ドラキュラ伝説 〜千年愛〜
(2010/5/29)



演目
ドラキュラ伝説 〜千年愛〜 (1回目)
劇団・劇場
宝塚歌劇星組 , 愛知県芸術劇場 大ホール , 1階5列13番
同行者
Eさん
キャスト
ドラキュラ伯爵 松平 健
アマンダ/ミーナ・マリー 姿月 あさと
ヴァン・ヘルシング教授 今井 清隆
ルーシー・ウェステンラ
(ミーナの幼なじみ)
紫城 るい
ゼルマ(ヴァンパイア) 真織 由季
ナディア(ヴァンパイア) 朝澄 けい
ローラ(ヴァンパイア) 初嶺 麿代
アーサー・ホルムウッド
(ルーシーの婚約者)
松原 剛志
メフィスト(悪魔) 園岡 新太郎
ジャック・セワード
(ルーシーの伯父・精神科医)
治田 敦
ジョナサン・ハーカー
(弁理士)
IZAM
執事バベル 光枝 明彦
キャッチコピー
永遠の命と引き替えたもの − それは真実の愛
グッズ等
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感想など
 舞い上がる必要あるの? ピアノ線使わないの? どこでも同じ?

 松平健:初見だけどしっかりとした発生している。声は良い響きしていて、予想していたよりは遥かに良い
 ただ、感情というか…空気を変える様な部分がもう一つ。

 それを持っているのは、姿月さん、今井さん、園岡さん、光枝さん。

 伯爵の役は、他の役に比べて、変化に富み、難しい部分はあると思う。

 基本能力は決して低くない。ただ、作品の中に入りきっていない気がする。演じている。だから、ドラキュラ伯爵でなく、ドラキュラ伯爵を演じている男優の姿が見えてしまう。

 入り込んでいるのは姿月さん。台詞が口先なのは気になるが、歌はめっちゃ上手い。空気が一変する。歌う様に台詞も発生して欲しい。それと、雰囲気が良い。立っていても姿勢が良いというか、オーラがある。

 今井さんは、今井さん。パワー全開。衰えを知らない。意外とパワーだけじゃなく、器用なのか、(不器用に見えますが)、役から今井さんが飛び出る感じがない。役の中に確実にいる気がする。大好き。実力ぶち抜けてる。

 実力ぶち抜けてといえば、光枝さん。実は初見。切り替わりの早い役なのに、すごい!! 作品の雰囲気はこの人が作っている。役を作りすぎず、時におどけて、時に真面目に。

 全然マークしていなかったのに、ものすごかったのが、園岡さん。この役自体、人外で、ちょっと不思議な役。思い出したのは、ジーザスのヘロデ王。すごく異質な雰囲気なのですが、すごくしっかりと表現していて、発声も素晴らしい。めちゃくちゃ気に入りました。

 IZAMは特に何にもなし。紫城さんは、発声がちょっと苦手。ヴァンパイア3人組はしっかりしている。この3人がしっかりしているので、作品全体がきっちりした。アーサーは、時々「を?!」と思う姿があった。精神科医は違和感なかった。

 トークショーは園岡さんが司会、姿月さん、今井さん、IZAM、紫城さん。時間は15分。
 地元(?)三重県出身の二宮優樹がゲスト参加。物まねとか、約1/3を消費(^^; 氷川きよしの真似をした後、園岡さん、清さん、ずんこさん、と真似。やりたい放題w 今井さん、自分の物まね意外は「似てる似てる!」。自分の時だけ「似てない」。(^^;

 トークに入ると、姿月さんの反応が微妙で、園岡さんの苦労が忍ばれる(^^; そんな姿月さんですが、楽屋では大声で笑っていて、その声が別室まで響くとかなんとか…ってなエピソードも。とても明るくて、楽しい楽屋雰囲気だった様ですよ。今井さんネタでは、IZAMが、(園岡さんに対しても云っていましたっけ)、役の名前を覚えてくれないことに不満を。今井さん、間違えてアーサーって云ってしまったとかなんとか。流石不器用の鑑!!(2010/5/29記)

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