55STEPS (2010/2/13)
演目
55STEPS (8回目)
劇団・劇場
劇団四季 , 中京大学文化市民会館 1階あ列24番
同行者
TKさん
キャスト
キャッチコピー
まるでミュージカルの宝石箱だ。
グッズ等
特に何も買っていません。
感想など
この作品、大好きなんです! 本当に好きなんです。好きな作品ベスト5には間違いなく入るくらい好きな作品です。(少し中途半端?) 東京で初めて観て、一発で惚れ込んで、名古屋に来た時は歓喜しました。毎週観に行こうと思ったのですが、他のお出掛けと日にちが被っていたりして、結局4回しかいけませんでした。(でも初日と千秋楽はきっちり押さえました)
まだまだ観足りないので、次なる地、大阪へも遠征し、2回観ました。福岡まで追い掛けようかと思ったのですが、年末年始だったため断念。もう観られないのではないか、と思っていたら全国公演が! 名古屋では55STEPSが一番盛り上がったためか、他の公演地に比べて長い期間滞在してくれて、土日も含まれていました。この作品を観るのは最後になってしまうかもしれない。チケットを取る前からそんな思いがありました。 少し話は変わりますが、本当にこの作品が気に入ってしまったので、遠く西の地に住むご友人のハレさんに、チケットを取ってあげたんです。最前列を! もうネタバレしても良いので書きますが、一幕に流れるサウンド・オブ・ミュージックの名曲、ドレミの歌。ここで数人の観客が舞台に上がることができます。具体的には「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」の音一つにつき一人、合計8人です。それぞれの音を担当して音を鳴らし、役者さんと一緒に、客席の手拍子と共に、劇場全体で楽しむ演出です。敬二さん、さいこ〜!! 舞台に上がる人は、役者さんがランダムで決めますが、最前列中央の確率が極端に高く、通路付近だと3列目くらいでも可能性はあります。ハレさんの為に確保した席は最前列中央ブロック! 見事ハレさんはレの音で舞台デビューを飾ったのです! そして、そのレポを読んだ私は…私も上がってみたいという衝動に駆られました。自分でなくても良いんです。観に行った日に、同行者が上がっても良い。観劇後、盛り上がりたい! 普通に観ても盛り上がりますが、この思い入れが強い作品で、さらにさらに盛り上がりたい。そんな思いを胸に…取りました、最前列中央の中央を。この時点で何となく予感がありました、同行者が上がれるんじゃないかなって。偶然に、姉からも同じタイミングのチケットを取って欲しいと云われたため、そちらも通路付近で確保。きっと誰かが上がれるんじゃないかな。特に同行者は背が高いので選ばれやすいのでは…。 最大の不安は…全国公演でも舞台に上がる演出はそのままなのか、という一点につきました(^^; 劇場に着いてみると、やや狭い感じ。最前列なのに足を伸ばす余裕があまりありません。係の方が「役者さんが通りますから足を伸ばさないで下さいね」と注意を。あ、ちゃんと通ってくれるんだ。ここで、ハレさんから聞いていた話を思い出します。たしか…荷物とかを膝の上に置いておくな…と云われた…んじゃなかったかな…。寒かったのでコートも着ていたのですが、鞄と共に座席の下へしまい込み。 結局、開演までに特に注意は受けませんでしたが(あれ、勘違いだっけ(^^;) 左隣に同行者、右隣は女性一人の様ですが、着席の際に軽く挨拶を受けたので安心安心。まぁ、一人で見に来ている人に不安は一切ありませんけどね。 いよいよ幕が上がり、55STEPSのスタートです。楽しむぞ〜!! ミラーボールの移動も人力で行うあたりが、全国公演ならではって感じ。あぁ、懐かしい(しみじみ) アプローズから最初の挨拶へ。久々に村さんの声を聞きました。素敵すぎます!! 今回一番注目していたのが村さん。