オペラ座の怪人 (2009/9/6)



演目
オペラ座の怪人 (6回目)
劇団・劇場
劇団四季 , 新名古屋ミュージカル劇場 2階E列23番
同行者
TKさん
キャスト
オペラ座の怪人 高井 治
クリスティーヌ・ダーエ 笠松 はる
ラウル・シャニュイ子爵 鈴木 涼太
カルロッタ・ジュディチェルリ 種子島 美樹
メグ・ジリー 鈴木 友望
マダム・ジリー 原田 真理
ムッシュー・アンドレ 林 和男
ムッシュー・フィルマン 青木 朗
ウバルド・ビアンジ 半場 俊一郎
ムッシュー・レイエ 斎藤 譲
ムッシュー・ルフェーブル 深見 正博
ジョセフ・ブケー 寺田 真実
男性アンサンブル 岸 佳宏
天野 陽一
金本 和起
柏田 雄史
根本 健一
伊藤 礼史
奥田 直樹
女性アンサンブル 諸 英希
吉村 和花
松ヶ下 晴美
籏本 千都
菊池 華奈子
河村 彩
キム ソンヒ
暁 爽子
松元 恵美
村木 真美
脇坂 美帆
阿部 彩乃
キャッチコピー
劇団四季のオペラ座の怪人は凄いらしい
グッズ等
何も買っていません
感想など
 名古屋公演3回目の観劇。今回もメグ・ジリーがキャスト変更になり、プログラムに載っている3人全てを早速制覇となりました。

 冒頭のオークション。いきなり「違うっ!」と気付く変化。ルフェーブル=オークショナ=警備隊長(?)なのですね。深見ルフェーブル、オークションは私の好みより軽い声で違和感がありましたが、ルフェーブルの時は道化っぽい感じで良かったです。基本的に流暢な台詞回しをされる方ですね。その辺り、この演目の中では少し特徴的だと思いました。

 友望メグ。ハンニバルのシーンで、ずいぶん綺麗な形(?)の人がいるなぁ、と思ったらメグでした。幕間にプログラムをチェックしたのですが、やっぱりバレエ出身の方でした。メグの重要なシーンに、クリスに対し「なんて素晴らしいあな〜た♪」と歌うところがありますが、すんごく良かったです!! 小鳥が囀るように、そう、こういうメグを待っていたんです! 一気に良い印象を持ったためか、その後もずっと良かったように感じました。マスカレードのシーンもずっと追い掛けて見ていました。

 ハンニバルのシーンと云えば、3回連続でそう感じたのですが、笠松クリスが少し埋もれ気味です。大阪で見た花代クリスはすごく引きつけられたのですが、何か微妙に違うのでしょうね。しかし笠松クリスの魅力はやっぱり歌。この3回で一番音が伸びていて良かったです。特に良かったのが、父親のお墓の前で歌うシーン。この作品はとにかく曲が良いので、何度も目をつぶって聞き惚れているのですが、このシーンもそうでした。すごく気持ちいいんです(いつか寝てしまう気がする(^^;) でも、途中からすごく力強くなり、思わず目を見開きました。そういえば、今日は全体的に気持ちが伝わってくる度合いも強かった気がします。それにしても、感じているのは私だけでしょうか、歌っている時、野村玲子さんの声というか、音の出し方がすごく似ていますね。

 高井ファントムは(一幕はさておき)二幕が素晴らしかったです。 特に最後、「行け〜! 行ってくれ〜! お願いだ〜!」。この叫びは本当にすごい。もちろん、そこに至るまでの過程があってこそなのですが、切なくなっちゃって困ってしまいます。

 種子島カルロッタ、珍しく安定感に欠けたところがありました。イルムートで、らしくない、という感じ。高井ファントムも一幕は微妙なところがあり、青木フィルマンまで。ハンニバルのシーン中はガサガサ音が入っていて耳障り。ファントムの登場はエコーが強かったし、音響不調だったのではないかと推測します。二幕は皆さん良かったんですよねぇ。まぁ、細かい話なんですけれど(^^;

 そんな中でも鈴木ラウルは安定していました。クリスと二人、最後までずっと良かったです。今回も同じ感想ですが、鈴木ラウルは良い音を響かせる様になりましたね(しみじみ) 来週辺りから岸さんにチェンジでしょうか? (2009/9/7記)

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