時事(ホームレス)

名古屋市のホームレス自立支援  2004/5/9

笹島寮と名城公園宿泊所が5月10日開所
 女性のホームレス増加に対応し初めて女性専用の部屋を設ける。 
新設所在
@笹島寮「更生施設」(中村区名駅南二)入所期間は最長6カ月
鉄筋4階建で疾病や障害で生活の援助が必要な人が入る更生施設(定員60人)と、就職の相談やあっせんをする自立支援施設(定員72人内女性12人)がある。3食付き。同量は以前は市の簡易宿泊施設だった。
A名城公園宿泊所 「緊急一時宿泊施設(シェルター)」(中区三の丸一)入所期間は最長6カ月
プレハブ平屋建てで夕食は提供されるが他は自炊。名城・久屋・若宮の各公園で生活するホームレスが対象で5年間設置。定員は200人で、就職に向けて生活リズムの回復などを目指す。女性5人と夫婦6組が入れる部屋を設けた。

  市のまとめによると、2002年10月に開設したシェルターの「白川公園前宿泊所」にはこれまでに延べ283人が入所し、野宿生活を離れた入所者は約78%に上った。同年11月に始まった「自立支援事業あつた」でも入所者は延べ303人で、約70%が野宿をやめたという。特に「あつた」の利用者は約半数が職を見つけており、4年前から自立支援事業を始めている東京、大阪並みの達成率とのことである。

  白川公園のシェルター開設により周辺のホームレスの数はピーク時の約470人から240人に減ったという。名城公園や久屋大通周辺には、市の推計でまだ500〜600人のホームレスが生活している。




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