マンマ・ミーア! (2009/2/28)



演目
マンマ・ミーア! (18回目)
劇団・劇場
劇団四季 , 新名古屋ミュージカル劇場 , 2階F列18番
同行者
Kさん
キャスト
ドナ・シェルダン 五東 由衣
ソフィ・シェルダン 谷内 愛
ターニャ 八重沢 真美
ロージー 青山 弥生
サム・カーマイケル 渡辺 正
ハリー・ブライト 明戸 信吾
ビル・オースティン 脇坂 真人
スカイ 田中 彰孝
アリ 丸山 れい
リサ 五十嵐 可絵
エディ 坂本 剛
ペッパー 鎌滝 健太
男性アンサンブル 黒川 輝
上田 亮
太田 浩人
田辺 容
長谷川 浩司
須永 友裕
渡井 真一
女性アンサンブル 黒崎 綾
関根 麻帆
平田 曜子
村上 絵里子
ユ シン
羽田 三美
福井 麻起子
キャッチコピー
この結婚は観る人まで幸せにする
グッズ等
フォトフレームを貰いました。
千秋楽の記念品を貰いました
     
感想など
 泣いても笑っても千秋楽。どこかの劇場に移動するわけでもなく、本当の本当に千秋楽です。観劇中、初めてこの作品を観て美波里さんや吉沢さんに惚れたこと、後輩たちの初観劇をこの作品にするためわざわざ大阪まで遠征させた(?)こと、年末に大阪まで観に行ったこと、そして名古屋で毎月、計14回も観たことなど、色々なことが思い起こされ、本当に感慨深い舞台でした。

 やはり千秋楽、とにかく盛り上がります。拍手は通常の3〜5倍の大きさが、完璧なタイミングで一斉に、ぶわ〜っ!!!と上がり、しっかり収まります。役者さんも正直なので、客席の反応でさらに表現が良くなり、盛り上がりが増幅します。そしてアンサンブルの素晴らしさが最高の舞台を作り上げます。これほど、ビシ〜ッ!、って感じのアンサンブルにはそうそう巡り会えるものではありません。本当にぴったりで、コーラスも最高でした。
 客席からは自然と手拍子が起こりました。先ずは一幕、Dancing Queen。この曲で手拍子とは、ちょっと驚きました。そして二番目の手拍子が、念願のSuper Trouper。もぅ、最高でした。この曲は手拍子でしょう!! 最後の最後でやっと手拍子ができ、本当に本当に嬉しかったです。最後の手拍子はTake a chace on me。ロージーとビルがからむシーンです。まさかまさかこの曲で!! 青山さんの魅力がそうさせるんでしょうね。千秋楽でもきっちり笑いを取るのが青山さんです。
 Waterlooも大きく、ビシッとそろった手拍子。そこから通常のMamma Mia!からDancing Queenへ。さらに千秋楽特別カーテンコール・挨拶。最後は普通にカーテンコール。爆発的な拍手・手拍子が、何度も何度も幕を押し上げます。お陰で尋常じゃなく腕が疲れました(笑) 心地良いです。

 最後のソフィは谷内さん。私が観たソフィは5人。その中で2番目に好きな、とてもお気に入りのソフィでした。名古屋では一番多くその歌声を聞かせてくれた谷内ソフィ。最後を飾るに相応しく、しっかりと歌いきってくれました。大好きなThank you for the musicを美しく響かせてくれて、本当に嬉しかったです。谷内ソフィは本当に可愛いです。お転婆なんだけど、ちょっとした仕草が女の子らしいです。透明感に満ちた歌声は、最後に相応しいソフィでした。

 ドナは名古屋で生まれたびっくりドナ、五東さん。最後の最後で化けました。ほんっっっとうに素晴らしかったです。台詞の一つ一つに気合いが乗りまくっていて、迫力がありました。本当に、驚くほどの化け様でした。

 ターニャは声が特徴的な八重沢さん。背があまり高くありませんが、独特の魅力でターニャを表現していて、特に青山ロージーとの相性が良いターニャです。千秋楽の雰囲気によるものか、ずいぶんアヤシイ…もとい、楽しい動きが多かったです。

 サムは渡辺さん。SOSもしっかり入れました。特に好きな訳ではありませんが、この作品の代名詞的な役者さんになりました。最後に観れて良かったと思います。

 脇坂ビルも化けました。台詞が普通に、流暢に出てくるじゃん!! もともと動きは良い人なので、とても良いビルでした。

 リサは久々の五十嵐さん。最近はソフィでしたから。リサになっても、やっぱり上手くなったと思います。とても可愛らしさが伝わってくる様になりましたし、声も自然に出ている気がします。

 アンサンブルも上田さんがいるし、村上さんがいるし、最高。本当は初めて観る関根さんをチェックしたかったのですが、それどころじゃありませんでした(笑)

 1年間、毎月観て、正直に言えば飽きていた時もあります。でも、やっぱり、私はこの作品が大好きです。ソフィがドナにウェディングドレスを着せて貰うシーン、何度も何度も観ているのに、涙が出そうになりました。隣のお客さんが上着を脱いでごそごそしなければ(?)、ぼろぼろになっていたかも。普段だと、いろいろなシーンをチェックするのですが、色々な想いが駆けめぐり、それどころではありませんでした。手拍子で作品と一体になり、細かい部分なんて、どうでも良くなりました。同行者のK氏は、自分が呼吸しているのを忘れると幕間に云っていました。本当にそうだと思います。マンマ・ミーア!は最高です。私に、ミュージカルの楽しさを教えてくれた大切な作品です。美女と野獣でミュージカルの魅力を知った私が、本格的に前へ進み出した作品です。この作品があったから、色々な作品に出逢う事ができ、感性にも変化が訪れました。感謝の気持ちでいっぱいです。名古屋ではしっかりと、何度も観ました。しばらくは観ることも叶わないでしょうが、何年か経った後、いつか、どこかで、また観る日がくると信じています。本当にありがとう。 (2009/2/29記)

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