合肥の戦い

呉の君主孫権は10万の兵を率いて魏に攻め入った。
迎える魏の張遼は決死隊八百名を募った。

張遼 曹操様は遠方にあり、
援軍が到着する前に、我らは打ち破られてしまう。
ここは、敵の包囲網が完成しない内にこちらから迎え撃って出て、
敵の鋭気をくじき、味方の兵の不安を取り除いてこそ
守り通すことができるのだ!!!
勝敗の分け目はこの一戦にある!!

張遼、李典、楽進は元々仲が悪く
張遼は2人が自分に従わないのではないかと不安を抱いた。
それに対し李典は張遼に言った。

李典 これは国家の大事であり、
すべては あなたの計略にかかっている。
私怨を抱いていても、公義は忘れぬ。

李典は張遼とともに出撃した。
張遼は孫権軍中を縦横無尽に切り崩した。
孫権軍はすさまじい勢いにあえて手を出そうとするものがおらず。
張遼軍は孫権の陣近くまで攻め込んだ。
孫権は急いで山頂まで逃げ、まわりに味方を配置した。
そして、張遼の率いる兵が少ないと知ると、次第に張遼軍を包囲し出した。
張遼は孫権の包囲をものともせず仲間を救うと城にに引き返した。
これを見た魏軍は士気が高まり、 孫権軍の攻撃をよく防いだ。
孫権は退却しその途上、逍津の地にて武将達と宴を開いた。
これを知った張遼は出撃し、部将の楽進は孫権の退路を断った。

楽進 よーし。橋を壊し孫権の退路を断ったぞ。
これでやつは袋のねずみだ。

張遼が攻めてきたと知った孫権は絶体絶命のピンチに置かれていた。
甘寧は呆然とする軍楽隊に向かって叫んだ。

甘寧
てめーら逃げるんじゃねぇ!!
音を鳴らせ!!!!ぶっ殺すぞ。おらぁ。

兵は孫権の身辺にも及び、孫権は自ら槍を取って身を守った。
凌統は自分の部下とともに敵の包囲を崩し、身を張って孫権を守った。
橋が壊れていたが、2枚の板でつながっていた。
孫権はためらっていると、凌統は急がせた。

凌統 さあ、なにをためらっているのです。
敵が迫っています。早くお逃げください!

孫権は馬に鞭打って、越えることができた。
凌統は再び引き返し敵を食い止めた。
そして孫権が安全な位置に行ったところを見計らって、自らも退却した。
橋は完全に壊れており、凌統は水の中をもぐって川を渡った。
この戦いで凌統の部下が全滅し、凌統は悲しみに沈んだ。
孫権は凌統の涙をみずからの袖でぬぐうって言った。

孫権 公績どの、死んだものは帰ってこない。
あなたさえ健在なら、
有能な士がいないなどと言うことはないのだ。


次へ