名古屋で半年以上続いているオペラ座の怪人ですが、村ファントムの出演が非常に少なく、未だに観れていないのです。高井ファントムの魅力に取り付かれた今、果たして村ファントムはどれ程の威力で私に迫ってくるのでしょう。 男性ヴォーカル3人はいずれもこの作品でチェック済み。逆に女性ヴォーカル3人は初めてです。織笠さんは夢醒めでマコの母、美女と野獣でミセスポッドを観ているので知っていましたが、やはり歌が良いですね。納得のキャストです。金平さんはキャッツで観たことはありますが、あまり印象に残っていません(メイクもされているし) 福井さんに至ってはアンサンブル以外では初見になります。新鮮。 とにかく55STEPSが好きなので、どのシーンを観ても顔がにんまりしてしまいます。あぁ、最高(惚) 特に村さん持って帰りたいです(マテ) アイーダの3曲は織笠さんがいきなり頑張ってくれたので、全国公演とは思えないクオリティで進みました。男性ヴォーカルは通常公演のレギュラー陣ですしね。金平アイーダも大きな違和感はありませんでした。演出的には、ラダメスとアイーダが舞台下に消えていく…という演出ができず、二人が抱き合ったまま、人力で黒い壁が両サイドからスライドしてきて終わりました。これはこれで好きです。人間が実際に動かしているのが見えてもあまり気になりません。 ライオンキングではセコンドに岩崎さんですとっ!! あっちもこっちも観たいところだらけなのに、最前列なので視界が限られます。あっちを観たり、こっちを観たり、あぁ、忙しい。役者さんが入れ替わっているので、笑いのツボや見所も変わってくるんですよ。 元気な坊や(?)は今回も前田順弘(よしひろ)さん。何か落ち着く〜。 ディズニーの世界は続き、今度はノートルダム。李さんの「僕の願い」は何度も観ていますが、この雰囲気凄く好きです。そしてお祭りです♪ 渡辺さんが良いんですよねぇ、ほんと。マンマ・ミーア!のサムで観ていた時とは本当に印象が変わりました。発声も少し自然な感じになった気がします。 それはさておき、これ、最前列は楽しすぎますわ。女装した男性陣、あ!!この人が!!みたいな感じが特に。 バトンは小菅さんでした。やや控えめな気はしましたが、丁寧にクルクルしてました。劇場が狭い(天井が低い?)ため、大きな動きがしにくいのかもしれません。イスメラルダの加藤久美子さんは、今回も素敵なダンス。イスメラルダしてますねぇ。 そのイスメラルダ、ゴッド・ヘルプでは金平さんの歌にバトンタッチ。李さんのカジモドが上手のはしごを登って…ってはしごがないです(^^; 台の上に乗る様な演出に変わっていました。金平さんの歌ですが、基本的に良かったです。最後の「こぉ〜〜〜〜〜♪」は、音を少し探ったけれど、一応及第点です。ちなみに、この辺りで右隣の方、涙涙でした。智恵さんで観ていた私はそこまでいきませんでしたが、智恵さんだったら毎回泣いていた気がします。ほんと良い歌ですものね。 チム・チム・チェリーは間近で観たせいか、すごく速い! 村さん、こんな高速にくるくる回してましたっけ? こういう短い演出が合間に入ってくるのも55STEPSの魅力です。 次はマンマ・ミーア!へ。右隣の方、もう涙が凄いことになってます(^^; ハンカチお貸ししようかと思った程。これまた、早水さんで何度も観た私は涙一筋程度で済みました。それに、ほら、役者さんが近くにいるものだから、細かいとこのチェックが忙しくて。。。 そしてやってきました、ドレミの歌。マリアが右に…いる…はず(^^; 私の位置から見えません。でも、お客さんの反応が良いんですよ。ここまでずっと、素晴らしい拍手の量とタイミング。大盛り上がりです。特に、私の左後方(3〜4列目くらい?)から拍手が起こることが多く、あとは同行者の左右です。ん? 同行者の右は私ですね(えへっ) こんな素敵な作品が、こんな素敵な観客と一体になっちゃったら、もう最高だよ♪♪♪ 金平マリア、うん、マリアになれていますね。