チボリの噴水庭園

ティヴオリの噴水庭園は、ローマの東の近郊約30Kmにある、オリーブ畑と葡萄畑が広がる丘陵地滞にあります。
ルネッサンス時代の1550年に枢機卿のイッボリト・デステが修道院を改築して別荘を造営した時に、ナポリ出身の建築家のビッリ・リゴリオが、山の谷間を利用して、これまでに類を見ないルネッサンス時代の贅の限りを尽くした噴水庭園を造っものです。
エステ家の噴水は500を数える。なかでもオルガン噴水、100の噴水、楕円の噴水など有名なものもあり、園内至る所から吹き上がる水の饗宴は芸術的であり、華麗な噴水のハイライトでした。



ティヴォリは古代のローマ時代から皇帝や貴族の別荘地
として栄えた都市です。
エステ家の別荘から見たティヴォリの街並みは、中世の面
影を
残しています。

エステ家の宮殿

エステ家の宮殿内に展示されているフレスコ画を見て、いよいよお目当ての噴水庭園に入る。
エステ荘の入り口はもともと山の麓にあつたが、現在は高台の別荘の建物から入場するようになっている。
高台の入り口から園内に入ると、斜面の緑におおわれて繰り広がっている、雄大な噴水庭園が一望のもとに見渡せる。、

エステ家の噴水

ティヴォリの街を流れるアニエ-ネ川の水を庭園に引き込み、地形の高低差を利用した水圧で、さまざまな工夫を凝らした噴水が斜面に沿って数多く造られている。
古代ローマからルネッサンス期にかけて、貴族や皇帝ちの水と庭園の別荘地として栄えた

オルガン噴水

エステ家の庭園の中でも最高の傑作といわれているのがオルガン噴水だ。かつては水力を利用してオルガンを奏でていた。
現在は聴くことは出来ないが、背後に建っている荘厳な建物や、噴水を取り囲んでいる緑の森のなかから、吹き上がる水音にまじって、かすかにオルガンの音色が聴こえるのは気のせいだろうか。

100の噴水-1

庭園に入ってすぐに目に付くのが「100の噴水」である。プロムナードに沿ってつづいている噴水の放列は、中世の歴史の変遷を感じさせる。

壁面にはエステ家の紋章である鷲の彫刻がある。古代ローマからルネッサンス時代までのさまざまな動物たちがかたちどられ、噴水はそれらの動物の顔から噴出している。

100の噴水-2

苔むしたシダの間からライオンなどさまざまな動物の顔が突き出していっせい水を放出している。
歩道に沿って横一列に100mくらいえんえんとつづいている。

ヴィーナスの噴水

この噴水は楕円形だが、手前の貝からヴィーナスが出ようとしているので「ヴィーナス噴水」ともいわれています。
円形の滝状に流れ落ちる水の中に通路があり、裏側を通り抜けることが出来ます。

池を彩る噴水

庭園のメインストリートの池に、高く舞い上がっている噴水の放物線が、緑に映えて美しく降りかかっている。

エペソスのディアナの噴水

神話の女神ということだが、10個くらいのオッパイから水がほとばしり出ている立像です。

虹のかかる噴水

無数の噴水が並列に高く噴き上がり、巨大な水の壁をつくっている。そして内側に虹の輪がかかっている。

噴水の源

噴水庭園として水の芸術を演出している舞台装置
は、ダイナミックなパイプ方式だった。

豊かな緑の木立

自然の地形を生かした庭園に樹木が覆い茂っており、森の中に足を踏み入れると灼熱の太陽を遮る木陰となっている。
しばらく日陰で休憩すると、絶え間なく流れる水の音と、濃い緑がいっしか心を癒してくれる。

石の噴水

巨大な石がころがっている。ただの石かと思ったらてっぺんから噴水が上がっている。
庭園にあるものはオブジェでも噴水になってしまう。まさに楽園に踊る水しぶきだ。

樹木のように噴き上がる噴水

曲がりくねった園内の歩道に、まるで樹木のように噴水が舞い上がっているのが。いかにも噴水の庭園らしい。モーターで噴き上げる噴水にはない、自然の噴水の安らぎが感じられる。

現代的な庭園

16世紀にエステ家は谷間の原野を造成して巨大な噴水庭園を造り上げた。そしてそのまま手つかずに現代にいたっている。
だが庭園は現代的な樹木と調和のとれた美しい庭園にとなっている。古代と現代を対照しているようで興味深い。

ライオンの石像

ライオンが人間の子どもに授乳している石像だ。
ライオンの顔のあたりに噴水が上がっている。大変珍しい石像だ。神話の世界じゃないかと思った。