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日高
神威−ソエマツ−トヨニ
1988/3/20〜27

Uくん、Hiro、Nくん、Tくん

3月20日 晴ときどき曇 帯広−元浦川林道途中(11:06)−神威橋(12:10)−林道途中(15:10)C1

除雪は神威橋手前2km程まで。カンダハーを使ったり、わかんを使ったり、思い思いの方法で歩く。ソエマツ沢の少し先まで歩く。

3月21日 快晴 C1(6:45)−林道終点(10:00)−・524二股付近(13:40)C2

(21-iii-1988,Uくん撮影)

カンダハーで出発するが、メンバーの一人のビンディングが外れ、彼だけはわかんで歩く。日差しが強く、暑い。雪も重くなる。登山道ぞいにゆくが、大きなデブリは見当たらなかった。

3月22日 快晴のち曇・ガス C2(6:00)−尾根取付(6:30)−神威岳(10:30)Ω3

スキーは放棄した。取付までは早かったが、尾根上は所々腰までのラッセル。明日の悪天が予想され、雪洞を掘る。

3月23日 雪・地吹雪 Ω3=Ω4 停滞

二ツ玉低気圧のため、道内大荒れの一日。風で雪が飛ばされて、雪洞の壁が薄くなったので、奥へ掘り進めて補強する。

3月24日 ガス・曇のち晴・曇(強風) Ω4(6:45)−靴幅リッジ手前(7:45)−中間ピーク・1468(8:45〜55)−・1397(9:50)−ソエマツ岳(11:35)−北東尾根contour1430(12:30)C5

ソエマツ手前?(24-iii-1988,Uくん撮影)

朝、ガスが濃く出発を遅らせる。昨日の新雪が不安定だ。
靴幅リッジはやはり切れており、雪のつきかたも悪いため、中ノ川側を巻く。ブッシュにつかまりながら歩き、ザイルは出さなかった。
・1468の下りで、メンバーの一人が転び、一回転して止まる。わかんアイゼンで行動していたが、引っかけたようだ。核心部のあとは恐い事を再認識させられた。
にせピークからも少し切れているが、このあたりでは雪が安定してきており歩きやすい。2.5万図「ソ」のところでわかんをとる。
ソエマツ頂上につくと、とたんに強風が吹き、目もあけられないほどだ。連日の雪洞泊を嫌い、テン場を下げた。

3月25日 快晴(断続的強風) C5(6:30)−ソエマツ岳(7:00)−ピリカヌプリ(10:50〜11:00)−最低コル(11:30〜45)−・1512ピーク手前凸から十勝側へ降りたcontour1420(13:00)C6

ピリカへの登り(25-iii-1988,Uくん撮影)

一晩中強風。ラジオは中国での列車事故を報じ続ける。
ソエマツからはわかんをとり、アイゼン・ピッケルとする。ピリカヌプリの登りでは、風が強くなりなかなか厳しい。ピリカからの下りも風が強かった。最低コルからは、わかんアイゼンとする。最後の登りでも強風が吹く。テン場は、ブロックを積んで風に備える。

3月26日 快晴 C6(6:30)−トヨニ南峰(8:15〜9:50)−contour530二股(11:15〜30)−林道終点(12:10)−・349付近(14:00)C7

(26-iii-1988,Uくん撮影) トヨニ頂上にて(26-iii-1988,Uくん撮影)

 

無風快晴。すばらしい夜明け。CLはカメラマンとなり、写真を撮り続ける。
トヨニ頂上直下で、お茶を沸かし、ゼリーを作って楽しんだ。

下降する尾根は、ダケカンバの並木道。
・773から、腐った雪が小雪崩を起こす。
沢、林道とも 雪が重い 重い 重い ………

3月27日 晴 C7(7:15)−林道終点(11:10)−帯広

今日も暑い。直線の長いトヨニ林道であった。


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Reference : OZUAC季報 No.2, 1988
1st Updated : 2001/12/29
2nd Updated : 2002/10/25