オペラ座の怪人 (2010/2/7)



演目
オペラ座の怪人 (11回目)
劇団・劇場
劇団四季 , 新名古屋ミュージカル劇場 2階F列25番
同行者
TKさん
キャスト
オペラ座の怪人 佐野 正幸
クリスティーヌ・ダーエ 苫田 亜沙子
ラウル・シャニュイ子爵 鈴木 涼太
カルロッタ・ジュディチェルリ 種子島 美樹
メグ・ジリー 鈴木 友望
マダム・ジリー 原田 真理
ムッシュー・アンドレ 増田 守人
ムッシュー・フィルマン 青木 朗
ウバルド・ビアンジ 半場 俊一郎
ムッシュー・レイエ 斎藤 譲
ムッシュー・ルフェーブル 勅使瓦 武志
ジョセフ・ブケー 平良 交一
男性アンサンブル 井上 隆司
伊藤 潤一郎
寺田 真実
齋藤 翔
佐藤 圭一
瀧山 久志
伊藤 礼史
奥田 直樹
女性アンサンブル 石野 寛子
久保田 彩佳
諸 英希
園田 真名美
暁 爽子
菊池 華奈子
松元 恵美
村木 真美
松ヶ下 晴美
吉村 和花
村瀬 歩美
吉川 瑞恵
キャッチコピー
劇団四季のオペラ座の怪人は凄いらしい
グッズ等
付箋貰いました。
    
感想など
 苫田クリスに何かが降臨していた日でした。全体的な感想としてはアンサンブルの重要性を再認識しました。

 ファントムは佐野さん。やはり声が他のファントムと比べて弱い感は否めません。が、今日の後半、特に最後の対決シーンではすごく力強いファントムでした。「行ってくれ〜! お願いだ〜!」のところも、今日はしっかり最後まで伸びていたので良い余韻が残りました。

 苫田クリスは本当に素晴らしかった! まず、「どうぞ〜思い出〜を〜♪」の「どうぞ〜」の部分だけで、カルロッタとの違い,クリスの魅力が十分に伝わってきました。そのまま、もう、素晴らしすぎちゃって!! 苫田クリスは3度目だと思いますが、今日が抜群に良かったです。クリスの第一声が入る度に「を!」っとなりました。

 鈴木ラウルは、欲を云うならば、ALL I ASK OF YOUをもう少し…何というか…抜ける様な感じって云ったら良いでしょうか、もう少し大きく歌っても良い気がしました。

 友望メグは、「を?!」と思わせてくれたり「ありゃ…」と思わせてくれたり、忙しかったです。期待しているので、もっともっと安定感を増して欲しいです。

 原田マダムはマダム・ジリーという存在の中に収まってきた印象。

 増田アンドレは、すごく丁寧に音を拾っているシーンが多く、声も出ていました。

 青木フィルマンは一部オーバーアクションがあったのを除けばOK!

 半場さんは完璧過ぎ〜♪

 斎藤レイエは結構しっくりきます。

 勅使瓦さんは…オークショナがちょっと。。。 最初の「落札っ!」だけ気合いが入りすぎていて、その後の「落札…」とギャップが大きく、同一人物と思えません。その後は淡々と進みすぎて機械的に感じられ、最後のシャンデリアは急にまた気合いが戻ってきて…何だか落ち着かない感じでした。

 平良ブケーは良い音していて好きです。

 そしてアンサンブルその他細かい印象。これまで気になったことがなかったのですが、舞台上でファントムが、スッと姿を現してすぐ消える。そんなシーンが何度かありますが、音ずれが…。気になり出すと気になって仕方がありません。
 また、悲鳴が一人やたらと大きい声だったのも微妙。マイクの調子が悪かったのでしょうか。(特に最初のカルロッタが歌っている時に起きた事件)
 ハンニバルはバランスが取れていました。
 イルムートは最初に登場した4人のバランスがもう一つ、ご老体は腰の位置が移動時に高くなり元気すぎ(^^; そして音がしっかり下まで落ちていない感じ。全体的にどうにもまとまらない感じでした。バレエはまとまりに欠けた物の、一番大切な人がしっかり踊っていたので何とかなりました。
 ドン・ファンはコーラスが力強くてクリスの登場に上手く繋がり、良いシーンを導いていました。

 この作品では劇中作が3つもあり、その中ではアンサンブルの人でも主役級の役割を担います。これって凄いことですね。スケールの大きさを再認識しました。 (2010/2/7記)

Return