オペラ座の怪人 (2010/9/5)



演目
オペラ座の怪人 (21回目)
劇団・劇場
劇団四季 , 新名古屋ミュージカル劇場 2階F列18番
同行者
なし
キャスト
オペラ座の怪人 佐野 正幸
クリスティーヌ・ダーエ 高木 美果
ラウル・シャニュイ子爵 飯田 達郎
カルロッタ・ジュディチェルリ 種子島 美樹
メグ・ジリー 磯谷 美穂
マダム・ジリー 戸田 愛子
ムッシュー・アンドレ 増田 守人
ムッシュー・フィルマン 青木 朗
ウバルド・ビアンジ 半場 俊一郎
ムッシュー・レイエ 斎藤 譲
ムッシュー・ルフェーブル 寺田 真実
ジョセフ・ブケー 金本 和起
男性アンサンブル 天野 陽一
佐藤 圭一
伊藤 潤一郎
町田 兼一
柏田 雄史
野村 数幾
瀧山 久志
女性アンサンブル 暁 爽子
諸 英希
吉村 和花
吉川 瑞恵
園田 真名美
梅ア 友里絵
村瀬 歩美
菊池 華奈子
河村 彩
榊山 玲子
籏本 千都
松ヶ下 晴美
キャッチコピー
劇団四季のオペラ座の怪人は凄いらしい
グッズ等
特に何も買っていません
感想など
 隔週で観に行っているので、キャストがほぼ同じ、しかし微妙に違う組み合わせです。

 増田さん、いや〜、懐かしい(しみじみ) もの凄く、しっくり来ます。居るべき所に帰って来た、そんな気がするんです。
 相方(?)の青木さんも復活。この二人のコンビは一番好きです。

 佐野ファントム、どんどんパワーアップしていますね。今回は前半からとても迫力があるというか、気合いに満ちあふれていました。ただ、その分、崩すところも多くて、丁寧な表現が大好きな私としては、良い部分と悪い部分、両方の中で葛藤。

 特に良かったのは、クリスティーヌは自分の物だ、と云いながらも、その後ろに陰が見えること。どこか自信のなさ、心の奥の暗さが表現されています。自信満々ではなく、そう見せかけている、そんな雰囲気が伝わって来ました。こと、感情表現に関しては、佐野ファントムが一番かもしれません。

 高木クリスと達郎ラウル、少しずつ相性が良くなって来た感じがします。ようやく、初めて(!)、ALL I ASK OF YOUがしっかりと歌ってくれましたよ。あ〜、満足。高木クリスは、何度聞いても、もう少しピュアに…と感じます。達郎ラウルは観るほどに、惹かれていきます。3人のラウルはそれぞれ良い部分が違うので、甲乙付けがたいです。久々に、佐野ラウルも観たいのですが…もう無理でしょうね。

 半場さん、今日はずいぶん声が通っていました。いつも良いんですけど、今日は格別良かった。達郎ラウルが元気なので、半場さんの声も通ると、プリマドンナのシーンは素晴らしすぎちゃって最高ですね。しかし、半場さんの安定感ってば、どんだけ凄いんでしょう。半場さんにはこの言葉がぴったり。ビンテージ。

 アンサンブルですが、バレエがちょっと。。。 オペラ座のバレエって、難しいでしょうか。アンサンブルメンバが変わった時など、結構露骨に分かる時があります。
 もう一つ気になったのが、イル・ムートのメンバ。雰囲気がイル・ムートじゃないって云うか…どこかしっくり来ませんでした。特に、ご老体は…ご老体に感じられませんでした。歌声ももっと低い音が出る方が好きです。

 出発は〜 中止 だぁ〜〜〜〜〜♪

の、だぁ〜〜〜〜〜って部分の音。この音が重要なんですよ!! ちょっと軽い感じがしました。また、歩き方とか、軽快過ぎかな、と。とても好きなシーンなので、気になりました。

 今回、たまたま、私の左右の方が一人で観劇していました。私を含めて三人が一人観劇。あら、珍しい。お客さんの反応は…過去最も悪かったのですが、かなり初見の方がいた様にも感じました。千秋楽発表の影響でしょうか?
 (2010/9/5記)

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