この辺で…私の記憶は壊れます(^^; え〜っと…ナンデシタッケ(^^; 役者さんたちがマリアの指揮に合わせてド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ドになって出てくるんですよね。でもって、一通り歌い踊った後、客席に獲物を探しに行く、と(獲物云うな!) 舞台と客席を繋ぐ階段は二ヶ所あり、降りると2列目くらいの位置でした。通常公演だと、専用の階段があったので最前列前に降りてきたのですが、今回は既設の階段を使ってます。ということで獲物は必然的に通路付近から選んでいる様でした。ちぇ〜っ、と思ったら、あれ、誰か来た…って、えっと…目があった(^^; あ、何か語りかけている気がする。 「どうですか?」(某役者さんの目) 「えっ、あっ、うん…」(私) 「やってみません?」(某役者さんの目j) 「でっ、でもっ…」(私) 「ほらっ、勇気を出して!」(某役者さんの目) 「は…はい………」(私) そんな会話があった様な気がしました(たぶん妄想) で、おずおず、と手を出して渡された…あれは、何ていうんでしょう…楽器(^^; そして某役者さんは舞台へ帰っていきました。どっしぇ〜! ドウシヨウ(^^;;; ←今更何を云っている 残された私の手元を観れば、五線譜に全音符が一つ。頭真っ白け。あぅあぅあぅ(^^;;; これって、何の音でしたっけ!!(大パニック) 別に、音を知っている必要は何も無いんですけど、何だっけぇ(><) そうこうしている内に最初のドレミの歌が歌い終わり、再び某役者さんが私を捕獲にやってきました。が、がんばろう(^^;;; 舞台に上がると「ここに立って」と捕獲者さんがジェスチャで示してくれます。あぁ、優しいお姉さんだわ(誰だか認識していない) さらにジェスチャで「ここっ、ここね! ここを叩くのよ!」と教えてくれる。お〜け〜!お〜け〜! ただし緊張で顔が引きつる(^^;;; あ、そうそう、で、私の音はラでした。 気付けば選ばれた皆さんが左右に一列。前を見たら金平マリアが居るじゃありませんか。 さて、マリア先生指揮の下、ドから順に、一音ずつ音を出していきます。手が震える(^^;どきどきっ ド…レ…ミ…と続いていき、いよいよ私の番です。うりゃ!(ラ) 何とか音が出ました(ぜいぜい) 目の前ではちょこんと座り込んだ捕獲者さんが笑顔300%で拍手してくれます。どきどきっ。 …シ…ド♪ と音が続き、客席から大拍手。「ハレ姉(前述のハレさん)の嘘つき」…とここで私は思った。客席丸見えじゃないですか!! ハレさんのレポだと、客席はあまり見えなかったので緊張しなかった…とありましたが、ばっちり見えますって!(^^; 常設劇場じゃないから証明具合が違ったのかもしれませんね。見えるんですけれど見ている余裕は一切ない!(^^;;; 曲を知っているから何とかなるんです。次は ソ…ド…ラ…ファ…ミ…ド…レ… ソ…ド…ラ…シ…ド…レ…ド♪ と音を出していくわけですわ。ちなみに、高いレは客席から選ばれておらず、観客が「あれっ、どうするんだろう?!」と思った頃に、上手から村さんがダッシュで登場して音を鳴らしてくれます(^^)y マリアの指揮、観ている余裕がまったくないです(^^; 真っ白になった頭の中を必死で総動員し、↑の音順を思い出して音を出す。後で同行者に聞いたところ、ちょっと叩くのが早かったみたいですね。 ここで再び大拍手。そしてバックに音楽が流れ出す…とパニックは最高潮(^^; 音が流れると、そっちに気が行ってしまうんですよ。でも、自分は音を出さないといけない。おろおろおろっ(^^; まずは ド〜あを〜あけ〜ましょ〜♪ レ〜ッスンの時間〜♪ ミ〜んないっしょ〜に〜♪ ファ〜ふあんじゃない〜♪ ソ〜とにでたなら〜♪ ラ〜ららうたおう〜♪ シ〜ばふの上で〜♪ なんてたのしいっ♪ と頭の一音ずつ順に音を出していきます。