それがしの秘密2
作;まんぼう 様


関羽 (上機嫌で鼻歌を歌いながら)
それがしも、何時の間にか世間に美髭公と言われるようになった・・・
ああ、いつも日の出前に起きて丹念に数刻洗った後、
卵の白身パックで髭を保護し、香油でつやを加える。
なおかつ食生活には気を配り、海藻を食しカラスの濡羽色にする。
皆が寝静まった後にまた数刻かけて洗い、
香油で再び手入れをした甲斐があったというものだ。

張飛 兄者って・・・おされだったんだな・・・。

劉備 あ・・・ああ。
こんなに髭に時間をかけてるとは・・・
そういえば、あれだけの髭なのに汗臭い次弟を見たことがないな・・・
むしろ香草のいいにおいがしたような・・・。

関羽 ふふふ、この髭は長兄にも末弟にも触らせん!
この髭に触れる者には天誅を下してやる!!
それがしの青龍刀で真っ二つ。
たとえ義兄弟とて、私の命が死んだ時に、
つまりこの髭が美しさを失えば一緒に逝っていただく!

張飛 俺たちの命って・・・兄キの髭と同じ価値だったんだな・・・。

劉備 そのようだな・・・。
末弟、今度からあいつとけんかする時は、
他のどこ狙ってもいいから髭だけは切るなよ・・・
恐いから・・・。

張飛 そうだな・・・。


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