ガイズ&ドールズ (2010/8/28)
演目
ガイズ&ドールズ (1回目)
劇団・劇場
東宝 , 中日劇場 2階6列24番
同行者
なし
キャスト
キャッチコピー
世界一愛されるミュージカル・コメディ!!
グッズ等
特に何も買っていません
感想など
初見の役者さんが大量、作品自体も初見。ドキドキ。
ジャンルとしてはコメディ、に属するのでしょうか。その割には笑いの要素、雰囲気がちょっと控えめという印象です。アデレイドの高橋由美子さんが名古屋弁を使ったり、ちょっとした笑い要素をちりばめてもいるのですが、そんなに笑える感じではありませんでした。笑いを取りたいなら、ネイサンがもっと頑張らないといけないかも。 作品としては、面白いと思います。演出はシンプル、衣装もシンプル。ダンスは面白いのですが、圧倒される程ではありません。しかし、先の読めるそのシンプルな展開が、心を引きつけます。そして、歌です。特にソロの曲が、すごく良かったです。うわ〜、うまい!!と、何度も思いました。 スカイを演じる内さん、え〜っと、ジャニーズの方なんですね。雰囲気がすごく良かったです。また、ダンスシーンできびきび動く様も魅力的でした。 ネイサンを演じる錦織さん、随分客席にファンがいた様子。だみ声なのですが、ちょっと聞きづらいところがありました。だみ声=聞こえづらい、という訳ではないため、もう少し何とかなりそうな気がします。早い台詞が多かったせいもあると思いますが、一番重要な役だったので。 笹本サラ、あ〜、も〜、可愛いなぁ!! 今回、舞台から遠く離れた席で観ていたのですが、それでも伝わってくるんです。今、サラがどういう心境なのか、どういう状態なのか。笹本さんの身体の大きさの、もう一回りか二回り大きな所まで、サラという役が存在しているんですね。歌もすごく良かったですが、総合力が最高でした。 高橋アデレイド、今回が高橋さんを拝見するのも初めて。が、こんなきゃぴきゃぴ(?)した役を演ずる方とは思っていませんでした。イメージが「南くんの恋人」(昔のテレビドラマです)とレミゼのファンティーヌだったため、どちらとも大きく違います。しかし、これがまた、随分可愛いんですね。それよりも、何よりも、歌です! めっちゃくちゃ上手いのね!! 流れる様に、でも、崩れないで歌うんですね。ひや〜、吸い込まれる〜!! 期待していましたが、それ以上でした。 アーヴァイト・アバーナシーを演じていたKumaさんだと思いますが(私と同じ名前ですね)、二幕でサラのことを思って歌った曲が、ものすごく思いが伝わってきて、感動しました。あ〜、こういうのに弱いです。 ナイスリー・ナイスリー・ジョンソンの金澤さん、おそらくかなり声量があったのでしょう。なぜ、推測的な文章にしているかというと、全体的に音がうまく響いてこなかったんです。金澤さんに限った話ではなく、全てマイクを通した音、という感じが強かったんですね。これ、どうしてでしょうか? お陰で、声量が大きい人は、何云っているんだか分からない時が(特に歌っている時)ありました。歌う時にボリュームを上げていたのかな? それが強すぎた??? いや、でも、通常の台詞もマイク音って印象が強かったし。う〜む(悩) ちょっと勿体なかったです。 客席は、一階席は分かりませんが、二階席は随分空いていました。やっぱりネームバリューが一番なのね、と少し淋しさを覚えつつ、数少ない観客が、しっかり手拍子して、拍手して、と盛り上がれたのは嬉しかったです。 終了後、出口の外に3列に並ぶ若い女の子たち。どうやら出待ちの様です。随分、なんていうか、規律正しいのですね。いや、実際に役者さんが出てきたらどうなったか知りませんが。 (2010/8/29記) |