今にしても思えば、最初に一音ずつ出したのはここの部分の練習も兼ねていたのね。ちなみに、歌詞は何度も観ていたらあっさり覚えました(笑)が、違っていたらごめんなさい。そして、今、実際に文字を並べて気付いたのですが、高いドは、ドって歌詞になってないんですね(^^; ここで舞台後方に移動します。捕獲者さんに連れられて、下手側からくるりと円を描く様に舞台後方へ移動。隣では捕獲者さんが↑の歌を歌ってます。あぁ、ステキ。ここで欲望が止められなくなる。楽しみ始める(^^; ついつい一緒に口ずさむ(^^;;; ちょうど舞台の一番奥までたどり着いた時、捕獲者さんが上手の舞台袖を指さす。ん? 何? 何だろう?? と思って見てみると、小太鼓を抱えた男優さんが手を振ってくれているではないか!! 准一郎だ〜!!(いきなり呼び捨てかよ) わ〜いわ〜い!!(准一郎好き) こっちも手を振る。緊張しているくせに、いつの間にやらノリノリである。 移動してたどり着いた先には鍵盤を見立てた椅子(台座)があり、「ここに座ってね」とジェスチャで示される。はいはい(^^) ド…ミ…ミ… ミ…ソ…ソ… レ…ファ…ファ… ラ…シ…シ… ドミミ… ミソソ… レファファ… ラシシ… ソ…ド…ラ…ファ…ミ…ド…レ…ソ…ド…ラ…シ…ド…レ…ド… 村さんが順に「はい、あなた!」「次、あなた!」と高速で叩くタイミングを教えてくれるが、速いですぅ(^^; 必死で付いていく。そして…村さんステキ(惚) 持って帰って良いですか?(ダメ) 欲望は止まらない。 ふと気付けば、私が座っている鍵盤の後ろに誰かが乗ってます。踊ってます。鍵盤が揺れてるもん(^^; 誰ですかぁ!!(激しく気になる) 振り向きたいけど、それは流石にまずかろうと自粛…というか、邪念はあるけど余裕がない(^^; 鍵盤の後ろには階段があって、そこでも男のダンサが音を出しているはずです。見たいよ見たいよ〜(^^;;; この間、必死に村さんの僕(しもべ)となって音を出す。せっせっ♪ やがて鍵盤が前に移動し始める。役者さんが押しているはず。これが…結構揺れる(^^;;; 舞台の上がかなりボコボコしていて、意外とぐらぐらっ! しかも緊張しているものだから、身体が硬直してバランスが取りづらい。何とか、ひっくり返らずに座っていられました。あの鍵盤、意外と早く動くのね。 いつの間にやらマリアも鍵盤前に移動してきていて、あっ、前半(アイーダの時など)よりも可愛い雰囲気になってる(^^) などとチェック機能も順調に(?)働き出す。が、そんな余裕はなかった筈だ!!(^^; そんな感じで終了。捕獲者さんが楽器を回収に。そして別の男性にエスコートされて座席に戻ります。エスコートしてくれたのは徳永さん。 「足下気をつけて下さいね」 (ありがとう) 「エンジョイされてましたね」 (いえいえ、それほどでも) ってな会話…ん?…会話になっとらんがや!(^^; 一方的に徳永さんが話しかけてくれただけで、私は心の中で返事しただけだぞ(^^;;; すっごい失礼なことしちゃったかも(><) でも、ホント、余裕無かったんです。あ〜つかれた(ぐったり) でも楽しかった(^^) 一言でまとめると「あっちゅ〜ま」でした(笑) 当然のこと(?)ですが、次のリトルマーメイドはまっっったく覚えておりません(きっぱり) そして一幕最後の曲、ビーアワーゲスト! 上手からシルクハットを被った岩崎さん…と思ったのですが、萩原さんだったみたいですね。この曲はアップテンポになったところから手拍子なんでよ! さ〜て、今日も手拍子起こすぞ〜♪ と思っていたら、客席全体から自然に手拍子となりました。やっぱ名古屋にこの作品合っている気がします。大阪遠征の時は凄く頑張りましたもの、ワタクシ(^^; 驚いたことに、この手拍子、静かなところでしっかり止まったものの、再び音楽が流れてダンスが始まると復活。すごいすごいっ! 