オペラ座の怪人 (2010/6/19)
演目
オペラ座の怪人 (17回目)
劇団・劇場
劇団四季 , 新名古屋ミュージカル劇場 2階E列16番
同行者
なし
キャスト
キャッチコピー
劇団四季のオペラ座の怪人は凄いらしい
グッズ等
特に何も買っていません
感想など
初日を超えたかもしれません。す、凄かった。劇団四季の力、その神髄に触れた気がしました。
主要キャストは何度も見た組み合わせ。完全に同じ、に近いくらいに見慣れたメンバです。違う組み合わせで、新鮮に、と思う気持ちがどこかにありました。ところが蓋を開けてみれば…。 全体的に、すごく丁寧になりました。特定の役者さんが、ではなく、全体的に、です。全員が、耳をしっかり使うようになっていました。音楽をしっかり聴いていて、先走ったり、タイミングをずらしたり、なんてことは一切ありませんでした。寧ろ、しっかり音に合わせようとして、若干遅れることがあるくらい。私はそういうのは全然気にならないどころか、丁寧さを感じて好きなので、問題ありませんでした。 アンサンブルのタイミングも音に合わせてそろっており、特に大勢で歌う時ほど、良さが際立ちました。 高井ファントム、歌い方、特に丁寧さがその時々で変わります。が、最も魅力的なファントムです。今回は、初日を上回る丁寧さ。そして、声の伸び。最高!! この高井さんは何度でも観たい、何度でも聴きたい! そのままCDにしたいくらいです。 笠松クリス、ちょっと久々でしたが、以前よりしっくり来る気がしました。元々、丁寧なため、特に今回歌い方や表現が変わった、とは思いませんでしたが、印象的には、「何か上手くなってる…」という感じです。 全体的に丁寧になった中、全く変わらないのが半場さん。この人、ほんと凄いです。青木フィルマンと共に、名古屋公演皆勤賞だと思いますが、いつも同じクオリティ。素晴らしいですね!! 種子島さんも変わらずですが、声の調子には若干波があります。今回は抜群に良い! アンドレが増田さんに戻っていました。やっぱり増田さんのアンドレも好きです。 前回、もう飽きてしまったのか、と思ったりもしましたが、まったくそんなことはない! 衝撃的でした。部隊セットを片付ける時の音が聞こえにくくなっていたり、色々なところで、基本に立ち返って手を加えた様な気がします。 この自浄能力を備えていることこそが、劇団四季の強さであり、魅力なのだと思います。そして、この能力があるからこそ、何年にも渡るロングランを実現できるのでしょう。 カーテンコールも大盛り上がりでした。 (2010/7/11記) |