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張繍征伐 |
曹操は宛の張繍を攻めた。張繍の配下賈翊は張繍に降伏を勧めた。
曹操は張繍の兄嫁、雛氏を自分の妾とし、張繍陣営を辱めた。
| くそ。曹操め。下手に出れば、調子に乗りおって。 |
| 怒りをお静めください。張繍さま。 いま段取り通り事を運べば、 曹操を捕らえることができるでしょう。 |
| 典韋の始末はこの胡車児にお任せください |
張繍は賈翊の策略を用いて、酒宴で無防備の曹操を攻撃した。
すっかり油断していた曹操は、命からがら逃れた。
典韋は大酒をくらい爆睡していた。
異変に気づいたときには武器は胡車児に奪われていた。
典韋は一人で十人の敵を相手に奮闘し
両手に二人の兵を抱え絞め殺し、鬼のような戦いをした。
| 一兵たりともここを通さん!!!!!! |
次第に張繍の兵が取り囲み典韋は体中に槍を受け壮絶な死を遂げた。
曹操は名馬、絶影を飛ばし逃げたが、
馬が矢を受け走れなくなった。
一緒にいた曹操の長男、曹昂はみずからの馬を差し出した。
徒歩になった曹昂に胡車児ら張繍軍が迫ってきた。
| 我こそは曹操の長子、曹昂なり!!(母上さらば。) |
曹昂は胡車児の槍の餌食となった。
| 見事な死に際であった! |
于禁は追撃してくる張繍軍をよく防ぎ、
守りながら退却したため被害が少なかった。
| 落ち着け!!敵の追撃は弛んだ。 陣を乱すな!軍令を守らぬ者は斬る!! |
曹操は于禁のこの活躍を喜んだ。
曹操は無事帰還した。
曹昂の義母であり育て親の丁夫人は
曹昂の死をひどく痛み曹操を責めた。
| あなたが未亡人なんかに手を出さなければ、 曹昂は死なずにすんだのに・・・・。 あなたが代わりに死ねば良かったのよ。 もうあなたなんかとは絶縁よ。 |
| 許してくれ。わしが悪かった。反省してるよ。 |