江東の小覇王

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孫策は袁術から兵を得、孫堅が残した部将を引き連れ南下した。
孫策の叔父は、揚州に勢力を持つ劉ヨウに攻撃を受けていた。

孫策 vs 劉ヨウ

劉ヨウと対峙した孫策は周りの反対を無視して、まず自ら敵陣を偵察した。
心配した程普、黄蓋が後を追った。

程普 黄蓋

その偵察中に劉ヨウの客将太史慈と出会った。


太史慈 そこにいるのは孫策だな!勝負しろ!


孫策 望むところだ!
2人だけの勝負だ。他のものは手を出すな。


孫策、太史慈は一騎打ちを始めた。
何十合も打ち合ったが勝負がつかない。
そのうち取っ組み合いとなった。
程普、黄蓋ははらはらしてそれを見ていた。
孫策が危なくなったらすぐすけだちする構えでいた。
太史慈は孫策の兜を、孫策は太史慈の背中の檄を奪った。
そうするうちに騒ぎを聞きつけた劉ヨウ軍が迫ってきた。
孫策の陣営でも周瑜が危険を察知して兵を率いてきた。

孫策 勝負はお預けだ。いずれ戦場で再会しよう。


その後孫策軍と劉ヨウ軍は激突した。
孫策軍は劉ヨウ軍をさんざんに撃破した。
太史慈は残兵を率い城に立て篭もった。


孫策 太史慈は殺すには惜しい部将。
かならず生け捕りにせよ。


城が陥落すると太史慈は更に逃げた。
孫策軍ははわなを設け太史慈を生け捕りにした。


太史慈 さあ殺せ!!生き恥をさらしたくない。


孫策は太史慈の縄を解き自分に仕えないかと説得した。

孫策 太史慈よ。そなたは仕えた主君が悪かった。
劉ヨウはそなたを充分に使いこなすだけの器量がなかった。
あのような者に命を張る必要などない。
これからは私とともに天下を狙わんか。

太史慈 ・・・・・・ 天下。

孫策 そうだ。

太史慈 劉ヨウは敗れたとはいえ、
その残党はまだ各地に散らばっております。
彼らを糾合し兵力となさるのがよろしい。
わたくしを説得に当たらせてください。


孫策 よかろう。3日以内に集めてくるのだ。


後にそれを聞いた部将たちはあきれて言った。

呂範 なに。太史慈を逃しましたと?
やつの言ったことなど逃げるための口実です。
二度と戻ってこないでしょう。


孫策 いや。私は彼が戻ってくると信じている。
万が一戻ってこなかったとしても、
それだけの男であると思うと、惜しくもない。


果たして、約束の日。
太史慈は三百の兵をつれて孫策のもとへ戻ってきたのだった。
孫策は太史慈とともにさらに進軍し、向かうところ敵なしだった。

孫策 vs 厳百虎 王朗 華キン

孫策は祖郎を攻撃した。
祖郎は、郡盗ながらかつて孫策と戦い、
孫策に大敗北を味あわせた大敵である。
祖郎は今回も寡勢ながら孫策の周りを包囲した。
程普は孫策の包囲を解こうと槍を振り回し獅子奮迅の働きをした。
その時、祖郎と遭遇した。

程普 やはりおまえだったのか。祖茂。生きていたのか。

祖茂 程普か。久しぶりだな。相変わらず孫家の犬か。

祖茂はかつて孫堅とともに董卓討伐に向かった折、
孫堅の身代わりとなって敵をひきつけた。

程普 貴様。変わったな。

孫策 程公。この男を知っているのか。

程普 孫策様早く軍の体制を立て直すのです。
祖郎はこの私にお任せください。

孫策は再び兵を集め、祖郎軍を打ち破った。
後に祖郎は孫策の配下となった。


孫策は皖城を落とすとそこで2人の美人姉妹に出会った。
そこで自ら姉の大喬を妻とし、妹の小喬を周瑜が妻にした。

小橋 大橋

孫策は揚州を平定し、江東の小覇王と称された。


程普 いまや孫策様の功名は天下に響き、
立派に亡きお父上の偉業を受け継がれた。
うう、何と喜ばしい事ではないか。


黄蓋 いやー。ほんと、ご立派になられた。
いまやお父上と見違わんばかりじゃ。


韓当 いやいや公覆よ。
孫策様はお父上以上じゃぞ。

一方、袁術は、皇帝を僭称した。
即位すると豪奢にふけり人民に重税を課した。

袁術

孫策は袁術に絶縁状をたたきつけた。

袁術 う。むむむ(怒)。あの恩知らずの小僧が〜!

袁術はやがて曹操の攻撃を受け、さんざんに打ち破られ
最後は袁紹を頼ろうと北上したがその途上病を発し血を吐いて死んだ。

曹操 袁紹

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