2004・11・29 遠慮?



夜の9時。
子どもたちは
寝るために2階へ。

たいてい二人で
上がって行って、二人で仲良く(?)
寝るんだけど

めずらしく
「おかーさん。来て〜」と
ひなのが。

「え〜。お母さん、お父さんのご飯作らないと
いけないしー・・・」
と言ったら
「えんりょ、しないで」

「遠慮?」
「うん」
「遠慮なんてしてないってば」

「『遠慮』なんて、誰が言ってたの?」
「みさえ」

「みさえ」とは
テレビアニメ「クレヨンしんちゃん」の
ママです。

最近
テレビマンガから
いろんな言葉を仕入れてくる。

笑える。



2004・11・28 体操服袋



週末
子どもたちの体操服を洗って
アイロンをかける。

アイロンかけは
キライだ〜〜〜。
・・・・ってことは置いといて。。。

健太の
体操服袋
私が入学前に作ったモノ。

最近
それを見るたびに
「よくもってるな〜」
と、思う。

健太は
モノを買い換えること
とても嫌がる。

言い換えれば
「モノを大事に使う」
ってことで良いことなんだけど

本当に頑なに
ボロボロになるまで使う。

下敷きも割れたのを
テープで張りなおしながら使っていて
あまりにもひどかったので
「頼むから新しいのにして」
と、私が頼んで
しぶしぶ買い換えたこともあった。

この体操袋。

低学年の頃、引きずって歩いて
穴あけて
何度も繕って
「もう、新しいの買おうか?」と
提案していたのだけど
「縫ってくれればまだ使える」

そりゃそうだけど。。。

私なら
新しいの買ってもらえたら
うれしいのになあ。。。

結局
もう5年生。
このまま6年間
もつかなあ?

うわぐつ袋も
入学前に作ったやつ。
これも健在。

1年生の上靴のサイズに合わせて
作ったので
すでに23.5センチの上靴は
袋からはみ出している。

今は
お金を出せば
何でもいつでも手に入るし
繕ったモノを持っている子って
そんなにいないかも。

でも
ボロボロになるまで使う
ってのも
大事なことだな。



2004・11・22 かわいそうね



物置の整理をしていたら
夏にカブトムシを飼っていた
飼育ケースが出てきた。

ひなのがそれを見て
「かぶとむし。しんだね〜。かわいそうね〜」
と言った。

「かぶとむしが死んだ」
ことを覚えていたのね。

それが
「かわいそう」なことだと
わかっているのね。

「ポッケが死んだ」
ことも
ひなのの中で
それなりに理解されているのかもしれない。



2004・11・21 ドッヂボール大会で



子ども会の
「ドッヂボール大会」

うちの子たちは
こーゆーのには燃えないので
母だけが燃える。

・・・っていうか
同じ子ども会の子たちの
頑張る姿に
じぃぃぃん。。。となってしまう。

たかが
その場限りのチームの
試合なのにね。

ボールを取る子。
ボールを投げる子。
ひたすら逃げる子。(健太・苦笑)
自分の試合は終わったのに
後ろでボール拾いに走る子。
コートに入りそうな勢いで応援する子。

負けて悔し涙を流す子。
勝って飛び上がる子。

みんな
いい子たちだな〜と思う。

同じ子ども会の1チームが
優勝したんだけど
「最後の試合まで応援しようよ」
と言うのに
自分のチームが負けた健太が
「先に帰りたい」と言った。

私は
知らない子じゃない
同じ分団の子もいるチームが
これから試合をするってのに

母「あんた。知らんふりして帰るって言うの???」
け「だって。心の中で応援すればいいでしょ」
母「ここで応援する気持ちのない人が
家に帰って、心の中で応援できるとは
とても思えない!」

と、小学校の運動場で
健太と言い争い。
健太は思いっきりフキゲンな顔。

「そんな顔して応援するなら
もうイイ!帰ってしまえー!」
と、喉元まで出てきたけど
おさえた。。。

(その間に、ひなのがいなくなり
友人の協力によりすぐ発見)

