ウェストサイド物語 (2008/2/17)



演目
ウェストサイド物語 (1回目)
劇団・劇場
劇団四季 , 京都劇場 , 1階N列21番
同行者
TKさん
キャスト
リフ 松島 勇気
トニー 阿久津 陽一郎
アクション 西尾 健治
A-ラブ 大塚 道人
ベイビー・ジョーン 大空 卓鵬
スノーボーイ 澤村 明仁
ビッグ・ディール 萩原 隆匡
ディーゼル 朱 涛
ジーター 青羽 剛
グラジェラ 恒川 愛
ヴェルマ 上延 綾
クラリス 駅田 郁美
ポーリン ソン インミ
ミニー 桜 小雪
エニイ・ボディズ 石倉 康子
マリア 花田 えりか
アニタ 団 こと葉
ロザリア 鈴木 由佳乃
コンスェーロ 村上 絵里子
テレシタ 高橋 亜衣
フランシスカ 室井 優
エステラ 榊原 央絵
マルガリータ 撫佐 仁美
ベルナルド 加藤 敬二
チノ 玉城 任
ぺぺ 水原 俊
インディオ 神谷 凌
アンクシャス イ ギドン
ファノ 佐藤 雅昭
ニブルス 斎藤 洋一郎
ドック 立岡 晃
シュランク 山口 嘉三
クラプキ 牧野 公昭
グラッド・ハンド 青羽 剛
キャッチコピー
このミュージカルには神が宿っている  
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感想など
 一度で良いから生で観たかった人、加藤敬二さん。観た事もないのに憧れ続けた方です。と云うのも、色々な写真やプロモーションビデオを観て、「かっこい〜」と思っていた方が、ある日、全て加藤さんだと知ったからです。生加藤さんをゲットするべく、京都公演、開幕から少しでも早い日のチケットを取りました。

 さて、幕が上がると、ダンス、ダンス、ダンス! ダンスで表現されたシーンに心奪われます。ダンスが印象に残っている作品は色々ありますが、表現している、と一番感じるのはこの作品でした。

 ストーリィ的に、実はあまり好きではありません。不良どもが集まってどうたらこうらたら、という時点でちょっと拒否反応があるのです。それでも十二分に楽しめたし、ミュージカルを観たなぁ、という気持ちで心が満たされました。

 シーンの切り替わりなど、いかにも古典的な雰囲気で、暗転してからガラガラガラ、とキャスタの音が聞こえて来たり、ちょっとした間があったり。風情を感じます。

 当然演出もクラシカルに、身体を使って表現されているので、シンプルな迫力があります。特に大勢が踊りまくると、その迫力は絶大で圧倒されます。相当今回の公演のため稽古をつまれたのでしょう、素晴らしく息が合っていて、素晴らしい舞台でした。

 加藤ベルナルド、予想通りに素晴らしかったです。ダンスのシーンでは、大勢の中でも光り輝くベルナルドに目が引き寄せられます。もう少し楽しそうな役で観たい気が強くなりました。

 一番光っていたのは阿久津トニー。キャッツのタガーで観た時は特に印象には残らなかったのですが、今回は凄まじく印象に残りまくりでした。こういう役が合っていると思います。

 団アニタもすばらしく、「アメリカ」のシーンなど、とても魅力的で目立ちます。ダンスが素晴らしく、表現力豊か。非常にバランスが良くて、どんなシーンでも安心して観ていられます。

 松島リフも迫力があり、ダンスが素晴らしく、魅力的でした。エニィ・ボディスの石倉さんは、アイーダのネヘブカの印象があったので、全く違った表現を観られて良かったです。ロザリアの鈴木由佳乃さんは、ダンスの人、というイメージがあったのですが、声が良いですね! アニタなどに比べると踊らない役ですが、とっても気になる存在でした。立岡ドックは、とにかく味があります。こういう存在って貴重ですね。クラプキの牧野さんはやっぱり好きです。この人、迫力があって、愛嬌もあるので、安心して楽しめます。ストレートで観てみたいです。

 ダンスシーン、特に群舞の迫力が伝わってくる作品だったので、次回は2階席からも観たいと思いました。 (2008/3/2記)

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