カモメの聞きかじり園芸雑学メモ

12.挿し木の適期とコツについて

  花木や庭木を挿し木で増やしたりするのも園芸の楽しみの
一つです。発根に成功したものを園芸仲間に差し上げると、
とても喜ばれます。
 ほとんどの花木や庭木は、春、梅雨期、秋の3回も挿し木の
チャンスがありますが、中には特殊なものもありますので注意
が必要です。
 まず、コニファ−類とボケは、この梅雨期に挿し木しても成功
し難いと言われています。これらは秋が一番の適期です。
 その他の花木や庭木については、この梅雨期に挿し木を試
みてみましょう(アジサイやムクゲは易しい挿し木対象です)。
1.挿し穂は、南東方向に伸びた充実した枝を選びましょう。
2.挿し穂(約13cm前後)の下半分の葉を取り、上部に3〜4
  枚の葉を残します(葉が大きい時は、葉を半分にカット)。
3.挿し穂の最下部は、鋭利なナイフで節の直下を斜めに切り、
  切り口を3〜5時間、清水に浸します。
4.十分に水揚げした挿し穂を、鹿沼土か赤玉土、川砂等使い
   慣れた土の単用または混合土として使いましょう。
5.十分発根して新芽が育ってくるまで、挿し木床を乾燥させな
  いように水遣りを怠ってはいけません。
6.直射日光や西日があたる所では、寒冷紗等で遮光します。
7.新芽が生き生きと成長を始めても、「根が出たかどうか?」と
  絶対に引き抜いて確認してはいけません。
  挿し穂にもよりますが、安全なのは翌春の移植が適期。
8.発根した苗木を移植する際は、移植先の土の中に、挿し木
  床に使用した土を半分混合することが、その後の成長に大
  きく作用します。発根した根と新しい根が、新たな土に馴染
  み易いのです。
                         (この項終わり)