ジーザス・クライスト=スーパースター
[ジャポネスク・バージョン] (2009/4/19)
演目
ジーザス・クライスト=スーパースター [ジャポネスク・バージョン] (2回目)
劇団・劇場
劇団四季 , 新名古屋ミュージカル劇場 , 2階F列28番
同行者
TKさん
キャスト
キャッチコピー
キリスト最後の7日間を描く。劇団四季、魂の舞台。
グッズ等
特に何も購入せず。
感想など
2度目のジーザス・ジャポネスク。前回は殆ど消化できなかったのですが、自分でもびっくり。めちゃくちゃ面白かったです。この印象の違いって何なのでしょうか。原因の一つが時間、もう一つが2階席だったと思います。
最初の観劇から時間が経ち、自分自身の中で作品やメロディがしっかり吸収されたんだと思います。さらにストーリィや登場人物に関しても。そんな下地が作られたところで、2階席から全体をしっかり観る事ができ、ようやくこの作品という物が分かってきたのでしょう。 ジーザスは金田さん。エビータのチェで観ていたので、安心していました。相変わらず良い声、というか、良い音です。高速の台詞も金田さんの口を通して出る音は明瞭です。「ゲッセマネの園」は圧巻でした。 金森ユダは、ちょっと上手くなったかも。落ち着いて役をこなしている様に感じられました。素直な表現になった様な気がします。 高木マリアはイメージの中のマリアよりもちょっと低い地声でした。(前回も高木マリアだったのですが) しかし良いマリアでした。特に「私はイエスが分からない」が素晴らしく、大好きな曲なので嬉しかったです。 本城シモンが元気いっぱいでした。永久の栄光を〜と歌うシモンは、これくらいでちょうど良いと思います。 ピラトの青井緑平さん、初見だと思います。キャッツのオールド・デュトロノミーなどにキャストされていた様に思いますが、すごく良かったです。ワルモノ組(?)の中では一番光っていて「誰だろう?!」と。終演後にキャストチェックして「なるほど〜」と思いました。 ちょっと声質が他の人と違い、良い意味で目立っていたのが吉賀アンナス。こちらも終演後にキャストチェックして役と役者さんが一致しました。 ヘロデ王は星野さん。ミュージカル 李香蘭の溥儀で観た事があります。非常に台詞が明瞭で、結構好きです。ただ、ヘロデ王はもっと壊れた方が良いかも。作品の空気をガラリと変えるくらい変なヤツであって欲しいです。 ジーザスは前回と比べ、役者さんがかなり入れ替わりました。しかし、すごい一体感があり、高い完成度の舞台でした。息ぴったり。カーテンコールでは相変わらず、大八車組が大きな拍手を得ていました。 余談:この作品は拍手タイミングが難しいですねぇ(^^; 最初の拍手は「私はイエスが分からない」でしたが、私が真っ先に、というか、一人で拍手してしまいました(^^; だってすごく良かったんですもの。しばらく誰も付いて来てくれなかったのですが、パチパチパチ…ぐらいから拍手が広がってくれました。あ〜ゆのって、勇気が要りますね(^^;;; (2009/5/2記) |