三国の統一

魏から禅譲により皇帝の位を手に入れ、皇帝を称した司馬炎は
呉への進行を提言した。

司馬炎 呉は悪政が極った。孫皓の悪行は聞こえて久しい。
いま呉に攻め入れば、平定できるのではないか?

賈充 いいえ、まだ時期尚早です。
呉は多くの船団を持ち、水戦においては
いつも敵に一歩譲っていました。
平定することはまだ困難であると思われます。

王濬 私は羊枯様とともに対呉戦線におり、水軍を訓練してまいりました。
いまや彼奴らとは対等以上に渡り合えるでしょう。
加えて呉を分析しているが、奴らはろくに訓練しておらず、
呉の兵たちは孫皓になどすでに忠誠を誓ってはおりませぬ。
いまかねての計画どおり長江を下って呉に進行すれば、
我らが鋭鋒を遮ることなどどうして出来ましょう。

司馬炎 よし。
王濬は建業を攻めよ。杜預は紅陵に進出せよ。
長い争乱に決着を付けるのだ!!

王濬 ははー!! 杜預

晋軍は連戦連勝で突き進み、呉を滅ぼした。
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