【25時】作詞:梧臨海 2005・11・28 夕闇押し寄せる 切ない時間に いつも目覚めるの 太陽の光は 今の私に 眩しすぎるから あなたを待つ 夜は長くて ときどき どれだけ待っても トビラが鳴らない夢を見るの あなたは言う 「寄るよ、また……」 ドキドキ いつまで綺麗な 微笑に騙され続けるの 25時の時計が鳴るわ あなたがいつも訪ねる時間《トキ》 25時のトビラが鳴るわ あなたを私、待ち伏せる 目が合った瞬間に 優しくなれるの いつまでもあなたを 視線で追い求めているの ねぇ あなた…… その微笑に意味がないのなら 私は今 恋に落ちてる…… 帳の落ちた闇は 長いようで刹那 別れも同じもの グラスの宝石を 今宵の縁と 流し込むから あなたを送る 夜は寂しく 常々 「これが最後かも」 悪い予感が頭を過《よ》ぎるの あなたは笑む 「寄るよ、また……」 ドキドキ また来てくれる 真実より甘い嘘でいい 25時の時計を待つわ 指折り数え早幾年 25時のトビラが鳴らない あなたと何故、逢えないの? 目が合った瞬間に 泣き出してしまうの いつまでもあなたを 視線で探し続けているの ねぇ あなた…… あの言葉に嘘がないのなら 私は今 愛を求めてる…… 25時の灰冠り姫 夢から覚めない眠り姫 25時のトビラは鳴らない だから私も 目覚めない 目を開いた瞬間に 泣き出してしまうの ここにいないあなたを 視線で知ってしまうもの ねぇ あなた…… あの嘘に悪気がないのなら 私を最後に抱き締めて……