オペラ座の怪人 (2009/8/2)
演目
オペラ座の怪人 (4回目)
劇団・劇場
劇団四季 , 新名古屋ミュージカル劇場 2階E列2番
同行者
TKさん
キャスト
キャッチコピー
劇団四季のオペラ座の怪人は凄いらしい
グッズ等
新名古屋ミュージカル劇場10周年記念の4作品観劇により、懐中時計を頂きました。写真右下に写っています。小さなキーホルダーを想像していたので、あまりの重量感にびっくりしました。左に写っているのが4作品観劇の押印証明書(?) 懐中時計をもらうために観た訳じゃありませんが。
団扇は初日観劇記念で頂けました。すんごくちっちゃいので扇ぐ役には立ちませんが、葉書になっています。左上の袋に入っていました。 ![]() 感想など
観るたびに、初めて観るような錯覚に陥る作品、オペラ座の怪人。初日でした。
一番の興味対象だったファントムの高井さん。一番遭遇率が高いはずのファントムでは初見です。感想を一言でまとめると「めっちゃ良かった!」。声が素晴らしいです。声の雰囲気もすごく良く、姿を現した後の雰囲気も良い。さらに今回は初日だったためか、とてもとても丁寧に演じている様に感じました。非の打ち所がありません。予想を遙かに上回る満足。 クリスの笠松さんは今回が初見。その第一声は…あれ? 少し擦れたような音ですね。もっと切り裂くような、でもカルロッタとは対比したソフトさを持って、高音を響かせて欲しかったのでちょっと残念。しかしその後はしっかりクリスらしい音が響いていました。音の出方は少し安定感には欠けた様な気もしますが、高井さん同様、すごく丁寧でした。 鈴木ラウルは、化けましたね。こんなに歌が上手くなっているなんて、驚きでした。元々、雰囲気や立ち振る舞いはラウルにぴったりだったのですが、歌や台詞がもう少し、と感じていました。しかし大阪で出演を続けたせいか、すごく努力したんじゃないかと思います。発生がすごく綺麗になりました。音が良くなり、オペラ座のラウルにふさわしい歌が響くようになりました。鈴木ラウルは今後デフォルトになるかもしれません。 種子島カルロッタは、すごい気合いが入っていました。ハンニバルの冒頭、客席を圧倒する力強い声。半場ビアンジと共に、重要な脇役をがっちり固めてくれました。半場さんの音も、実に良いですね。イル・ムートではずっと観てました(中央そっちのけ) マダム・ジリーの原田さん、ちょっと堅さがありました。雰囲気は悪くなかったのですが、大道具係に警告を発する時、少し気合いが入り過ぎの感も。マダム・ジリーはずっと冷静でいて欲しいです。ラウルに詰め寄られて初めてうろたえるそのギャップが良いので。 メグ・ジリーの桑野さんは、これまたちょっぴり堅かったけれど、メグらしい雰囲気と音でした。 カーテンコールはすごい拍手。そのすごい拍手のさらに上を行く拍手がファントムに対して行われました。拍手の大きさって、どこまでも大きくなるものですね。クリスやラウルも魅力的ですが、やっぱりこの作品はファントムなんだなぁ、と再認識。客席総立ちでシンプルなカーテンコールが何度も何度も続きました。 (2009/8/12記) |