数年前、ある写真に目を奪われました。
エメラルドグリーンの海と、赤茶けた岩壁と、真っ青な空に囲まれた
小さな入り江の写真です。

この無人島でキャンプしながらダイビングするとのこと。
行ってみたい・・この景色を見てみたい・・・・
すっかり心を奪われ、
一年後の夏に実現しました。

メキシコのラパスからボートで１時間、エスプリット・サント島です。

毎日、朝晩、ビーチにペリカンが小魚を捕りにやってきます。
バシャッと勢いよく水面にダイブするのですが、
羽がじゃまして体半分しか水中に入れないようで、
なんともおもしろい光景です。

小魚が採れたときは、くちばしの辺りがもぐもぐ・・・
失敗したときは静かです・・・

お腹が満たされるまで、何十回も繰り返します。
これをただぼーっと眺めるのもいいものです。

今日の夕飯は、海で取ったウニ山盛り・・・
ちょっと大味ですが、おいしいです。

このサボテン、
1年間に１cmしか成長しないとのこと・・・

ということは、樹齢300年?！

数メートルもあるサボテンがあちこちに立っています。
ちなみに他のブッシュみたいに見える植物も
全部サボテンの仲間だそうです。

テント前のビーチ

シュノーケルしてみました。
左に岩がありますが、2個目のところくらいまでは
砂地に小魚の大群やエイがいました。
もう少し遠くまで行くと、少し岩場もあって、
カラフルなのがいっぱい居ます。

キャンプサイトは
灼熱の太陽と豊かな海、
目の前の海に広がるペリカン達の楽園、
振り返ると巨大サボテンの生える岩壁、
朝はペリカンが海にダイブするバシャという音で目が覚める・・・

すべてがステキです。

今まで行った中で、とっても大好きな場所。
思い出すだけで幸せな、何故か切ない気分になります。