Les Miserables (2009/11/14)
演目
Les Miserables (5回目)
劇団・劇場
東宝 , 帝国劇場 , 2階B列49番
同行者
Kさん , TKさん
キャスト
キャッチコピー
未来は若者が創る!
グッズ等
特に何も購入せず
感想など
マチソワの間って、結構短いんですね。ちょっとのんびりしていたらすぐに開場しました。
別所バルジャン、良いところと悪いところが極端、という印象(好み)を受けました。力強い声はなかなか良いです。が、少々やりすぎな表現が、ところどころ…。たとえば、パンを食べている所などは良い感じだったんです。椅子に座る前からパンにかじりつき、思いついたかの如く半分にパンをちぎって渡したり。逆に、燭台を前に最期を迎えようというところは、シンプルに演じて欲しいです。年寄りっぽく見せようとしすぎている感じ。そこまでやらなくても伝わりますから。少々うるさく感じました。キャストの組み合わせ的な問題もあったように思いますが。 今ジャベール。まさかこれほどとは! ジャベールは岡さんで絶対、と思っていた数時間前の印象がくつがえり…はしませんでしたが、今さんは今さんで観たい! そう思うに十分すぎるジャベールがいました。あぁ、もぉ、みんな格好いいなぁ。 真綾エポニーヌ。これまた数時間前に笹本エポニーヌで決まり! と思っていた役どころです。今回、自分の中のベストキャストを決めるつもりで観ていました。一番悩んだのがこのエポニーヌ。真綾エポニーヌはとにかく可愛いんですね。マリウスの前に出るときは、すごく女の子らしくありたいという想いが伝わってきます。その想いが、最初から最後まで一貫している(ここがポイント!)のが実に良いんです。もう少し、エポニーヌの負の部分というか、暗い部分を表現して欲しいとも思います。でも、無理にそうしない表現は良かったと思います。 山崎ファンテーヌはソロの力強さがまずまずでした。 安崎テナルディエ、これまた小技が多いですね。(キャストの組み合わせのせい?) 決して嫌いじゃないのですが、マチネで駒田さんのシンプルな表現を見てしまっただけに、どうしても小うるさい気がしました。最初の酒場のシーンはすごくもりあがって良かったです。 森久美子マダム、すごく面白いです。観ていて飽きませんし、基本的に大好きです。が、少しやり過ぎと感じたのも事実です。特に気になったのが、結婚式でのはちゃめちゃ具合は、この作品では少し違うかも。確かに明るい雰囲気が必要なシーンだとは思いますが、その後に控えているシーンも重要です。あまりにも盛り上がりすぎてしまうと…。あれこれやってくれて面白かったのですが、次は何をやるんだろう、と気になって、マリウスvsテナルディエのやりとりが見れませんでした。大好きなんですが…大好きなんですけど…大好きだからこそ…。 原田アンジョルラスは学生の中に埋もれ気味ですね。特に一幕が弱かったです。若者が命をかけて着いていくリーダ、というには少々物足りない気がします。 このリトル・エポニーヌは可愛いですね。声(歌)が良いです。 をっと、肝心な人が抜けていました。山崎育三郎くんのマリウス、完璧でした。これだ!! まず、エポニーヌに優しいです(これとても重要) そして格好いいです(これも重要) 歌が上手いです(必須事項) 泉見くんが優しさ100%のマリウスなら、育三郎くんは優しさと強さを兼ねそろえたマリウスですね。 沙也加コゼットは、基本的に好きな方なのですが、どうしても気になって仕方がないことが。…呼吸音がすごい大きいんです。あの大きさは聞いていて苦痛です。呼吸音を拾わないようにすることは、基礎的なことじゃないのかなぁ。歌っているときの音と同じ大きさの音で呼吸されるのはちょっと…。元々気になっていたのですが、今回特にひどかった様に思います。結構好きなんだけどなぁ。。。 (2009/11/23) |