百万本の薔薇
作; 那由他様
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周瑜 孔明殿、実は貴殿に折り入って話がござる。

諸葛亮 話とは?

周瑜 我が妻、小橋の誕生日が近づいておりますゆえ、
知恵者の誉れ高い孔明殿に、百万本の薔薇を集めていただけないものかと思いましてな。

諸葛亮 ほう、成る程、百万本の薔薇ですか、心得ました。

周瑜 いや、無理なら結構…え?

魯粛 お二方、決戦の時は近づいておるのに不謹慎ですぞ!

諸葛亮 魯粛殿、だからこそ、これくらいの余裕は必要なのですよ。
まあ、一通の手紙があれば、百万本の薔薇は調達出来る事でしょう。 ではまた。

周瑜 (まさか、呉の軍費で仕入れる気か?)

かくして、曹操軍に一通の手紙が届いた。

曹操 ふーん、どれどれ…

手紙 『曹操様,初めまして、小橋でーす。最近ダンナの浮気癖にウンザリ状態でー、
誕生日に百万本の薔薇送ってくれたらデートOKよ。
銅雀台に連れてって〜。』

夏侯惇 丞相、今夜の命令をお願いします。

曹操 おのおの、一人一本の薔薇を用意せい!怠る者は打ち首じゃー!

三日後、周瑜宅に百万本の薔薇が届いた。

小喬 すごい、薔薇の数…あなた、これってどうしたの?

周瑜 ま、まあな。(孔明とは人か魔か?)

曹操 これで、小喬は落とした。後は大喬だな。

夏侯惇 呉は落とさないんですか?




呉ん太曰く;「敵に矢を借りる」の故事に因んでるんですね。
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