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北アルプス
前穂4峰正面壁北条=新村ルート & 北穂東稜
2002/8/14夜〜18

Oさん、Iさん/Hiro

8月14日 名古屋(21:00)−沢渡(26:00)
8月15日 曇のち雨 沢渡(8:10)−上高地(8:45〜9:02)−明神(9:50〜10:00)−徳沢(10:50〜11:10)−横尾(12:05〜20)−本谷橋(13:20〜35)−涸沢(15:30)BC

涸沢でWさんパーティーと合流。一日中雨が降ったので、停滞していたそうだ。夕食はTさん特製のサイコロステーキ&ポテトサラダ&ピクルス&ゼリー。山でこんなに豪華な食事を食べたのは初めてだ。

8月16日 晴のち曇のち雨 涸沢(4:10)−5・6のコル(5:20〜40)−奥又白谷(6:20〜40)−T1と思い込んだテラス[甲南ルートT2?](8:10〜)−ハイマツテラス(11:10〜14:10)−終了点?(17:00)−4峰の肩(17:20〜)−5・6のコル(18:15)−涸沢(19:05)BC

奥又白谷は、軽アイゼン&バイルで雪渓上を登る。Hiroが2mぐらい滑ってしまう。すぐに停まって何より。
正面壁末端部に着くと、右上に先行パーティーが見える。導かれるように凹角を登り、広いテラスで登攀準備に入る。このテラスをT1だと思い込んでしまったが、甲南ルートT2だったようだ

取り付き…といっても間違っているのだが…から見あげる前穂4峰正面壁(16-viii-2002,Hiro撮影)
取り付き(といっても間違っているのだが…)から見あげる 前穂4峰正面壁

1ピッチ(40m,IV?) Oさんリード。先行5人パーティーが右上していくが、はまっている様子。Oさんが途中まで登ったところで「もっと左から行けないか」と声をかける。凹状部を直上していってくれた。結構悪いしランナウトしている。
左側を登っているパーティーに声をかけ、そちらが正規ルートであることが判明。

2ピッチ(10m,IV+?) Oさんリード。正規ルートへ戻るため、左へトラバース。Iさんがフォローする際、A0に使ったハーケンが抜けたが、力を入れていなかったのでほとんど落ちずに済む。正規ルートに戻り一安心。

3ピッチ(15m,III) Hiroリードでハイマツテラスへ。

ハイマツテラスに着くと、正規ルートの2人パーティーは核心のハングをフォローしており、5人パーティーが我々より先にテラスに着いていたので登る準備をしている。セルフビレイをセットし、ザックをおろして休憩する。5人パーティーが登りきるまでに3時間近く待たされる。

4ピッチ(25m,IV,A1) Oさんリード。IさんA0、Hiro A1&あぶみ回収。あぶみを使うのは難しい。

Hiro@トラバースはしているものの…(16-viii-2002,Iさん撮影)
トラバースはしているものの…

5ピッチ(20m,IV?,A0) Hiroリード。正規ルートは少し下ってトラバース後カンテを回り込むのだが、上がり気味にトラバースしてしまい、カンテを回り込む前にクラック沿いに直上。先行パーティーもこちらへ来ていた。

6ピッチ(40m,III+?) Hiroリード。染み出し水が出ていたり草が生えていたりと、はっきりしないライン。

踏み跡をたどって4峰の肩へ。下山途中から雨が降り出す。涸沢ヒュッテの生ビールには間に合わなかった。

8月17日 晴のち曇一時雨 涸沢(7:45)−分岐点(8:40〜9:05)−東稜(9:30)−ゴジラの背手前(10:00〜)−懸垂下降点手前(11:00〜)−終了点(〜12:00)−北穂小屋(12:31〜45)−涸沢(14:20〜15:40)−本谷橋(16:40〜17:03)−横尾(17:53〜18:05)−徳沢(18:55)

昨日の疲れがあるので、起床を遅らせ、テントをたたんでから出発。時差出勤(?)の効果か、1パーティー(5人、昨日のパーティーとは別)が先行しているだけだ。

Oさん@ゴジラの背(17-viii-2002,Hiro撮影)
北穂東稜

ゴジラの背 Iさんリード。Oさんがプルージックで中に入り、Hiroがフォロー。懸垂下降は15mぐらい。

涸沢へ戻ると、激しい雨。しばらく待つが、あまり遅くなっても良くないので、雨の中パッキングをして下山開始。なんとかヘッドランプを使わずに徳沢着。Wさんをはじめとした皆さんと合流。Noriと子供たちも徳合峠から無事合流。

8月18日 晴のち曇 徳沢(9:00)−上高地(11:10)−沢渡−名古屋


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1st Updated : 2002/8/25