カモメの聞きかじり園芸雑学メモ

10.冬期に花木の病害虫を防ぐ対策

  冬の間は、病原菌も害虫も休眠しており、これらによる被害
はあまりありませんが、春以降の大発生による病害虫被害を
少なく抑えるためには、この時期の対策が大切です。
  落葉樹は葉を落とし、休眠状態にあり、常緑樹は生長を止
め、葉の蒸散作用や呼吸も低下しているこの時期は、春から
秋の生育期には使えないような濃い農薬を使用しても、薬害
の心配が少ないのです。
  病原菌や害虫は、落ち葉の裏や樹皮のくぼみに、あるいは
地中などで、春以降の繁栄を迎えるために冬期の悪環境に
耐えています。このような時に、その元を叩いておくことが効
果的なのです。冬期に高濃度で使用できる石灰硫黄合剤や
マシン油乳剤がまさに主役をつとめるわけです。
  この2剤とも、散布の際はしたたり落ちるほどタップリかける
ことが大切です。このしたたり落ちた薬液が、地上の落ち葉の
病原菌に作用するからです。そして両剤とも耐性菌ができにく
い点が大きな特徴です。
                         (この項終わり)