【手紙とヴィデオ】作詞:梧臨海 2002/01/08 今日も灰色の空から 白い妖精が舞い降りる TVは退屈なバラエティ 流石に飽き飽きしちゃう 仕事納めの郵便受け取り 差出人には懐かしい文字 右上がり古い友の名 今では遠い遠い空の下 一枚の手紙とヴィデオ 古びた背帯に同じ文字 君の不器用な朴訥(ぼくとつ)さ 思い出す 街に馴染むこと出来ない 君が唯一楽しんだ 映画ね 憶えているわ 私だって 何度も君に付き合わされたのよ 忘れるわけない …だって 君の横顔ずっと眺めていたのよ 同じ時間が欲しいの? 古びた背帯を押し込んだ 巻き戻されるヴィデオ 遅くて酷くもどかしい それは一つの学生映画 ひたむきに前を追い求める 夢が与えるパワーで 皆が満たされていく 校舎に一組の男と女 身体を寄せ合う二人 ウソ こんな展開なんて 知らない お互いを愛し合う二人 ヤダ あんなコト私 出来ない 憶えていない 私だって 君はこうなるって知っているの? 忘れるわけない …だけど 君の横顔ばかり眺めていたから? ちょっと待ってよ 私って 何度も君に付き合わされたのよ ちょっと待ってよ それって 酷く複雑な気持ち… 残った手紙 見るのが怖いよ 君の気持ち 知るのが怖いよ