[Hiro et Nori]'s Page Home

寒い、寒い、寒い・・・ いったいこの地に夏は来ないのか?
7月後半に一週間ほど暑いときがあったほかは、まるで梅雨を思わせるようだった1987年。

日高
ヌピナイ右股〜中の川
1987/8/18〜21

Yさん、Kさん、Hiro、Tくん

8月18日 快晴 帯広(9:00)−林道でダンプと衝突(10:30〜11:30)−林道終点(12:30)−中二股(13:30)−507二股手前C1(14:10)
8月19日 晴のち曇 C1(5:00)−ソエマツ直登沢出合C2(7:40〜8:17)−1220三股(9:30)−ピリカヌプリ(10:15〜11:30)−C2(13:20)

まばゆいほど白い、花崗岩の河床が迎えてくれる。日高一美しい、とも言われるヌピナイ右股。

上二股からいきなりの函。左へ右へと、へつり、高巻き。どれどれ、一丁、泳いで突破できないか。冷たい沢中へ飛び込み、へつりながら泳ぐ。「ダァーッ、やっぱりだめだぁ〜」
函、滝が終わると、白い滑床をわらじを効かせて歩き、奥二股につく。
ピリカヌプリをアタックした後、釜で水泳大会。

魚のいないヌピナイでは、食事は味気ないものになってしまう。虫の攻撃に、早めに寝る。

Hiro@ヌピナイ右股 泳ぐHiro
Hiro@ヌピナイ右股 泳ぐHiro

8月20日 曇のち晴れ C2(5:05)−稜線(7:05)−ソエマツ(7:50)−1150(9:30〜50)−奥二股(11:20〜37)−三股C3(13:00)

ソエマツからの下りは、荒れたガレの沢、中の川ソエマツ岳北面直登沢。水流があるのはほんの一部で、ガレガレで賽の河原のようなところだった。最後に懸垂下降を一回すると、涸滝地帯が終わり、大きな岩のゴーロになる。飛ぶように駆け下りるが、一人捻挫。幸い大事には至らないが、ペースダウン。

今日の天場は、中の川三股。ここは、すごい。まるで、プールのように、巨大な淵。三股の中央、本流からの滝の下に、直径15mほどの淵があり、その色は深く濃い緑。淵から流れ出る川も深い。
岩を5mぐらい登り、淵へ飛び込む。ドッボーンブクブクブク 飛び込んだまでは良かったが、岸に上がろうとすると、手が滑る。オットットッ、皆をヒヤッとさせてしまった。
すっかりずぶ濡れになった後、焚火、夕食。

中の川三股
中の川三股

8月21日 曇のち晴 C3(6:07)−林道終点(9:00〜30)−最終人家(12:45)

最終日は河原歩き。途中2〜3ヶ所ゴルジュもあるが、へつる気もなく泳ぐ。
中の川では砂金が取れる、という昔話もあり、時折立ち止まっては、手で砂を掬ってみる。
崖の上では、イワツバメの群れが飛び交っていた。


Copyright (C) 2001 Hiro All Rights Reserved.
Reference:OZUAC季報 No.4, 1987
ZAC OB会報, 1988
1st Updated : 2001/3/14
2nd Updated : 2001/4/30
3rd Updated : 2001/5/10