イヤイヤ応援するのなら
しない方がいいとも思う。
すっごく仲のいい友だちがいるなら、応援するんだろう
とも。
「応援」なんて
強制されてするものでもないか。

でも
「応援してあげる気持ちを持つ人になってほしい」
と私は思う。

結局、健太は
準決勝までいて
(応援したかは?)
決勝は見ないで帰った。

なんだかな〜。。。と
モヤモヤな気持ち。

「応援する」気持ちを
強要してはいけないだろうか。。。

そしたら
夜。

け「応援しなかったこと。ずっと考えていたんだよ」
と、健太が。
け「あれでよかったんかな〜って」

ふ〜ん。
考えてたんだ。

私「で。あれで良かったかどうか
結論出たの?」
け「うーーん・・・」

健太が、「あれで良かったかな」って
考えてくれただけで
お母さん、嫌がられても
いろいろ言った甲斐があったわ。
別に、お母さんの
「こうしてほしかった」ってことが
正しいかはわからないけど
お母さんはそう思ったし
そうして欲しかったし
健太は同じように思わなくてもも
そのことを「オレは知らん」じゃなくて
後からでも考えていてこれたことが
うれしいよ。
と、話した。

たとえ親子でも
「価値観」はそれぞれ違う。
でも
「こんな人になってほしい」
という思いは
伝え続けてもいいのかなあ。



2004・11・20 「夢」をめざすこと



河合純一さんの
講演を聞いた。

全盲で
中学校の教師になり
3度のパラリンピック(水泳)で
金・銀・銅
合わせて19個もの
メダルをとった人である。

しょうがいがあっても
しょうがいがなくても
しょうがいが重くても、軽くても

自分を見つめて
自分のできることを見つけ
自分なりの「夢」をめざして生きること。

ひなのにもできるかな。
私にもできるかな。
健太にもそうやって
生きて欲しいな。

そう改めて感じた
時間でした。

河合先生は
何冊かの本を出していらっしゃいます。

興味のある方は
是非
手にとって読んでみてください。

http://www.junswim.to/books.htm



2004・11・19 困ってしまう人もいる



ひなのの
「人類みなお友だち」
攻撃に

ほとんどの人は
嫌な顔せず応じてくださるのだけど
中には
すっごく戸惑ってしまう人
もいる。

それはそれで
当たり前だなあ。。。と思う。
(同情さえしてしまう)