何て素敵なお客さんたちなんだ!! びっあわっげすっ!(ビシッ) と決まって、一幕終了しました。はぅ〜(幸せの極み) 幕間は同行者と舞台デビューの話で盛り上がる。何をしゃべったか記憶が薄いのですが(^^; でも↑の様なことを話していたと思います。ここで、ふと、我に返る。何か大切なことを忘れているんじゃないだろうか…。えっと…私は誰に捕獲されたんでしたっけ(^^;;; やはり記憶があちこち欠落している様です。 ってな話をしていたら、右隣の方が「加藤さんですよ!!」と教えて下さいました。をを?! エスメラルダ?! 何ぃ〜!!! 一番美味しいじゃないですか!!! しかし、すっごい雰囲気違いました。もっと強い…空気が緊張する様な雰囲気を持った方と思っていたのに…めっちゃ優しかったんですもの。あぁ、素敵すぎる。 ここから、同行者を放置して(?)隣の方と四季の話で盛り上がる。盛り上がりすぎる。そもそも、メインキャスト以外の人の名前がさらっと出てくる時点で、この方は通です。さらに、舞台を観ていて涙がとまらなうなってしまうんです。良い人に決まっているじゃないですか! 偶然にも、ハレさんと同じ様なタイプの方で、話が弾みます。ぴょんぴょん。 同行者は一度トイレに立ったはずですが、あまり覚えていません(^^; 見知らぬ人とこんないきなり話が盛り上がってしまうなんて…私も変わったなぁ、などと思いつつ、オペラ座の話やキャッツの話を。オペラ座の初日、良かったですよね!!などなど。しゃべり倒していたら二幕が始まりました(ぉ?) 夢を配る(夢醒め)と挨拶。あら、挨拶の中に加藤久美子さんがいるじゃありませんか!! わ〜いわ〜い♪ ユタの曲は村さんです。本当に良い声、良い音、大満喫中。金平さんもナカナカでした。 アレキサンダーズ・ラグタイムバンド、これは異国の丘の華やかなニューヨークシーンを感じさせるダンスナンバ。ダンスパートのキャストが沢山変わっていたので、あっちもこっちもどっち(!)も見所満載。あぁ忙しい。華やかなダンスが目の前で、ほんと、手を伸ばせば届く距離に迫ってくるんです。すごいすごいすご〜い! ダンスは自然と岩崎さんに目がいきます。 名も知らぬ人、これも好きな曲です。李さんの声質とこの曲は合っていますね。福井さんも良かったですが、このポジションにしては少し声質が低い気がしました。後述のメモリーではシラバブを担当するのですが、そこが一番大変そうでした。 李香蘭は織笠さんのソロ。この曲はすごく聴かせる曲で、早水さんが本当に凄かったんです、が、織笠さんもやりますね!! ちょっとタイプが違いますが、聴き応え十分。曲が終わった後もすごく綺麗でした。 南十字星では炎の祈り〜バリ舞踊と、趣の異なる演出が続きます。女性ダンスパートが演奏などに大忙しなのですが、メンバが変わっていてどうなるだろう…。不安は杞憂でした。私が観ていないだけで、皆さん東京などで出演経験があるのかも? 渡辺さんの祖国も安定感がありました。 ここからはロイド=ウェバーの世界です。世界が一気に変わるため、ピラトの夢が繋ぎます。このピラトの村さん良いですねぇ(しみじみ) 私が村さんで好きなキャストは1番がグロールタイガー、2番がこのピラトです。この音、これこそピラト! ラム・タム・タガーは大阪で観た時に盛り上がりに欠ける感じがありましたが、名古屋は大いに盛り上がります!! 客席からタガー(李さん)が登場するので、登場した瞬間は私の席から分かりません。が、観客の反応ですぐに分かりました。そしてすぐさま大きな手拍子。観客が反応したらさらに盛り上がるのがこの曲ですよね。笑いもしっかり起こり、すっきり。 そして、いよいよ、最大の難関(?)メモリーです。織笠さんのメモリーは初めて聞きましたが、良いです! 早水さん以外では一番メモリーらしい雰囲気と、吸い込む様な力を感じました。キャッツでも観てみたいです。織笠さんで気になったのは一点。