赤毛のアン (2008/4/11)



演目
赤毛のアン (1回目)
劇団・劇場
劇団四季 , 自由劇場 , 1階7列11番
同行者
なし
キャスト
アン・シャーリー 吉沢 梨絵
マシュー・カスバート 日下 武史
マリラ・カスバート 木村 不時子
ステイシー先生/スローン夫人 江寿多 知恵
ギルバート・ブライス 望月 龍平
ダイアナ・バリー 真家 瑠美子
レイチェル・リンド夫人 都築 香弥子
バリー夫人 斉藤 昭子
スペンサー夫人/パイ夫人 倉斗 絢子
ブルーエット夫人 高島田 薫
マクファーソン夫人 岡本 和子
ショシー・パイ 長谷川 ゆうり
プリシー/店員ルシラ 久居 史子
ベル 小澤 真琴
ティリー 杏奈
ルビー 西田 ゆりあ
フィリップス先生 鈴木 周
郵便配達アール/チャーリー 有賀 光一
農夫セシル 百々 義則
牧師/駅長 田中 廣臣
キット 二見 隆介
ジェリー 松尾 篤
ムーディー 西村 侑剛
トミー 北村 毅
キャッチコピー
彼女に会った日から、あなたの毎日が輝き出す。
グッズ等
プログラムを購入しました。
感想など
吉沢さんのファンになってから、色々な演目を知ってから、ずっと思っていました。赤毛のアンを近い内にきっと上演する、と。吉沢さんをアンにするために。その妄想が現実に。となれば行くしかありません。いざ自由劇場。でも、有名な赤毛のアンのストーリィを私はさっぱり知りません。

 幕が開くとまず目を惹かれたのが日下さん。目が釘付け。何がすごいって…何でしょう? よく分かりませんが、日下さんが出てくると、嬉しくて仕方ありません。味があるとか、そういう感じでもない。先日お亡くなりになった立岡晃さんは、味がある、という印象でした。でも日下さんはそれを超越している感じ。ずっと観ていて少し分かりました。この方は演じていないんです。役そのもの、という感じ。
 「ぱっ!!」には劇場中が大爆笑。最後は圧倒されました。素晴らしく魅力的です。

 ということで心配していたアンが登場。どきどきっ。でもその一声を聞いた瞬間、すっかり安心しました。良い! 激しく、良い! 元気いっぱいのアンは、吉沢さんにぴったりです。歌は相変わらず上手いし、台詞に合わせた表現やダンスがすごく良くなってる! 前回、「二人のロッテ」で元気なルイーゼでなく、大人しいロッテを頑張って演じたのも効果的だったかも。も〜、メロメロです。
 アンの台詞は、何度もドスの効いたものがあり、これがまた吉沢さん上手いんだなぁ。その度に客席からしっかり笑いがおきます。これまでのどの役よりも、吉沢さんに合っていると思います。

 少し癖のあるマリラを演じたのは木村不時子さん、初見です。日下さんとのバランス(兄妹)がすごく良いです。素直に思いを言葉に出来ず、厳しく、でも優しい。そんな雰囲気がしっかり伝わってきました。

 江寿多さん、ステイシー先生で登場した時、うまい!と思いました。誰だろう…って、あぁ、江寿多さんかぁ。エビータのアムネリスで観た時は少し高音が辛そうでしたが、歌が上手い人と云う印象を持ちました。この役は、とてもすんなり演じられている様な気がします。

 ギルバート・ブライスの望月龍平、久々です。特にダンスはキレがあって好きです。何となく応援したい役者さん。

 ダイアナの真家さんも良かった。可愛くてピュアなダイアナでした。夢醒めのピコよりも、こちらの役の方が似合ってます。

 ジョシー・パイの長谷川ゆうりさん、可愛いですね! 初めはアンの敵(?)で、いやなやつ…と思ったのですが、実はかなり可愛い。他の役でも観てみたいです。

 赤毛のアン。この作品自体は決して大きな作品ではないかもしれません。でも、みんなが一体となって演じられ、個人個人も光り輝いた舞台は、大作にも決して負けていません。とても良い舞台でした。また観たいな。(2008/04/13記)

Return