小さな子ならまだしも
ひなのは
おかげさまで背もスクスクと伸び
(現在117センチくらい)
どう見ても
「幼稚園児」とも言いがたい。

なのに
しゃべる言葉は
ふにゃふにゃだし。

「なんだ?この子は?」
と思われてもしかたがない。

第一
小学生にもなる子どもが
いきなりやってきて
「こんにちは!」だの
「あくしゅ!」だのと言って
くっついてきたりしたら
驚いて当たり前だと思う。

今日も
耳鼻科の待合室で
若いお姉さんが

ひなのに
「こんにちは!」と言われ
手を握られ
笑うことも返事することもできず
硬直してしまった。。。

その様子を見て
「すみません」と
ひなのの手を引き離すが
ひなのは
「どうして?」と
私を見上げ
しつこくお姉さんの手を取ろうとする。

「誰にでも
手をつないじゃダメなの。
ビックリするでしょ」
と、言いながら
私がひなのと格闘している間も
そのお姉さんは
私たちから
目をそらしていた。

どう対応していいのか
わからないのかもしれない。
得体の知れない子と
手をつなぐのはイヤなのかもしれない。

あまりに表情がないので
私も
その人の気持ちは
読めなかった。

そういう場面も
あってあたりまえだと思う。

困っていた
お姉さんの顔が
なんだか忘れられない。。。



2004・11・19 「笑う」人・「笑われる」人



昨日の発表会の午後。

3年生の
脳性マヒの女の子Aちゃんの
舞台を見て
ひなのの学年の子が
笑ったらしい。

「笑う」

その状況を見たわけではないので
わからないけれど・・・。

「笑い」にも
いろいろあるし。

子どもたちは
正直だ。

おもしろいと思ったら
「笑う」

大多数の子どもたちにとっては
「自分たちのやらないようなことをする」
「自分たちの言わないようなことを言う」

そういう子の姿を見て
「違う」と思ったり
「おかしい」と思ったり
「ヘン」と思ったり

それは
正直な子どもの気持ちだと思う。

ある意味
「偏見」以前の
言動なのかもしれない。

そこから
「その人を知る」
ことが始まる。

大人は
分別があるので

顔には出さない。
口には出さない。

でも
子どもと同じことを感じていることは
少なくないはず。

「笑った」
その行為が
「笑われた」子を傷つける事がある。

大多数の子どもたちにとって
「笑える」行動だったとしても
実は
その子が、どんなに一生懸命
とりくんでいる姿なのか。

その子の気持ちになってみる。

Aちゃんがいなかったら
そんなことを
きっと考える機会も知る機会も
ないだろう。

「笑う」前に笑ってはいけない。
と教えるよりも
「笑った」行為を
それはどうなんだろう?
考えられるといいな。



2004・11・18 がんばった



劇のセリフ

「きれいだなあ!」

足を一歩前へ出して。
空を指差して。

「Kanaちゃんの後に
続けて言います」
と、先生が教えてくださった。

ひとりで言うんですか?」
先生「今回は、みんなひとつずつひとりで言う
セリフがあるんです」

へえええ!!!

先生「お母さんのところまで
声が聞こえるといいんですが・・・」

日頃のひなのの声なら
充分聞こえるハズだけど
学校では
「猫かぶっている」からね〜。

果たして
劇の中盤
舞台そでから
そろりそろり。。。と出てきた
(そういう演出らしい)
ひなのが
ササッと前に出てきて

ピンッと指を立て
「きれえだなあ!」
と言った。

ちゃあああんと聞こえた。
私の耳まで!!!

その後の
みんなで歌う歌や
その振り付けも
しっかりできていた。

「がんばる!」と言った
その言葉の通り
よくがんばったひなのでした。




2004・11・17 挨拶と自己紹介



あいかわらず
ひなのは
どこへ行っても
「人類みな、お友だち〜〜〜」

老若男女問わず
手をつなぎ、抱きつき、手にチューする。

「いきなり」だと
驚く人もいるので
申し訳ないと思い

「せめて・・・
『こんにちは』と挨拶してからにしなさい」
とひなのに話した。

そしたら!
律儀にその言いつけを守り
ひなのは

だれ彼かまわず
前に立ち
「こんにちは〜〜〜!」
と、お辞儀。

その上
「わ〜〜だ〜〜ですっ!」
と自己紹介。

お〜〜〜い。。。
そんな名前を売らなくても・・・。

その後は
何年来のお友だちになってしまうのでした。

その性格
アメリカに行けば
そんなに浮かないかも。。。

ハグ
し放題だよ〜〜〜。



2004・11・16 学校のこと



ひなのの担任のH先生は
「めずらしい」部類の先生なんだろうか。

・・・・・・・・・・・・・・

ふつう
小学校のことって
よくわからない。

子どもが毎日通って
家よりも多くの時間を過ごしている場所なのに

「小学校」が
どんなところなのか
親はほとんど知らない。

それが
「当たり前」?


授業参観も
「一日中、どの時間に来てもイイですよ〜」と
一日開放している学校も
あるようだけど
たいてい一学期に一回くらい。
何時間目
と決まっていて
なんだかヨソイキの
「先生と子どもたち」を見て
帰ってくる。

兄弟が複数在籍している親は
あっちに走り
こっちに走り
時計を見てソワソワ。
一体、なんの授業をしているのか
よくわからないまま
最悪
自分の子どもの発言(発表)まで
見逃したまま
終わることも少なくない。

学校での出来事を
逐一報告するような
おしゃべりな子ども(昔の私)
の親は
学校のこともよくわかるのかもしれないが

うちの
子どもたちのように
ひとりは
「説明したがらない」(健太)
ひとりは
「説明下手」(ひなの)
だと
学校の情報を得る方法が
ほとんどない。

「子どもの学校での様子なんて
いちいち知っていなくてもイイ」
んだろうか。。。

・・・・・・・・・・・・・

前置きが長くなった。


H先生は
ビックリすることを言う

「いつでものぞきに来て下さい〜」

私が
ひなのの母だからではない。
どの子の親にも
言っているらしい。

現に
ふら〜っと、○○ちゃんのママが。
妹つれて廊下から・・・。
なんてことがあるらしい。

「へーーーーーーっ?
そんなことしても、いーんですかっ???」


それを聞いた時
電話口で思わず叫んでしまったら
「どうしてですか?もちろんイイですよ(笑)」
と先生。

その話を実家の母にしたら
「そんな先生に会った事がない」
と言った。

突然見に行って
子どもたちが騒いでいたとしても
先生が
子どもをド叱っていたとしても
そんな日常を
見られるのは
かまわないってことなのね。(笑)
(そういう場面があって
当然だもんね)