階段から下りる時、下り方があまり綺麗じゃないです(^^; 最近宝塚を何度も観たせいか、階段の下り方というのは随分人によって違うんだなぁ、と思っていました。階段の段を確認しながら下りている様で、ちょっと微妙。早水さんはどうやって降りていたのかなぁ。 メモリーで注目すべきもう一点はダンサ。真っ赤な衣装に包まれた女性ダンサです。これまで観た際は全て(大好きな)高倉さんのしなやかな姿に魅了されてきましたが、今回は居ません。誰が踊るの? おそらく、須田さんだった…と思います(違ってたらごめんなさい) これがまた、良かったんです。高倉さんに比べると、やや力強いというか、シャープな感じ。これはこれで良いですね。髪をかき上げる仕草はもう一つでしたが。(チェック細かすぎ) さらに注目どころは続き、オペラ座の怪人です。暫くぶりの村ファントム、最高でした!! これまで観てきた中で、一番丁寧で忠実な歌い方でした。完璧! そして声もやっぱりファントムらしさを感じますね。雰囲気がありますよね。やっぱり原作の舞台で村ファントムを観たいなぁ。バレエは岩崎ラウルが良いんですよ。 エビータに移ります。飛躍に向かって。ここ、格好いいんですよねぇ。客席も大盛り上がり。私も大盛り上がり。渡辺さん、ほんと良くなったわ。 そしてブエノスアイレス。下手から歩いてくる金平さん。智恵さんとの最大の違いがここでした。歩き方にエビータらしさを出そうとしているのは伝わってくるのですが、支配している空気がやや狭く、美しさがもう一つ。歌い方も、ちょっと作りすぎた印象。もっと自然にエビータに…って難しいですよね(^^; 色々云っていますが、期待を遥かに上回る及第点でした。レポはどうしても粗探し的なコメントになってしまうので念押し、良かったです! ここで一息ついて、スターライト・エクスプレス。って一息ついている余裕はありませんでした。ここ、村さんが尋常じゃなく凄かったです。村さんの声は知っています。村さんのすごさも知っています。村さんでこの曲をこの作品で聴いています。なのに第一声から一撃ノックアウト! すごいすごいすごい!!! すごすぎる〜!!! あ〜、びっくりした(^^) 次なる曲も大注目。大好きな大好きなヴァリエーションズです。坂田さんいないよぅ(^^; 誰がやるんだろう…と思ったら、やっぱり加藤久美子さんでした。坂田さんは切れ味抜群のナイフ、激しく格好良いのですが、加藤久美子さんはもう少し女性らしさを残した格好良さでした。 盛り上がりも最高潮でスーパー・スター。渡辺さんがぐいぐい引っ張っていました。楽しかった〜(感想にすらなっていない(^^;) この辺りから心の中では「終わっちゃう〜」「終わっちゃう〜」「終わっちゃう〜」状態。損な性格です。右隣の方は「すごい」「すごい」を連発してます。そ〜でしょ〜、そ〜でしょ〜(^^)にんまり ←別に私が威張ることではない 最後は勿論、アイ・ガット・リズム。タップは萩原さん、続いて准一郎!(またしても呼び捨て) ここで登場する意地っ張り〜が岩崎さん。一番の大拍手を受け…前述の二人が「しゃね〜ね〜な、仲間に入れてやるよ」ってな反応を待つのですが…待つ…待つ…長い(^^; この引っ張り方も客席が盛り上がりまくったためでしょうか。ちょっと不安になった頃、3人仲良くタップダ〜ンス。目の前ですよ、目の前! さいこ〜(惚) そして思い出しました。私は、クレイジーフォーユーのアイ・ガット・リズムを最前列中央で観たい!って、ずっと思っていたんです。作品は違いますが、念願適った感じ…というか…むしろ…念願かなえたくなりまくりになりました(^^; 恋のウォータールー、魔法使いと私は気付いたら終わっちゃっていました。 終演後も右隣の方と短い時間で熱苦しく語ってしまいました。観劇後は同行者とさらに熱苦しく語りまくり。私が選ばれたのは膝の上が空っぽだったからではないか、などなど、余韻はいつまでも。 (2010/2/21記) |