オペラ座の怪人 (2009/11/21)



演目
オペラ座の怪人 (8回目)
劇団・劇場
劇団四季 , 新名古屋ミュージカル劇場 2階E列25番
同行者
TKさん、JUさん
キャスト
オペラ座の怪人 佐野 正幸
クリスティーヌ・ダーエ 笠松 はる
ラウル・シャニュイ子爵 鈴木 涼太
カルロッタ・ジュディチェルリ 種子島 美樹
メグ・ジリー 鈴木 友望
マダム・ジリー 戸田 愛子
ムッシュー・アンドレ 増田 守人
ムッシュー・フィルマン 青木 朗
ウバルド・ビアンジ 半場 俊一郎
ムッシュー・レイエ 斎藤 譲
ムッシュー・ルフェーブル 岡本 隆生
ジョセフ・ブケー 寺田 真実
男性アンサンブル 内海 雅智
伊藤 潤一郎
佐藤 圭一
瀧山 久志
柏田 雄史
根本 健一
奥田 直樹
女性アンサンブル 佐和 由梨
諸 英希
園田 真名美
籏本 千都
河村 彩
阿部 彩乃
松元 恵美
村木 真美
脇坂 美帆
松ヶ下 晴美
吉村 和花
村瀬 歩美
キャッチコピー
劇団四季のオペラ座の怪人は凄いらしい
グッズ等
何も買っていません
感想など
 名古屋でオペラ座の怪人が上演され以来、ほとんど高井ファントム。今回は初めて佐野ファントムに当たりました。

 佐野ファントムは一番最初にオペラ座の怪人を見たときのラウル。ファントムとしては大阪で一度観ています。その時は、意外とファントムしているなぁ、と思ったのですが、久々に聞いて驚きました。この声は…。高井ファントムの声がいかに強烈だったかを再認識しました。声だけでファントムができる高井さんは偉大ですね。佐野さんはもっと軽い声がベースです。これはかなりつらい、そう思いました。でも、ずっと観ていると、徐々にそれに慣れてくる感じです。確かに軽い声ですが、必要なところではしっかりと重さを出していますし、やはり器用な役者さんです。最後、クリスティーヌが脱ぎ捨てていったウェディングドレスを手に取るとき、その一瞬の躊躇が、「怪人がどれほどの想いを込めて用意したものだっただろう」と感じさせてくれました。

 もう一つの注目はマダム・ジリーの戸田愛子さん。ワタクシ、この方のマダム・ジリーが大好きなんです! 名古屋でやっと再会(?)できました。やはりこの雰囲気。冷静です。そして美しい。バレエを教えている時や、ちょっとしたシーンの姿勢など、本当に魅力的です。さらに、声に重みがあり、とても明瞭。何度でも観たいです。帰るべき所に帰ってきた、そんな気持ちになります。

 笠松クリスティーヌが調子よかったです。名古屋公演皆勤賞の一人。先月は疲れが出ているかな、と思いましたが、今回はすんなりと音が出ていました。特にお墓のシーンは良いですね。元々あのシーンが得意なように思います。

 半場さんも声の調子がいつもにまして良かった様に思いました。友望メグは、今回こそ大丈夫。やはりバレエでアンサンブルと一緒の時が一番目立ちます。

 劇中劇イルムートがお気に入りなのですが、キャストが入れ替わったせいか、何となく物足りない印象を受けました。何がって訳じゃないんですけどね。

 何度も観ても、何度聞いても、やっぱり素晴らしい作品ですね。まだまだ何度も何度も行きますよ! (2009/11/23記)

Return