そういえば
こないだの
「ビデオを観る授業」の時も
他のクラスの先生が
入れ替わりで参観に来ていた。

「開かれた教室」
っていうんだろうか。

あと
H先生は

「川柳学級通信を毎週出してくださっていて
それを読むと
クラスの子どもたちの様子や
家庭の様子(親の川柳投稿欄もあるので)や
先生の思いなどが
よくわかる。

それを
家にいながら
H先生のクラスの親は
共有していることになる。

子どもの日常がわかること。
担任の先生の人となりがわかること。
級友の家庭の様子が見えること。
は、すごく安心感を持てるんだな〜と
実感。

先生のお仕事は
その分大変になるのでしょうけれど。



2004・11・15 バームクーヘン



すっごく
所帯じみた話だけど

スーパーに行ったら
一袋178円の
「お買い得!」バームクーヘンと
一袋278円の
「ヨード卵光入り」のバームクーヘンがあって

どっちにしようか
すっごく悩んで

「ヨード卵光」のにした。
100円の違い
どれほどおいしいんだろう???

そーゆー時に限って
子どもたちは「ソレ」を目ざとく見つける。

健太「コレ、
卵がたまらなくおいしい」

この子・・・
「ヨード卵入り」だってわかるのか???

こないだ買ったバームクーヘンは
「まじ〜」と言って
残したひなの。

「もっと」

ふたりでバクバク食べて
かろうじて
4分の1残った。

あとで食べよう。

しばらくして
顔中、
バームクーヘンだらけ
ひなのが。

「あんた。何食べたの?」
「・・・おいしい・・・たべた」
(おいしいモノ食べた)

台所には
無残にもかぶりつかれて
バラバラになった
バームクーヘンの残骸が。。。

「ちょうだいって言えば
ちゃんと切ってあげたのに」

ひなのは
実にハングリー。

「ヨード卵入り」バームクーヘンの
評価は
子ども達には上々ってことらしい。



2004・11・14 「楽しさ」と「頑張ること」



ひなののお友だち
Sayoちゃんのママが
創作ダンスの教室をやっていて
今日はその発表会。

ひなのと一緒に見に行った。

Sayoちゃんママは
深くは知らないのだけど
私の個人的な印象としては

とっても柔らかな雰囲気を持つ人で
お話の仕方も
かわいらしくて、優しい。

でも
自分の子どもに対しては
外見からは見えない
一本通った厳しさを持つ人だな。。。と
感じていた。

今日のダンスの舞台。

2歳から小学生まで
いろんな年のお子さんが出演していて
音楽も
子どもの歌からクラッシックまでいろいろ。

子どもたちは
楽しそうにいきいきと踊っていた。

でも「楽しさ」のダンスの中に
終始通して
ゆるがない
「美しさ」が見えた。

私は
ダンスのことには無知だけど
その「美しさ」は
ダンスの基本なのかな。

ピンと張った背筋。
きれいに伸ばした手や足。
まわりの友だちとの
協調感。


年齢差や個人差はもちろんあるけれど
それぞれの子供たちが
それを「意識して」いるのがわかった。

その子なりに
「自分を表現している」

子どもに向き合うとき
何をやるときにも
ワクワクする。ドキドキする。
「楽しさ」を提供できることって
すごく大事だと思う。

がんばる気持ちも
達成感も
「楽しさ」のエッセンスがないと
長続きしない。

でも
好き勝手な
「楽しさ」の中だけで
「楽しさ」のドキドキやワクワクは
いずれ
色あせてしまう。

Sayuちゃんママが
日頃の練習の中で
「ダンスの基礎」をとても大切に
しているんじゃないかな。。。と
素人目で感じた。

こういうことって
一夜漬けじゃあ
身につかないものね。

「楽しさ」と「頑張る」ことの
比率・・・

が大切なのかな。

これって
実際にはすごく難しいよねえ。
ひとりひとり違うものだから。


Sayoちゃんママのダンスの舞台も
人にモノを教える事について
いろいろ教えてくれた
ステキな舞台でした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Sayoちゃんママ。
もしもこれを読んでみえたら
勝手に書いて、
ゴメンナサイ。



2004・11・13 Kissとひざまくら



以前から書いていますが
私は
本当に
子どもにKissするのが好きで

さすがに
5年生の健太には
躊躇する・・・ってか

きっぱり
「やめて」と拒否されるので
めったにしないけど

その反動が
全部ひなのに。。。

ひなのは
自分からは
私を
味見しているのか?
思うくらいな
ディープキスをしてくるくせに

私が
「チュッ」とやると
あからさまに
「やめてえええ!きもちわるいから〜〜〜!」
なんて叫ぶ。

「きもちわるい」
とは何事だ???

