ) (2007/8/14記) |