孫策の死


孫策 vs 劉勲 袁術

孫策は袁術の残党、劉勲を掃討し、その勢力を吸収した。


孫策 vs 黄祖 劉表

西は劉表の部将であり、孫堅を殺した黄祖を撃破し、江東に一大勢力を築いた。


曹操は孫策が江東を平定したとの情報に接し、心中、厄介に思った。

曹操 あの狂犬野郎とは先陣争いしたくないわ。
我が方に牙をむけなければ良いが。


だが、郭嘉は情勢を楽観していた。

郭嘉
ご心配には及びません曹操様。やつが今まで殺した者たちは
人心をつかんだ英傑ばかり、しかるにやつは身を守る充分な備えを
していません。いずれ名も無き者に殺されるでしょう。


孫策配下の虞翻は孫策の軽率な行動をたしなめた。

虞翻 孫策様はいまや江東の地を平定し敵なしですが、
よく単騎で行動されます。
これではいくら何万の兵を従えていても丸腰に等しい。
どうかお一人での外出はお控えください。


孫策 そうは言うものの虞翻殿。政治というものをやっていると
心がうっくうとしてきて とても気晴らしをしなければ気が済まないのだ。

孫策は曹操の拠点の許昌を攻める準備をしていた。
だがそれを実行する前に、怖れていた事態が起こってしまった。
孫策は狩の途中、以前殺した許貢の息子と、その食客におそわれたのである。
孫策は不意打ちに遭い、深手を負った。
供の者が来て助け出したが、重症であった。

孫策は自らの死を悟ると、家族と重臣を集め、
後継ぎを孫権に指名し後事を張昭に託した。

孫権 張昭

孫策 仲謀よ。
兵を率い天下を賭けて勝負するにはおまえは俺に及ばない。
だが、有能な配下を用いて彼らの力を引き出し、
国を守っていく点では俺はおまえにかなわない。
張公。今後の事は全てあなたにお任せいたします。
どうか弟をよろしくお願いいたします。

この場に周瑜は居なかった。
周瑜は遠路から孫策のもとに向かう途上であった。

周瑜

孫策 ここに公瑾がいないのが、惜しまれてならない。

孫策は息を引き取った。


後を継いだ弟、孫権はまだ19歳であり兄のショックで泣いてばかりいた。
それを見た張昭は孫権をしかりつけた。

張昭 いつまでも女々しく泣いてばかりいてはいけません。
今すぐ喪服を脱ぎ捨てなさい。
そして私とともに馬を出し兵舎を廻り、
動揺している兵たちを安心させるのです。

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