策士の誤算
作;関うんちょ様
| ふふふ、今日も勝手に孟徳の寝所に押し入って語り合ってしまった。 全くこんなことが許されるのも俺だけだな。 優越感、優越感♪ |
| いってらっしゃいと夫に言ってる女が他にいること、 知ってますか〜? |
| な、何だ!?淵、びっくりするじゃないか! っていうか、どういう意味だ? |
| 別に。ただ、殿に愛されてるのは惇兄だけじゃないって言いたくてさ〜。 |
| 何だと? |
| だってよく考えてみぃ。 冴えない役の惇兄より百戦連勝の俺の方が殿は好きだと思うんだわ。 |
| 殿は俺が大好きに決まってるだろ! |
| いや、俺のほうが実は気になってるね! |
| ならば殿に直にきくといいでしょう。 |
| え、それはちょっと恥ずかしいな・・・・。 |
| ならばわがままを言ってみては? 大好きならあっさり聞き届けてくれるでしょう。 |
| なるほど、さすがは名参謀!よし、勝負だ! |
| ね〜、殿〜、俺金の眼帯が超〜欲しいんだけど〜。 |
| わしは派手な装飾は好まん。 お前もわかっとるくせに、何を我侭言っとるんだ! |
| も、孟徳〜 |
| (馬鹿だなー。物質を欲しがるからそうなるんだよ) 殿、早く戦がしたいです! 殿の為なら敵将の首級百でも二百でもとって参ります!! |
| お前は己の勇に頼みすぎる傾向がある。 少しは自重するということを知らんか! |
| と、殿〜 |
| (ふふ、うまくいったぞ。これで殿は私のものだ。) ところで殿、殿の一番のお気に入りの家臣って誰ですか? |
| 郭奉考じゃの。 |