そんなことで
ひるむ母ではないのよ。
(懲りない)

あと
凹んだ時は
ひなのにひざまくらしてもらう。

ひなのは
ギュッと両手で
私の頭を抱きしめてくれて
すごくあったかい。

真下から
ひなのの顔を見上げると
ひなのの顔面は
まっ平らで
凹凸がない。

それを見て
笑える。

・・・・で、なぜか元気になる。

私って
ヘンな母親(人)かな。



2004・11・12 ポッケのカサ



朝から雨が降っていた。

「あめ、ふってるねえ」
と窓の外を見ていたひなの。

登校するとき
カサを2本持って
玄関を出ようとしていた。

「なんで、2本も持っていくの?」

「あ・・・あめ、ふってるから!」
それはわかってるけど。

ひなのは自分に
コンビニの透明カサをさして
もう1本
アバレンジャーのカサを
広げた。

「ポッケに」

ひなのは、庭のポッケのお墓に
カサをさしに行ったのだった。

朝から
ほんわか
ココロがあたたかくなった。

ポッケもうれしそうだ。



2004・11・10 問題



ランドセルの中に
たくさんの色紙が入っていた。

色紙の裏に
書いてあったのは
かけ算の問題。

問題は
ひなのの字ではなかった。

答えは
たどたどしい
ひなのの字だった。

何枚かは
赤で○と
「おめでとう!80てん!」
などど書いてあった。

「これ、どうしたの?」
「Mちゃんが〜」「Kちゃんが〜」

お友だちが
問題を作ってくれたらしい。
それで
採点もしてくれたらしい。

「ひなちゃん、いっぱい勉強したのねえ」
「うん!そうだよ!」

2年生の大難関(?)
九九の暗唱は
ひなのだけでなく
子どもたちみんな
必死でがんばる項目。

その
みんなの「がんばっている」姿が
ひなのにも
良い刺激を与えているのが
わかる。

自分のことで精一杯・・・じゃなくて
ひなのにも
向けてくれる気持ちを
ひなのも
喜んでいるのだろう。

ゆっくりだけど
少しずつ。



2004・11・8 模様替え



週末
風邪ひいて、寝込んだ。

お父さんが洗濯。
健太が夕食作り(手作りギョウザ)
ひなのは掃除。

おかげで
月曜日からは
完全復活。

病気になって
寝ていると
部屋のあちこちが目に付いて
気になってくる。

なので
気分が少しでも良くなると
無性に
部屋を片付けたくなる。

私は部屋のレイアウトを変えるのが
大好き。

モノを捨てられない人なので
インテリア雑誌にあるような
スッキリ、洗練された・・・
というセンスはないのだけれど
「あれをこっちに」
「これをあっちに」
といろいろ考えるのは
楽しい。

小さめの家具なら
ひとりでズルズル動かすし
壁に釘を打ったり
板を貼り付けたり

ふすまが部屋の真ん中で
間仕切りになって
そびえ立っていたりするし
本来は縦に使う本棚が
横になってたりもする。

「普通はしない」
ようなことを
平気でやるのが
私流。

家族も
最初は「なんだ???」と
驚いたりもしたけど
最近は帰宅しても

「あ〜。あ〜。またやったの。
また、何がどこに入ってるのか
覚えなおさないといけないのか〜」
とぼやくのみ。

家本体は
やたらに変えるわけにはいかないんだから
家の中を
時々変えるのは
新しい家に
なったみたいで
ウレシイでしょ。

家具も
立派なデーーン!としたのは
好きじゃない。
高価なモノは
なかなかリフォームできないでしょ。

自分で並べ替えたり
切ったり、くっつけたり
色を変えたりできるものが好き。

和室の畳が
随分擦り切れてきたので
これをはがして
木材を敷き詰めようと
密かにたくらんでいる。

壁も塗りなおそうと
たくらんでいる。

玄関も。
庭も。
やりたいことがいっぱいある。

でも
予算もあることなので
なるべくお金を使わず
オリジナリティのある空間を。

満足しているのは
私だけなんだけどね。



2004・11・6 おおきいうま



しょうがいのある子の
遊びのサークルのみんなで
近くにある
愛知牧場へ行った。

まずは
牧場内ウォークラリー。

ひなの担当のボラさんが
「ひなちゃんが・・・馬のところで
馬に乗るって言って、動かないんです〜〜〜」

「あとで乗らせてあげるから」
と言い聞かせ、ウォークラリーを続行。

そしたら
ずーーーっと覚えていて
お昼のバーベキューの時も
「うまは?うまは?」
と聞いていた。

そんなに「うま」が好きだっけ?

