レベッカ (2010/3/21)
演目
レベッカ (1回目)
劇団・劇場
東宝 , 中日激情 1階9列43番
同行者
Eさん
キャスト
キャッチコピー
この館には、常に彼女の影がある…
グッズ等
公演プログラムを購入しました
CDを購入しました(30分は短すぎ〜(><)) 感想など
シルビアさん、さいこ〜!! これ以上の感想は…書きますけど…この一言につきます。
山口マキシム、雰囲気は良いです。でも、こういう大人しい(?)役は山口さんっぽくない気がします。優しい山口さんは少し苦手。一人我が道を行って欲しいのですが、この役はそういう役ではありませんね。仕方ないです。海辺で歌うシーンは迫力があって、らしさが見えました。ダンバース夫人に話しかける時の声の調子、怖くて良かったです。左足を少し前に出して、斜め45度、の姿勢で歌うのはいつも通りですね♪ 大塚わたしは、おどおどした感じから、強くなっていく切り替わりがすごく明解で良かったです。音も良いですが、少し口先で歌っているのと呼吸音が気になりました。ただ、あまりしっかり歌いすぎると、おどおどした感じと逆行していってしまうので、意識的だったかも。呼吸音はCDでは全然気になりません。 禅フランクは、良い味出している感じでした。安定感がありますね。 吉野ジャックは一幕の印象が薄いです。二幕では、小悪党振りが様になっていました。こういう役が似合うとは思っていなかったので、少しビックリ。 ベンTEKKANは印象的だったのですが、二幕は出番が少ないんですね。もう少し観たかったかも。 ジャンKENTAROは、歌が凄く上手くて驚きました。特に期待もしていなかったので得した気分です。 阿部さんは声が好きなので、それだけでOK♪ 伊東ベアトリスは、雰囲気と歌、両方良かったです。役的に、意地悪なのか、優しい人なのか、ちょっとドキドキでした。 寿ヴァン・ホッパーは、発声が素晴らしいです。インパクトのある役で、浮いたところもバランス良かったです。招待客として呼ばれた時、「わたし」とのわだかまりが無かったのはストーリィ的に気に入りました。 シルビア ダンバース夫人。これ程ぴったりなキャストって、そうそう出逢えないのでは?!と思いました。 姿の見えないレベッカを、浮かび上がらせているのは彼女です。主人レベッカとマキシムの結婚を、彼女はどの様な気持ちで見てきたのでしょうか。レベッカの死後も屋敷を守り続けた、レベッカの存在を守り続けたダンバース夫人。とても淋しい存在だなぁと感じました。 二幕になり、「わたし」が強く変わっていった時、置物を破壊しますが、それってひどすぎませんか? 壊れてしまった物を、彼女がどんな思いで直しただろう…と考えると…涙涙涙。問題なのは、そのシーン、大塚わたしもすごくすごく良かったので、どっちにも感情移入したくて、できなくて、あぁ一体どうしたらいいの?!?! とりあえず、ぼろぼろ泣いていました。 この作品、不思議なもので、序盤の内から最後のシーンが想像ついていました。幕が上がる前の「R」と、最初の演出で何となく感じたのだと思いますが、ふしぎ。(2010/3/21記) |