ウェストサイド物語 (2008/2/17)
演目
ウェストサイド物語 (1回目)
劇団・劇場
劇団四季 , 京都劇場 , 1階N列21番
同行者
TKさん
キャスト
キャッチコピー
このミュージカルには神が宿っている
グッズ等
プログラムを購入しました。
感想など
一度で良いから生で観たかった人、加藤敬二さん。観た事もないのに憧れ続けた方です。と云うのも、色々な写真やプロモーションビデオを観て、「かっこい〜
![]() さて、幕が上がると、ダンス、ダンス、ダンス! ダンスで表現されたシーンに心奪われます。ダンスが印象に残っている作品は色々ありますが、表現している、と一番感じるのはこの作品でした。 ストーリィ的に、実はあまり好きではありません。不良どもが集まってどうたらこうらたら、という時点でちょっと拒否反応があるのです。それでも十二分に楽しめたし、ミュージカルを観たなぁ、という気持ちで心が満たされました。 シーンの切り替わりなど、いかにも古典的な雰囲気で、暗転してからガラガラガラ、とキャスタの音が聞こえて来たり、ちょっとした間があったり。風情を感じます。 当然演出もクラシカルに、身体を使って表現されているので、シンプルな迫力があります。特に大勢が踊りまくると、その迫力は絶大で圧倒されます。相当今回の公演のため稽古をつまれたのでしょう、素晴らしく息が合っていて、素晴らしい舞台でした。 加藤ベルナルド、予想通りに素晴らしかったです。ダンスのシーンでは、大勢の中でも光り輝くベルナルドに目が引き寄せられます。もう少し楽しそうな役で観たい気が強くなりました。 一番光っていたのは阿久津トニー。キャッツのタガーで観た時は特に印象には残らなかったのですが、今回は凄まじく印象に残りまくりでした。こういう役が合っていると思います。 団アニタもすばらしく、「アメリカ」のシーンなど、とても魅力的で目立ちます。ダンスが素晴らしく、表現力豊か。非常にバランスが良くて、どんなシーンでも安心して観ていられます。 松島リフも迫力があり、ダンスが素晴らしく、魅力的でした。エニィ・ボディスの石倉さんは、アイーダのネヘブカの印象があったので、全く違った表現を観られて良かったです。ロザリアの鈴木由佳乃さんは、ダンスの人、というイメージがあったのですが、声が良いですね! アニタなどに比べると踊らない役ですが、とっても気になる存在でした。立岡ドックは、とにかく味があります。こういう存在って貴重ですね。クラプキの牧野さんはやっぱり好きです。この人、迫力があって、愛嬌もあるので、安心して楽しめます。ストレートで観てみたいです。 ダンスシーン、特に群舞の迫力が伝わってくる作品だったので、次回は2階席からも観たいと思いました。 (2008/3/2記) |