午後。
念願叶って
馬に乗ることに。

「引き馬コーナー」には
小さいポニーちゃんと
大きいサラブレットちゃんと
2頭の馬がいた。

当然ポニーちゃんでしょう。と思ったら
「おおきい うま、のりたい」

えっ。。。

「大きい馬って・・・
コレよ」
近くに行って見せても
コレ、のる」

コレええええ〜〜〜???」
おとなでも
ちょっと見上げてしまう高さである。

「だいじょうぶですかあ〜〜〜?」
ボラさんたちも心配そう。

馬を引いてくれる
牧場のスタッフの人は
「5歳以上なら、いいですよ」
と、平気の表情。

そんなにおとなしい馬なのか?
馬に乗るのは
そんなに簡単なことなのか?
ズリッ
と、落っこちるってことはないのか?

しかもここって
馬に乗せるとき
ヘルメットもかぶらないのね。。。

「ホントに
大きいのに乗るの?」
「うん。
おおきいの

そこまで言うなら
決心は固いのだろう。。。

大きなサラブレットに
ひなのが乗ったら

サルが乗ってるみたいで。。。

しかも
白馬だし!!!(笑)

心配げなボラさんたちが
柵の外を
ゾロゾロついて歩いてくれて

ひなのは
ご機嫌。

「ひなちゃん。大きい、馬、乗れたねえ」
「うーん」

怖がりで慎重なひなのだけど
「馬」には
妙に自信ありげなのでした。




颯爽と(?)白馬にまたがる。。。



2004・11・4 あきらめない



「ひなちゃん、3の段、合格です」
と、先生が。

「うっそ〜〜〜!」

5の段・2の段・・・ときて
ちょっとオマケもあると思うけど
合格して

さすがに
その先は無理だよな〜
と、母は全く教えていなかった。

しかし

Kanaちゃんは
あいかわらず
手作り九九の表の3の段を作ってくれて
放課に教えてくれているらしい。

先生も
九九の表を手に
ひなのの九九の暗唱を聞いてくださっている。

ひなのは
まだかけ算の意味までの理解は
難しいようだけど
「九九」も歌の歌詞のように
音読の文章のように覚えていく。

さんいちがさん
さにがろく
さざんがく
さんしじゅうに・・・

私は
ひなのがやる前から
「どうせ・・・。まだ無理」
と、思ってしまうことがある。

でも
先生も、お友達も
ひなのも
決してあきらめない。

ひなちゃんが 5のだんやった すごいなあ
ひなのちゃん ゆっくり九九を やっている
(お友だちの川柳から)



2004・11・3 親友



「家がもっと近かったらね〜」

ひなのの大スキな
Kanaちゃんとうちは学区の中でも
離れた位置にあって

遊びに行っておいで〜
とは言えない距離。

お互い習い事などもあるので
なかなか遊ぶことができない。

今日は
久しぶりにKanaちゃんの家に。

前日から楽しみにしていて
ルンルンで出かけた。

「Kanaちゃ〜ん!」
「ひなちゃ〜ん!」

・・・って
さっきまで学校でも会ってたんでしょうに。。。(笑)

私もおよばれして
Kanaちゃんママとおしゃべり。
楽しいひととき。

楽しい時間は
あっという間に過ぎる。

もう暗くなっちゃったから帰るよ〜。
ちょっと名残惜しそうだけど
「またね。また、あそぼーね」
と、ひなの。

そういえば
初めてKanaちゃんちへ来た
幼稚園の頃
ひなのは「帰るよ」と言ったら
Kanaちゃんも
一緒に連れて帰る
主張してすごく
怒ったっけね〜。

「ひなちゃんも、成長したね〜」
と、Kanaちゃんママ。

車をとめてあるところまで
お見送りしてくれたKanaちゃんが
ひなのと手をつないで
「ひなちゃんとわたしは親友だもんね」

「親友」かあ。。。

私からは
なんだか言えなかった言葉。

「親友だよ」って
言ってもいいですか?