009 細編みで丸く編む方法

いよいよあみぐるみによく使われている編み方を練習しましょう♪

小さな編み図を見ながら実際に編んでみてください。

 まずは編み図を解読しましょう♪


●編みものには必ず作り目というものがあります。
この編み図は真ん中に“わ”と書いてあるので、わの作り目をするということです。

1、2、3 の数字は1段目、2段目、3段目、ということで、
この編み図は3までなので、3段編むということになります。

作り目
わの作り目
を思い出して最初の目を作ってください

1段目

細編みを“わ”の中に6目編みます。
引抜いて、1段目が編めました。

2段目
細編み2目編み入れる、という記号です。
前段の目の1目の中に、2目づつ編みます。それを6回繰り返します。
引抜いて2段目が編めました。

3段目
1目おきに、記号がちがいますね。
細編みを編んだら、次は細編みを2目編み入れてください。それを6回繰り返します。
引抜いて、3段目が編み終わりました。

編み終わりは、糸始末できるくらいの糸を残して切っておいてください。

(注)糸始末の方法はここでは省略します。
段数 目数
18目(+6目)
12目(+6目)
6目
作り目…わの作り目
●編み図の他に、こういった段数と目数が書かれた表もあります。

段数ごとの目数が書いてあるので、これも覚えておいてください。
( )の中の数字は、前段からの増減の数を表しています。

この表は下から読んでいきます。
 編み方の図解
●1段目の立ち上がりを編みます。

かぎ針に糸をかけて引き出します。

細編みなので、立ち上がりは1目です。
鎖編みを1目編みます。

(注)針にかかっている目ではなく、その下の目が完成した編目となります。

赤く塗った目が立ち上がりの目です。
この目は1目と数えません。
●1段目の細編みを編みます。

同じようにかぎ針に糸をかけ、“わ”の中にかぎ針をいれて、
糸を引き出します。

(注)このとき、きちんと中心の穴に編み入れましょう。

針に2目かかりましたね。

続いて糸をかけ、この2目の中に糸を引き抜きます。
はい♪ 細編みが1目編めました(*⌒∇⌒*)

青く塗ってある目が1段目の最初の目(1)になります。

赤は立ち上がりの目ですよ〜。

編み図を参考に、細編みを6目編み入れてください。
6目編めたら、広がっている中心の“わ”を縮めましょう♪

まず、矢印の糸端をちょっとだけ引っ張ってみてください。

すると、“わ”になっている2本の糸のうち1本だけが動くはずです。
図では細い矢印で表してあります。

その動く方の糸だけを太い矢印の方向に引っ張ります。

すると、中心の穴が小さくなりましたね。
あ・・・もう1本の糸はまだゆるんだままですよ。

もし、ここでうまく縮まない場合は、“わ”の中に細編みを編み入れるときに、
糸を割って編んでしまっているかもしれません。
図では解りやすくするために、ゆるんで書いてありますが、
しっかりと、縮めてくださいね。

つぎに、今度は矢印の糸端のほうを引っ張ります。
すると、さっきまでゆるんでいたほうの糸が縮まるはずです。
さて・・・
中心の“わ”が縮まったら、1段目の編み終わりの目を編みましょう。

青で塗ってある目、すなわち細編みの1目めの“頭”に当たる部分にかぎ針を入れます。

鎖の形をした2本を拾ってくださいね。

あ・・・ここでなにげに使っている言葉を少し書いておきます。

編みあがった編み目でできた鎖の形をした部分を“頭”とよびます。
編み目の中や段に針を入れて編むことを、“目を拾う”と言います。
反対に、編まなければならない目を編まなかった場合を、“目を落とす”
あえて、今は編まない部分を“目を休ませる”とか、言います。

余談ですが、覚えておいて損はないですよぉ〜
説明に戻りますね〜♪

かぎ針に糸をかけたら、
このときついでに糸端も一緒に針にかけて編みくるんでしまいましょう。

そして、一気に矢印の方向に糸を引抜きます。

これが編み終わりの引き抜きあみになります。
編み図を確認してみてくださいね。
この目は、1目にかぞえませんので、注意してくださいね。

1段目が編めました♪
●2段目を編みましょう♪

まず、立ち上がりの鎖を1目編みます。

さっきの引き抜いた目は大きく黄色で塗ってありますが、
実際には、こんな大きな目にはしない方がいいです。
1目には数えない目なのでこの引き抜いた目は次の段では拾いません。
なので、この目がゆるんでいると、この部分に穴があいたようになります。
次に、前段で編んだ細編みの最初の目、すなわち水色で塗ってある部分
かぎ針を入れます。

お気づきの方もいらっしゃると思いますが、
そうです!
この目は、さっき1段目の編み終わりに引抜きをするために針を入れた場所と同じですね。

細編みの立ち上がりは1目に数えません。
なので、2段目の最初の目は、前段の細編みの1目めに入れるのです。

ああ・・・なんだか。文章で書くとややこしいですね><
わたしも、自分で書いていてなにがなにやら、ややこしくなってきました( ┰_┰)

話に戻ります・・・
で、針に糸をかけて細編みを編みます。
ここでも、糸端は一緒に編みくるみましょう。
だいたい、3〜5目ほど編みくるめば大丈夫です。

編み図を確認してください。2段目は1目の中に、2目編み入れなければなりません。
なので、もういちど今と同じ目の中に細編みを編みます。
前段の細編み6目の中に、2目づつ編んでいきます。

そうすると・・・

6×2=12  となりますね。

これで、2段目は12目編むことになります。

12目編むと、数字の“6”まで編み終わっているはずです。

引き抜いた目、立ち上がりの目をとばして、2段目の最初の目(青で塗ってある部分)
に針を入れて、引き抜いてください。

これで、2段目が編めました♪
●3段目を編みましょう♪

編み図をみてください。
1目おきに細編み1目と、2目編み入れるという記号になっていますね。

忘れないように、立ち上がりを編んだら、編み図を見ながら編んでみてください。

18目編みあがっていますか?
編目を数えてみましょう。

18目編めていたら、
編み終わりの引き抜き編みをして、糸始末ができるくらいの糸を残して糸を切ります。
今回は10pほど残せば大丈夫です。

(注)作品によっては編み終わりの糸でとじたり、縫い付けに使ったりします。
その場合は必要な長さを残して糸を切ります。



さあ、わ編みができるようになりましたね♪

これであみぐるみは、編めます(*⌒∇⌒*)

もちろん、編み目の数や、段数はもっと多かったりしますが、基本は同じです。

立ち上がりを忘れないこと!
細編みの場合は立ち上がりは編目にかぞえないので、
前段で引き抜いた同じ目に次の段の最初の細編みを編むこと!

ここを注意すれば大丈夫です♪

(注)立ち上がりをつけずにぐるぐると編んでいく方法もありますが、ここでは省略します。
慣れたら、この編み方にも挑戦してみてください。

減目の方法や、細かい編み方、糸始末の仕方などは、あみぐるみを実際に編みながら説明したいと思います。
それでは、あみぐるみ作りにGO〜〜GO〜〜(*⌒∇⌒*)




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