トゥーランドット (2008/5/17)
演目
トゥーランドット (1回目)
劇団・劇場
御園座 , 1階6列37番
同行者
ixchanさん
キャスト
キャッチコピー
アジアを揺るがす舞台が始動する!
グッズ等
プログラムを購入しました。
感想など
すごい舞台でした。宮本亜門演出、初観劇。光の使い方、闇の使い方が秀逸で、とっても綺麗。舞台装置の動きも大がかりなのに繊細です。動いているのを気付かせないミスディレクションが、とても自然に行われていました。衣装と音楽がまたぴったりで、本当に良い雰囲気で大満足。
役者さんも良かった。みんな初めて観る人ばっかり。その中で先ず目を引いたのが、中村獅童さん。その雰囲気です。台詞がない場面でも圧倒的な存在感。こういう「雰囲気」を持った役者さんは大好きです。映画よりも舞台の方が断然似合っていると思います。 これは獅童さんに釘付け?!と思ったら、別の所から聞こえてきた声に震えました。五朗さんの声、めちゃくちゃ良いです! この人が主役!と声を聞いた瞬間に感じました。一緒に出てきた小林勝也さんは獅童さんとは違った意味で、雰囲気が良かったです。同じく安倍なつみさん、こちらは後半になるほど思ったのですが、すっごく綺麗でびっくりしました。光の当て方が上手く透明感を引き出しているんですね。 物売りの北村さん、最初は弾けすぎないか少し心配しましたが、全然問題なし。作品の中でいきいきとしていました。おまんじゅう、欲しかったなぁ(笑) トゥーランドットを演ずるアーメイさん、歌は上手く雰囲気も良いです。が、台詞はもうちょっと何とかなった様な…。日本語のアクセントは、ちょっと時間をかけるだけでかなり改善されたと思うのですが…でも、この舞台を楽しむ上で、特に問題となるわけではありませんでした。「勿体ないな」と感じただけです。 大勢のファンを呼び込んだ(?)早乙女太一さん。踊りは劇場全体を惹きつける魅力にあふれていました。が、一番気に入ったのはシーンを確実に理解して表現していた事。間の取り方も良く、ここぞっというシーンの力強い声にはしびれました。 カーテンコールは賑やか。数席前のおばさま方は「太一」の名前を振りかざし、「たいち〜!」と叫ぶ(笑) 「しどうさ〜ん!」「ごろうさ〜ん!」と他の方にも呼び声が。ん、隣(同行者)からも?(笑) しかし私は不思議でした。何故「たいち〜!」だけは呼び捨てなのでしょう(^^; 個人的には「たいちくん」ってイメェジなのですが…まいっか。最後は太一くん(!)もおばさま方に手を振っていました。良かったね(^^) (2008/5/30記) |