オペラ座の怪人 (2010/6/19)



演目
オペラ座の怪人 (17回目)
劇団・劇場
劇団四季 , 新名古屋ミュージカル劇場 2階E列16番
同行者
なし
キャスト
オペラ座の怪人 高井 治
クリスティーヌ・ダーエ 笠松 はる
ラウル・シャニュイ子爵 鈴木 涼太
カルロッタ・ジュディチェルリ 種子島 美樹
メグ・ジリー 磯谷 美穂
マダム・ジリー 戸田 愛子
ムッシュー・アンドレ 増田 守人
ムッシュー・フィルマン 青木 朗
ウバルド・ビアンジ 半場 俊一郎
ムッシュー・レイエ 寺田 真実
ムッシュー・ルフェーブル 深見 正博
ジョセフ・ブケー 金本 和起
男性アンサンブル 天野 陽一
伊藤 潤一郎
佐藤 圭一
瀧山 久志
柏田 雄史
伊藤 礼史
野村 数幾
女性アンサンブル 大橋 里砂
古屋敷 レナ
籏本 千都
暁 爽子
菊池 華奈子
河村 彩
榊山 玲子
松ヶ下 晴美
吉村 和花
村瀬 歩美
吉川 瑞穂
齋藤 さやか
キャッチコピー
劇団四季のオペラ座の怪人は凄いらしい
グッズ等
特に何も買っていません
感想など
 初日を超えたかもしれません。す、凄かった。劇団四季の力、その神髄に触れた気がしました。

 主要キャストは何度も見た組み合わせ。完全に同じ、に近いくらいに見慣れたメンバです。違う組み合わせで、新鮮に、と思う気持ちがどこかにありました。ところが蓋を開けてみれば…。

 全体的に、すごく丁寧になりました。特定の役者さんが、ではなく、全体的に、です。全員が、耳をしっかり使うようになっていました。音楽をしっかり聴いていて、先走ったり、タイミングをずらしたり、なんてことは一切ありませんでした。寧ろ、しっかり音に合わせようとして、若干遅れることがあるくらい。私はそういうのは全然気にならないどころか、丁寧さを感じて好きなので、問題ありませんでした。
 アンサンブルのタイミングも音に合わせてそろっており、特に大勢で歌う時ほど、良さが際立ちました。

 高井ファントム、歌い方、特に丁寧さがその時々で変わります。が、最も魅力的なファントムです。今回は、初日を上回る丁寧さ。そして、声の伸び。最高!! この高井さんは何度でも観たい、何度でも聴きたい! そのままCDにしたいくらいです。

 笠松クリス、ちょっと久々でしたが、以前よりしっくり来る気がしました。元々、丁寧なため、特に今回歌い方や表現が変わった、とは思いませんでしたが、印象的には、「何か上手くなってる…」という感じです。

 全体的に丁寧になった中、全く変わらないのが半場さん。この人、ほんと凄いです。青木フィルマンと共に、名古屋公演皆勤賞だと思いますが、いつも同じクオリティ。素晴らしいですね!! 種子島さんも変わらずですが、声の調子には若干波があります。今回は抜群に良い!

 アンドレが増田さんに戻っていました。やっぱり増田さんのアンドレも好きです。

 前回、もう飽きてしまったのか、と思ったりもしましたが、まったくそんなことはない! 衝撃的でした。部隊セットを片付ける時の音が聞こえにくくなっていたり、色々なところで、基本に立ち返って手を加えた様な気がします。
 この自浄能力を備えていることこそが、劇団四季の強さであり、魅力なのだと思います。そして、この能力があるからこそ、何年にも渡るロングランを実現できるのでしょう。 カーテンコールも大盛り上がりでした。 (2010/7/11記)

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