人間になりたがった猫 (2009/8/13)
演目
人間になりたがった猫 (1回目)
劇団・劇場
劇団四季 , 愛知県勤労会館 1階9列26番
同行者
Kさん
キャスト
キャッチコピー
君に出会えたこと、ずっと忘れない
グッズ等
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感想など
「こころの劇場」として子供向けに講演されている作品の一つ、実はずっと観たかった作品の一つでした。子供向けではあっても、子供だましではありません。キャスティングもすごく豪華で、アンサンブルの動きもすごく良かったので、引き締まった舞台でした。
ステファヌスの種井さん、大好きな役者さんです。今回、第一声を聞いてとてもびっくり。これまで、キャッツのデュトロノミーや李香蘭の裁判長などで聞いていた声がすごく低かったのに、今回はそれほどでもありません。こんな声も出せたのですね。変わらないのは顔の大きさ(失礼) 隠れていても、紛れ込んでいても、あの顔はすぐにわかります(笑) 体が大きいって良いですね。 ライオネルの上川くんは初見。すごく澄んだ通る声で気に入りました。元気いっぱいに演じきったところがGOOD! 特に躍動感あふれる動きが印象的。あ、笑顔も良かったな。間の取り方もなかなか良く、観ていて何度も客席から笑いがおきました。 谷口ジリアンは雰囲気的にすごく可愛かったです。少しロボットの様な無感情無表情なシーンもありましたが、あれはわざと(演出)かな? 渋谷タドベリは、作品進行の中心人物。良い存在でした。距離感が良いですね。目立ちすぎず、引きすぎず。しっかり表現が伝わってきます。 トリバーのはにべさんは、とにかく可愛い。はにべさんって、どうしてこんなに可愛いのでしょう、と不思議になるくらい可愛いです。声聞いているだけで和みます。 牧野スワガード、素晴らしかったです。牧野さんファンとしては、これほどおいしい作品はありません。見せ場が大漁♪ 牧野さんはでかい。声量がある。顔がいかつい(失礼) だからスワガードの様な役はぴったんこ。牧野さんの真骨頂は威圧感を振りまくところではなく、ギャップを見せるところ。ジリアンに対する気持ちの表現は、悪役はどこ行った?って感じでとにかく可愛い。大勢で踊っていても、存在感があり、確かな実力に裏付けされた役者さんの力を感じました。 親子連れが多く、子供が大勢観ていました。泣き叫ぶ子供もいたりして普段とはちょっと違った雰囲気でしたが、ほとんどの子供は作品に引き込まれていた様です。子供って正直ですからね。 (2009/1/16記) |