【自然があって僕らは生きてる】 作詞:梧臨海 2003/6/27 雨露香る木立を駆け抜ける センターラインの消える彼方 靄《もや》を増した森が迎える 白く霞む夜霧の深淵《しんえん》 丑三つ時 人の灯《ともしび》掻き消える 虫の羽音 宵の国へ誘うメロディ 微かに感じる命の営み 怖れを抱《いだ》く無垢の闇は 人間《ヒト》とは違う別の命 静かに触れた大地のリズム 月夜の明かり無垢の影を 人間《ヒト》とは違う別の命 呼吸を合わせて安らぎの夜へ 雨上がり一人、堤防へ上る Tシャツを湿らせる向かい風 纏わりついた天泣《てんきゅう》の欠片 遠くから陽《ひ》光る 東の裾野 顔を上げた太陽は 朱《あか》く明《あか》く 全ての命を燃やすよ 現世《うつしよ》現る天架ける弓 色とりどりの空に咲く花 暁の女神が祝福する 寄せては返す水の循環《サイクル》 風もまた北の丘、上る 追い風 僕の背中を押していく 呼吸を整え 一日が始まる