マンマ・ミーア! (2008/7/26)



演目
マンマ・ミーア! (11回目)
劇団・劇場
劇団四季 , 新名古屋ミュージカル劇場 , 1階I列32番
同行者
NSさん
キャスト
ドナ・シェルダン 五東 由衣
ソフィ・シェルダン 吉沢 梨絵
ターニャ 八重沢 真美
ロージー 青山 弥生
サム・カーマイケル 渡辺 正
ハリー・ブライト 明戸 信吾
ビル・オースティン 脇坂 真人
スカイ 田中 彰孝
アリ 孫田 智恵
リサ 丸山 れい
エディ 上田 亮
ペッパー 鎌滝 健太
男性アンサンブル 天野 陽一
田辺 容
長谷川 浩司
廣野 圭亮
嶋野 達也
竹内 一樹
渡井 真一
女性アンサンブル 岡 聡里
稲垣 麻衣子
上延 綾
小島 由夏
黒崎 綾
河内 聡美
羽田 三美
キャッチコピー
この結婚は観る人まで幸せにする
グッズ等
マンマ・ミーア!チャームを貰いました。
感想など
 はとこを初観劇に誘ったマンマ・ミーア! この作品は観劇初心者にもってこいな作品です。楽しくて、ストーリィが分かりやすくて。しっかりと舞台に引き込まれ、音楽にノリノリになってくれた様でした。

 週初めにキャストが変更になり、びっくりの五東ドナ誕生。予想通り、「おっとり系」のドナでした。五東さん、やはり歌は上手いし、時に迫力もあるため、たしかにドナです。これまで観てきたドナと印象が違いましたが、うん、ドナです。唯一観ていない早水ドナが、こういうタイプじゃないかなぁ、と想像してます。
 しかし、ドナは若い人に演じて欲しいなぁ、と私は思います。「全然年を取った様には見えないな!」と言わせる若さ、そして他を圧倒する様なパワー。それこそがドナです。五東さんのドナは「こういうドナも良いねぇ!」と思わせるに十分なドナでした。不満はありません。ただ、私がイメージしているドナとは少し違う気がするって感じです。

 それよりも何よりも、私の目的は、ただただ吉沢ソフィです! 初めて役者さん個人に引かれた方です。その方こそ吉沢さん、その役こそソフィです。果たしてその当時と違う私の観劇感が、どの様に感じるのか…不安と共に登場したソフィは…可愛い(涙) そして激しくツボでした。歌は流石に巧いです。特に二幕最初のUnder Atacckはとても難しい歌だと思いますが、そこも完璧です! 伸びて欲しいところは伸びる。ここぞという時はビシっとくる。台詞も、強弱の付け方がしっかりしていて、激しく好みです。他のソフィよりも「演じていない」ソフィで、自然なままソフィになっています。前夜の酔っぱらったところは少しオーバアクションでしたが、その他は如何にも(!)という表現。スカイとからむ「Lay All Your Love On Me」では、思わず「格好いい〜!!」とメロメロになるくらいでした。I Have A Dreamも、月明かりに照らされて美しい中、どりぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っむ、と続くのが素敵な余韻ですよね。もう終わってしまう、でも終わって欲しくない、そんな観客の気持ちを少しでも分かっていたら、あの引っ張りですよね!!
 「だって私の結婚式なんだもん!!」とか、泣きそうな表情で云われると、こっちまで泣きそうになりますし、あぁ、もう、激しくツボツボ。もうこの役を卒業してしまったのではないかと思っていたのに、地元で観る事ができて本当に嬉しかったです。そして、今観ても、このソフィに引かれるという事に安心しました。

 その他では、ロージー&ターニャは流石です。お客さんがイマイチ反応悪くて、ソフィ&アリ&リサの掛け合いでは「し〜ん」と静寂。な、何なんだ(^^; 個人的にはソフィがドナのマネをするシーンに「ぷっ」と吹き出してしまったのですが、周りが寒いよ〜。でも、ロージー&ターニャが本領発揮すると、客席から笑いがしっかりおきるのですね。流石。

 父親候補3人では、特に脇坂さんの成長が目を見張ります。どんどん良くなっていますね。最初に観た時はガチガチでどうなることかと思いましたが、最近実にビルらしくなってきました。

 孫田アリは初見。ちょっと余裕が無くてじっくり観られませんでしたが、少しおっとり系かな?

 田中スカイも前回よりは良かったです。が、「Lay All Your Love On Me」の入りはもう少しビリビリ伝わる強さが欲しいです。

 信じら〜れないけどっ♪

ってとこで「ををっ?!」と思わせて欲しいな。あれ、声が籠もってる(^^; と感じると苦しいです。かなり慣れてきた印象を受けたので、次回に期待。何てったって、シンバですものね!

 というわけで、コメント量から観ても分かるとおり、吉沢ソフィにメロメロで、五東ドナに新鮮味を感じた舞台でした。五東ドナが悪くなかったため、唯一人観ていない早水ドナを観たくなってきました。次くらいに登場かな? (2008/7/27記)

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