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夷陵の戦い |
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陛下!どうか我らに父の仇を取らせてください。 |
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オオ。そなた達は弟達の息子だな。立派になった。 そなた達も義兄弟の契りを交わしたと聞いたぞ。 |
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はっ!!! |
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どうだ。朕の息子も混ぜてくれぬか。 |
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・・・・・。は。はっ!!! もったいなきお言葉。(詰まってしまった) |
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夷陵は攻めやすく、守りにくい城である。 だが、この城を奪われれば 荊州全体が危険にさらされてしまうことになる。 なんとしても守り通さねばならぬ!! |
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出て来い!!潘璋!私と一騎打ちだ。 父の仇を討ってやる! |
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むむむ・・・。青二才め。 |
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罠が仕掛けてあるはずだ。行ってはならぬ。 |
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兆発に乗ってこぬな。臆病者どもめ。 |
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むやみに城を攻めるのは得策ではありません。 |
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大王、我が主、劉備の義弟関羽が 呉の裏切りにより倒れたのはご存知のとおり。 その仇討ちに、主自ら出陣しております。 どうかご助力いただけますよう。 |
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わかった。 ともに劉備様の雪辱を果たそう。 だが報酬を忘れてはならぬぞ! |
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劉備を攻撃するのであれば、 侵攻してきた当初に行うべきでした。 現在では奥深く進入させて対峙して ゆずらぬ状況が7,8ヵ月にも及んで、 敵の防御が固まってしまったため これに攻撃をかけて獲るところはは有りません。 |
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劉備は狡猾なやつでさまざまな場面を経験しておるゆえ、 その軍が攻め込んできた当初は 事細かに謀をめぐらせるであろうから それを攻めるのはよろしくない。 現在では久しくとどまったまま、蜀の兵士達は疲労して この局面を打開する策も生み出せぬままである。 この賊どもを手取りにするのはまさしく今だ。 |
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無益に兵士達を殺しただけのことだ。 |
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これで劉備を打ち破るすべが分かった! |
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ぐわ。あっちいい。助けてくれー。 ああ参戦するのではなかった。 富貴が得られると思ったのに。 |
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我が事成り!我が事成れり!! あとは劉備を捕らえるのみ!! |
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私はいい。陛下をお守りするのだ。 |
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あの孫桓が、私を追い詰めることになるとは・・・・。 |
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劉備は必ずここ漁歩哺を通るに違いない。 劉備を捕え、馬忠の功績を越えるのだ!! |
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来た!!わしの勘は的中した。 |
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なんと、ここまで呉軍が迫っていたとは。 |
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もはやこれまでか・・・。 |
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陛下たとえ刺し違えてでもそれがしが潘璋 |
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陛下。あれは蜀軍・・・。 趙雲殿です!!! |
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陛下!ご無事で!? 今のうちにさあ。お逃げください!! 関興は陛下をお守りしろ!! |
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だが・・・。仇。 |
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早くお連れしろ!!いまお前に潘璋を討つ力は無い! |
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おのれ!逃してたまるか。 |
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潘璋よ!私が相手になってやる! |
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くぬぅ! |
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このわたしが陸議などに辱められてしまったのも 天の定めた運命ではないか。 |
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今まで命令に反し続けて申し訳ない。 劉備は白帝に居り 間違いなく手取りにすることができるので、 再度攻撃をかけさせてください。 |
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曹丕は軍勢を動員し 表面上は我が国を助けて劉備を討伐するのだと称しながら、 内心は我が国を攻めようと企んでいる。 |