サイクリングinしまなみ海道
日程:2002年9月1日(日)〜7日(土)今回はキャンプをしながら向かおうという目的があったので大荷物です。サイドバッグ1には着替え一式。サイドバッグ2には自転車の修理キットやトラベルセットなど。後ろに括り付けられたのは銀マットとシュラフ。前籠には2Lのペットボトルが入る水筒とテントです。あと見えてないんですがテントの下にカバンが潰されて収納されてます。
9月1日午前6時前。R1の揖斐川の橋を渡りきったところで虹が見えたので激写。でもこの後の天気もぐずつき、結局四日市の市外を抜けて鈴鹿の手前からようやく晴れ間が広がり始めます。
名阪高速の亀山のインター手前のファミリーマートでAM10時頃、早めの昼食を摂り(言い忘れていましたがキャンプといっても食事は自炊してませんのであしからず)ここからR25(旧道)に入って西へ西へ移動を開始します。
伊賀〜亀山R25は思ったより優しい道です。もちろん10Kg弱の荷物を積んだ自転車で上るのは困難ですが車も少なめで峠道というほどでもないので、単車、軽めの自転車ならいいツーリングロードかも知れません。
さて、そうこうしているうちに夕方が迫ってきたので、一泊目のキャンプ場として選んだのがここ大河原駅前の木津川の河原です(もちろん無料)。ここは日曜ということもあってかデイキャンプしている方が結構いらっしゃいました。大阪から来られたというお兄さん三人組の漫才トークも見れてなかなかお勧めの場所かも知れません(笑)
二日目もR163をひたすら西に。しかし、木津から大阪に入るためには生駒(いこま)の山々を越えなければならず、ここで一苦労。とにかく車が多い上に自転車では上れないようなアップがかなりあります。ほとんど自転車を押して上がった覚えしかないので覚悟が必要です(笑)。しかし、一度上がりきってしまえば素晴らしい絶景が望めます。大阪の町並みが遠くに広がっている景色は夜景でなくても圧倒される思いだったので、夜景で見れたら更に綺麗なんじゃないかな?
但し、バイパスっぽい(・・・というかバイパス(普通、自転車は走ってはいけません(爆)))のでちょっと恐いかも知れません。まぁ、自分は下りを楽しんで40Km強のスピードで駆け下りましたが(爆)。
大阪を越えてからは神戸までR2、神戸に入ってからは坂が目立ったのでR43に切り替えて西へ。そのうちR2が合流してまたR2をひたすら西へ。結局この日はテントを張れそうな場所が見当たらなかったので西明石のビジネスホテルにチェックイン。洗濯をしてぐっすり熟睡・・・
時間に余裕が出来たのでR2から主要道の96号へ。しかし、この道、車も少なくて幅員も結構広めなので思った以上に進めてしまいます。P.M.1時過ぎには岡山市の手前まで来てしまい・・・調子に乗って進んでしまったのがそもそもの間違いで、数時間後吐きました(汗)。
結局、岡山市に入ったのはいいがキャンプを張れる場所がなく、途方に暮れていた自分に一組のおじさん夫婦が声をかけてくれました。ひとしきりお話しに興じた後、ポカリスエット500mLを奢ってもらってしまいました! どうやら治安はかなり良い模様なので、こっそり港のそばの公園でテントを張って野宿。ただ、まつぼっくりがポトポト落ちて、結構神経質な夜になりました。
9月4日未明にテントを回収して昨日ポカリスエットを御馳走になったコンビニ(SEVEN ELEVEN)横で朝食を摂る。しかし、この時梧は相当な誤算をしていた! てっきり瀬戸大橋は自転車も通れる・・・と思っていたのだ! そんな勘違いをちょうど出社してきたコンビニの店長さんがわざわざ電話までかけて確認して下さいました。結果、瀬戸大橋は自転車では渡れないことが判明! 尾道のしまなみ海道まで更に西に進むことになったのだ。
しかし、岡山の人は良い人ばっかりだなぁ、と感心。路面電車も走っていて、一度ゆっくり観光してみるのも悪くないなぁと思った梧でした。
尾道といえば、自分的には「らーめん」だったので、夕食は尾道らーめんに決定。駅前のらーめん屋さんで大盛りを頼む。ふむふむ。豚の脂が浮いている割にはギトギトしないし、しょうゆ濃口の味付けの割にスープも飲める。元は呑んべぇの為に作られた素人ラーメンとはいうがなかなかの出来(<偉そう(笑))。一度御賞味あれ。
その後はお土産を買って洗剤買って・・・結局寝たのは9時過ぎでした。もっと時間があれば、映画博物館とかアーケード街とか面白そうだったんですけどねぇ。
ちなみにしまなみ海道は6島7橋で構成されており、自転車や歩行者、原付は1000円も掛からず全ての橋を渡ることが出来ます。各橋ごとに料金は違うので備え付けのパネルで確認してね。
あ、それから必ず小銭を用意しておきましょう。
実は梧、二番目の橋を渡るとき小銭がなくって50円なのに20円しか払わず通過しちゃったんです(汗)。もちろん、近くの売店で両替して残りの30円を入れに戻ったんですが、基本的に橋の料金所は高い位置にあるので、下ってまた上って・・・っていう辛い思いをしなければならず、こういう間抜けな思いをしたくないのなら、最初の料金所の手前の自販機コーナーでくずしておきましょう。
基本的に無人料金所みたいなので通る人の善意によるみたいなんですけどね。
透き通っている海の写真は生口島の海岸より。
なんでもあわびが美味いとか。それ以外にも柑橘の直売所なんかがあって個人的に一番お気に入りの島かな。
やっぱり通り過ぎるだけではこの島々は惜しいですね。色々楽しめそうな場所があったので橋が繋がっていない島も含めて今度はきちんと観光で行ってみたいと思います。
左の写真に写っている白い泡だって見えるのは渦潮です。大島〜今治を結ぶ来島海峡大橋の上から撮りました。
ちなみにこの橋約4Kmの全長のメインケーブル(ピアノ線)を繋ぎ合わせると地球を2.5周するほどの長さになるとか・・・いやはや途方に暮れそうな壮大さっす。だからってわけでもないでしょうけど、この橋だけ200円と硬貨が二枚必要です(笑)
この後、雲行きも台風の影響も怪しくなってきたので東予港からフェリーにて大阪まで帰ることにしました。
ところで、この港の食堂のカツ丼は美味しかったっす。衣のサクサク感がなかったので総合評価では85点ぐらいですが、味付けは最高に良! ほんのりと甘味がかったタレが目茶ウマです。
さて、結局丁度一週間で名古屋まで戻ってきた走行距離はトータルでおおよそ800Kmにも及びました。最終日とその前日は大雨に降られたり、亀山でパンクに見回れたりして疲れましたが、なんとか生きて帰ることが出来ました。ここに応援していただいた皆様に厚く御礼申し上げますm(_ _)m
今回の旅はキャンプをしながら・・・という予定でありましたが、半数はホテルなどに泊まってしまったことが、少し残念な結果になりました。とはいえ、数日のキャンプでも良い経験になりました。あとは料理を覚えないといけないのが今後の課題ですね。ときおり道の直売所に新鮮な野菜とか果物が売っていても通り過ぎるだけというのは悲しいものがありますから(笑)