青春18〜鉄道旅行in early spring


 「鉄道旅行」。言葉の意味はそのままなので敢えて説明する必要もないでしょうが、皆さんは鉄道旅行したことありますか?
 修学旅行や遠足で鉄道を使う……勿論、それも一つの鉄道旅行に違いありません。でも、鉄道にはもっと素敵な旅を演出する力があると、自分は一人で勝手にそんなことを思っていたりします。
 各駅停車に乗り込み、知らない土地に一人、降り立つ。駅のホームで一つ大きな深呼吸をすると知らない空気が心を駆け巡っていく。
 探求するという期待と喜び、踏みしめる足が自分の生きている証明のように感じる瞬間、開放を感じると同時に密かに湧き上がる不安……色々な感情が通り過ぎていく。そんな刹那が大好きです。
 このページは梧臨海が適当に時刻表片手に旅をした記録であったりします。駄文と稚拙な写真展ですが、もし良ければごゆっくりとしていって下さいませ。

1日目


高尾駅<夜明け前の高尾駅です。JR中央線の関東圏の玄関口ですね。写真の改札に飾ってある天狗様も圧巻ですが、ホーム内にもこれまたデカイ天狗様の彫刻が。東京から中央線快速で1時間ぐらいですが、ここから先は山間部。比較的お手軽なハイキングコースになりそう。

小淵沢周辺 >中央線を長野・塩尻方面へ下っていくと、その前に山梨県の県庁・甲府駅、JR小海線の小淵沢駅を通ります。この写真はその周辺から進行方向に向かって左(南)の山々を撮りました。ごつごつとした山肌が壮観です。山々はもう少し先の春を待っているんですね。

駒ヶ根周辺 <塩尻の手前、岡谷駅を経由して辰野駅から飯田線に入ります。この飯田線、JR地方交通線の中でも相当の難線です。実際、距離的にはそんなに大したことないのですが、停車駅が半端でなく多く、車掌さんが駅に降りて切符を回収して回るという荒業をやっているので停車時間も若干長めなんですね。各駅停車で行く場合、6時間以上は覚悟してくださいネ。

天竜峡駅 >そんなこんなで到着したのがココ、天竜峡駅。美しい渓谷が魅力の小さな町です(一通りぐるっと回るだけなら1〜2時間あれば回れてしまうほど)。他には川下りやりんご狩りなんかも有名なのかな? 流石に平日なので騒がしいのは学生さんだけだったのですが(w

天竜峡01 <天竜峡景観。昔は現在の水面よりも100mほど高い位置に水面があったそうですから、どれだけ岩盤を削ってきたのか……その水量は想像できませんね。

天竜峡02
中井侍周辺 >天竜峡からさらに豊橋方面へ下っていきます。この写真は中井侍駅付近で撮ったものですね。車窓からでも隣を流れる天竜川がよく伺えます。ここから列車はトンネルを幾重にも抜け、河川岸に沿ってうねりながら南を目指して行きます。

<2004年くらいのコンデジなので画像相当荒いですが、もし良かったら動画もどうぞ。確か三河川合駅付近で撮った映像ですね。川の流れを見てると妙に安心してしまうのは自分だけかなぁ。