Les Miserables (2009/3/14)
演目
Les Miserables (2回目)
劇団・劇場
東宝 , 中日劇場 , 2階3列2番
同行者
ixchanさん , Kさん , TKさん
キャスト
キャッチコピー
未来は若者が創る!
グッズ等
特に何も購入せず
感想など
レ・ミゼが地元名古屋に! ちょっと苦手な部分のある作品ですが、ここでしっかり観ておこう。これでも合わないと思ったら、もう諦めよう。そう思って異なる二つのキャストでチケットを確保。その一日目でした。
レ・ミゼが苦手だなぁ、と感じていたのは特に次の二つ。 1.テナルディエ夫妻の極悪さ 2.マリウスの冷酷非道さ 高坂千春さんに相談して、勧めていただいたこのキャスト。背水の陣で挑んだ結果は…まったく印象が変わりました。テナルディエ夫妻はほんとにしょ〜もない奴らですが、憎めない奴らでした。特にテナルディエの駒田さんは凄く上手い!! 前回、とても怖かったシーンも、見応え&聞き応えがありました。そしてマリウスは、すごく優しかった。CDを聞いていても、どうしても納得出来なかったんです。「なんだよ、ふざけて」という台詞。鬱陶しがっている訳じゃなく、どうしたらこんな言葉が口をつくの? 分かりました。エポニーヌのことを「可愛いやつだなぁ」って、妹の様に想っているんですね。 という訳で、しっかりと作品に入り込む事ができました。2階席での観劇だったので、全体の動きがすごく良く分かりました。 山口バルジャン、驚くほど声が出ていませんでした。ど、どうしたんでしょう(^^; これほど調子が悪いと、残念というよりも心配になってしまいました。名古屋の水が合わないのかしら(^^; 表現でも少し気になったのですが、司教様に救われて歌うシーン、ちょっと楽しく歌いすぎているのではないでしょうか。のりのりなんだもん。この方は、本当に歌うのが好きなんだなぁ、と思いました。 岡ジャベール、一発で惚れました。こんなステキなお方もこの世の中にはいるのね! 私が求めていたジャベールが、いる、いる、いる! 声が良く、歌も丁寧、破壊力(?)もあり、さらにはただ歩いてくるだけでもオーラが。ジャベール大好きの私には、この日一番の喜びでした。 新妻エポニーヌは全体的に良かったです。ただ、しっかり綺麗に歌っている歌から、もう少し気持ちが伝わって来ると良かったかなぁ。 神田コゼットはふんわりとした綺麗な声で違和感もなく良かったです。 原田アンジョルラスは…何度もその存在を見失いそうになりました。アンサンブルから一つ突き抜けたオーラが欲しいです。 アンサンブルではグランテールと司教様がすごく良かったです。グランテールは、酔っぱらって、ぐだぐだ言ってるのに、全然憎めない。表現も凄く分かりやすくて最高でした。前回の印象もすぐに思い浮かびました(前回も伊藤さん) 司教様はホントにしっかり歌ってくれました。丁寧で、司教様らしい感じがしました。声も良いですね。 結論。レ・ミゼは嫌いじゃない。結構良いんじゃない? 次回が楽しみ楽しみ♪ 今回、お客さんは遠征組が多かった気がしました。特に関西方面のアクセントをよく耳にしました。好きな作品だと行っちゃいますよね。 (2009/03/22記) |